ゴールデンウィークは旅行の手配がつかず、埼玉県にある実家を根城に、埼玉のあちこちをチョコチョコと・・・
埼玉の黄金週間(ゴールデンウィーク)・・・略してタマ〇ンウィークです。
5月3日(祝・金)は行田市に行ってきまして・・・
忍城跡、埼玉古墳群と回った後、まだ少々時間がありましたので、行田市にある古墳を2つ巡ってみることにしました。
実は、行田市には埼玉古墳群をはじめ10の古墳群があり、150基以上の古墳が確認されているそうです。
行った2つの古墳は、埼玉古墳群から北方へ3㎞程度行ったところにある地蔵塚古墳と八幡山古墳です。
まず地蔵塚古墳です。
地蔵塚公園という公園にあり、墳頂に地蔵堂があり、これが古墳名の由来になってるようです。
一辺28m、高さ4.5mの方墳で、7世紀後半の築造と推定されてます。
埋葬施設は切石積み横穴式石室で、側壁に県内唯一の線刻壁画があるそうです。
保護のために施錠されてますが、壁画には烏帽子を被った人物・弓を引く人物・馬・水鳥・家とみられるものが描かれてるそうです。
次に八幡山古墳へ。
工場や住宅地の中に、大きな生垣に囲まれたエリアがあり、生垣の上に石の小山のような見えます。
近づいてみますと、露出した横穴式石室が!
こちらが八幡山古墳です。
墳丘は削平されてしまい、このような状態になっているため、「埼玉の石舞台」との異名も持つそうです。
飛鳥の石舞台は方墳ですが、こちらの八幡山古墳は直径74mの円墳と推定されてるようです。
残念ながら時間外で施錠されてましたが、土日は公開されてるそうです。
と言っても、カメラがあれば、中身は撮れますので・・・。
三室構造という類例の少ない形態です。
ここから出土した麻布や漆を何層も重ねた夾苧棺は、近畿の皇族層を埋葬した際に見られるようなものらしく、宮廷と親密な関わりを持つ人物が被葬者として考えられてるそうです。
ちなみに、この2つの古墳の周辺には、かつていくつかの古墳があり、古墳群を構成してたそうです。
若小玉古墳群・・・
行田市にある古墳群。
地蔵塚古墳、八幡山古墳ほか、現在は消滅した古墳で構成。
昭和初期には前方後円墳3基、円墳・方墳8基が存在。