【き】キリシタン(きりしたん) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

キリシタン・・・

天文年間にわが国に伝わったカトリック教。

その信徒。

また、その宣教師が布教の手段に使った、理化学的な技術(当時の日本人には魔法と思われた)。

 

ポルトガル語の Christão の発音がそのまま日本語になった。

初め「幾利紫旦」「貴理師端」、のちに「吉利支丹」「切支丹」「鬼理至端」の文字があてられた。

 

 

 

 

 

久々に、國學院大學博物館に行ってきました。

ここは常設展示として、考古学的なものと神道と本大学関係の展示がなされてますが・・・

その他に、気になるような特別展をちょこちょことやってるので、ちょこちょこと行ってます。

特別展の展示スペースは広くはないのですが、無料で入れるので、イイですよ。

10月28日まで、日本のキリスト教史に関する特別展があったので、それを見に行きました。

 

キリシタン - 日本とキリスト教の469年 -

http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2018_kirishitan.html

 

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連連遺産が世界文化遺産に登録された記念に開催されたようです。

 

キリスト教史的な展示ですが・・・

一番のメインは、禁教および隠れキリシタンあたりの内容が中心となっていたと思います。

 

ちょっと面白いと思ったのが・・・

明治になって信教の自由が認められた時に、隠れキリシタンだった人々の一部が隠れキリシタンの時の流儀を大切にし、本来のカトリックに戻らなかったという事実です。

隠れキリシタンの流儀というのは、本来のキリスト教徒比べて異なることもあり、一部 神道の流儀を取り入れてるようなところもあるようです。

 

日本の神道と言いますか・・・日本教とも呼んでいいかと思う日本独特の宗教観・・・

ある意味、キリスト教も飲み込んで、独自に消化してしまってるんですね。

日本人の宗教観の強さを垣間見た気がします。