【た】鯛釣(たいつり) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

鯛釣・・・

鯛を釣ること、鯛を釣ろうとすること。

 

こんな感じでしょうか・・・。

 

ちなみに、鯛釣扇というマメ科の植物があるそうですし・・・

鯛釣星は蠍座の和名らしいです。

 

鯛と言えば、日本人は鯛が好きですよね。

特に西日本では、お寿司の代名詞は鮪より鯛だったりするそうです。

ちなみに、鯛は今当りが時期らしいです。

 

 

そうそう、今回は鯛釣の話ですが・・・

実は fishing の話ではなく・・・人名です。

 

またまた「日本後紀」(日本の歴史書)の現代語訳版を読んでいたところ、鯛釣って名前の人がいました。

 

 

日本後紀 巻第二十二

弘仁二年春正月 戊申 河内国人従八位上玉作鯛釣賜姓高道連

(弘仁二年春正月 十三日 河内国の人、従八位上 玉作鯛釣高道連を賜姓した)

 

日本後紀 巻第二十七

弘仁十年春正月 丙戌 御豊楽殿宴五位已上、賜禄有差、・・・外従五位下・・・高道連鯛釣・・・従五位下・・・

(弘仁十年春正月 七日 天皇が豊楽殿に出御して五位以上の者と宴を催した・・・外従五位下高道連鯛釣に従五位下を授けた)

 

ひょっとしたら、日本後紀の他の部分にも掲載されてるかもしれないですが・・・自分が確認した範囲では・・・

河内国の人で弘仁2年に従八位上だった玉作鯛釣は高道連という姓を天皇からもらい、高道鯛釣と名乗るようになりました。

さらに弘仁10年時点で外従五位下だったらしく、さらに従五位下にんったようです。

 

この玉作鯛釣もしくは高道鯛釣に ちょっと興味を持ってしまい、「玉作鯛釣」や「高道鯛釣」、「高道連鯛釣」をネット検索をしてみたんですが・・・

鯛を釣ってる人のブログや動画ばっかりがヒットします。

 

古代人の名前って、面白いのが多いのですが・・・

何でこんな名前を付けたのでしょうか。