<覇道の男>国分寺/国分尼寺 編(12);陸奥国分寺  /「冬のごほうび」な旅~仙台周辺編③ | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

儒教では、武力による治世を「覇道」と呼びますが、ここは「制覇の道」という勝手な意味で使ってます。
そんな「制覇の道」・・・国分寺や国分尼寺を回ってみる
国分寺/国分尼寺編も実施中です!

(国分寺/国分尼寺・・・741年に聖武天皇が国家鎮護のために日本各国に建立を命じたお寺です)

 

 

今年一発目の旅として、1月6日~8日の三連休に仙台およびその周辺を旅してきました。

 

かつて、旅や仕事のため仙台には何回も来てますが・・・

今まで未訪問だった陸奥国分尼寺と古代の国分尼寺跡を、今回の旅の初日に回りまして・・・

そうしたら、やっぱり近くにある国分寺も回っておきましょう!ということで、陸奥国分寺にも行ってまいりました。

ちなみに、以前の旅で訪問済みでして、今回で2回目の訪問です。

 

 

現在の陸奥国分寺は真言宗のお寺となっています。

仙台の地下鉄東西線の薬師堂駅より西へ5分程度歩いた交差点から現在の国分寺の仁王門が見えます。

もともとの国分寺の草創期には金堂・講堂・七重塔等を具え、最盛期には300坊が軒を連ねる一大伽藍を誇っていたそうです。

ただ、室町期に衰微し、草堂一宇という状態だったそうです。

薬師堂を中心とする現在の伽藍は、400年前の江戸時代初頭、伊達政宗によって再建されたものとのことです。

上の画像で奥にみえるのが薬師堂です。

地下鉄駅の名前もこれから取ったもののようです。

古代の国分寺の講堂跡に位置するようです。

 

境内のところどころに、古代の国分寺の形跡が見られます。

まぁ、礎石跡ばかりですけど・・・

昔の建物、そしてその配置がどのようであったかを想像するのは楽しいですね。

見当違いな想像かもしれませんが・・・。

 

古代国分寺の寺域は、現在の境内より大きく、一部が公園として整備されてます。

本当に、どこの国の国分寺(古代)も大きいですね・・・

古代国家権力の大きさを思い知らされます。

 

公園近くにはこんなものもありました。

古代寺院の回廊を再現したものです。

実際に、この場所にあったものではないようです。

 

 

実は、以前に来た時には公園や回廊のレプリカなかったんですよね・・・

仙台地下鉄東西線も開通していなく、そのためバスを利用して、陸奥国分寺まで来た覚えがあります。

東西線の開通に合わせ、この辺も整備したんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

今まで訪問した国分寺跡/国分尼寺跡

 

<国分寺>
畿内:大和、摂津?
東海道:三河、伊豆、相模、武蔵、下総、常陸
東山道:信濃、下野、陸奥
山陰道:出雲
山陽道:播磨、安芸
西海道:筑前

<国分尼寺>
東海道:三河、伊豆?、相模、武蔵、下総、常陸
東山道:信濃、下野、陸奥
山陰道:出雲
西海道:筑前