横山大観(1868~1958)・・・
近代日本画壇の巨匠であり、朦朧体という線描法を確立。
常陸国水戸藩士の酒井捨彦の長男として生まれてます。
1889年、東京美術学校に第1期生として入学し、下村観山、西郷孤月、菱田春草とともに、岡倉天心の薫陶のもと、橋本雅邦らの指導を受けました。
1898年に、校長を辞した天心に従って東京美術学校を離れ、日本美術院の創設に参加。
1906年、茨城県五浦に移住し、観山、春草らと研鑽をつみ、天心没後の1914年には日本美術院を再興。
天心の遺志をついで、生涯にわたり新たな日本画の創造につとめました。
今年は、横山大観の生誕150年、そして没後60年です。
そういった意味では、今年はいろいろな美術館で、横山大観の企画展をやるんでしょうね・・・。
ちょうど山種美術館で、横山大観の企画展をやっていたので、行って参りました。
生誕150年記念 横山大観 -東京の画壇-
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2018/taikan.html
山種美術館には、横山大観の作品が41点あるそうです。
それが一挙に公開されてるのが、今回の目玉です。
ここの美術館で何度か見たことのある作品も多かったですが・・・
一挙公開とのことで、初めて見る作品もありました。
今回の撮影OKな作品の目玉はコチラ・・・

(横山大観「作右衛門の家」山種美術館蔵)
こちらの美術館は、バカみたいな撮影魔もいなく、常識的な範囲で撮影してる人ばかりでした。
メジャーな美術館・博物館と違って、大人の来る美術館なのかもしれません。
変に撮影音を気にせずに、作品を楽しめました。
大観の他に、大観の周りの画家の作品もあり、なかなか良かったです。
さて・・・
ここの美術館のカフェでは、作品にちなんだ和菓子がメニューとして出されます。
実は、ここの美術館に来る喜びが、カフェの和菓子だったりします。

今回は、富士山と雲海をモチーフにした和菓子。
横山大観は富士山を描いた作品が多く・・・
そのうちの一つの作品をモチーフにした和菓子です。
見て良し、食べて良しの和菓子も、一つの芸術作品ですね。