悪代官・・・
領民を圧制で苦しめたり、不正を働いたりする代官。
江戸時代の幕府の代官は勘定奉行の支配下におかれ、旗本の知行地や天領を治めていた。
代官の仕事は非常に多忙で、ほとんどの代官は悪事を企んでいる暇さえもなかったのが実情らしい。
俳優の川合伸旺さんは『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』等での悪代官役に定評があり、「ミスター・悪代官」と呼ばれた。
最近、こんな日本酒を飲みました。
悪代官(あくだいかん)ならぬ、『ワル乃代官』です。
ラベル中に「越後や」との文字も見えます・・・
お主もワルよのう・・・と言いたくなってしまいますね。
石見のお酒のようです。
石見銀山は世界トップクラスの銀の産出量を誇ったところなので、天領(幕府の直轄地)だったわけで・・・
お殿様がいなかったので、お代官様が治めてたわけですよね・・・
このネーミングセンスは抜群です。
ちなみに、ラベルの「天保の改革」は何と関係あるのかな・・・と思って調べてみますと・・・
天保の改革の前は、元第11代将軍・徳川家斉が大御所として政治実権を握っていた時代であり、賄賂の横行、幕政の腐敗、綱紀の乱れがあった時代で・・・
天保の改革で、家斉系の幕閣たちが処分されたそうです。
おそらく、そういった悪い幕閣たちの下に悪代官がいたのではないか?ってことなんでしょうね・・・。