静嘉堂(セイカドウ)文庫美術館「眼福(ガンプク)」 | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

続いて見学したのは丸の内の明治生命館1Fに入る静嘉堂文庫美術館_。
ここは世田谷区の静嘉堂文庫が所蔵する(三菱創業家の)岩﨑彌之助(ヤノスケ)・小彌太(コヤタ)父子が蒐集した古美術を展示する場所で、今『眼福 ―  大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋』というタイトルの特別展_2024/9/10(火) 〜 11/4(月・祝)_ が開かれているんですね。


さして遠くないので 徒歩で向かいます。

(↑三菱商事本社の入る丸の内パークビルディング)

その先に三菱一号館美術館がありますが 今はメンテのため休館中ー。



(↑クーリングミストの噴霧器。近づくと すずしいー)



その隣には_

ジョエル・ロブションのブティクなどが入るブリックスクエア。


(↑入ってみたいんだけどー 気おくれするー)
隣のブロック(皇居側)へ。


ここが明治生命館。


(↑壁に「重要文化財」と記されたプレート。)

↑ここから美術館に入れるのでしょうか?
↓違ったー。守衛さんに「美術館へは 手前の外壁の間を奥へ進んで下さい」と言われ 引き返します_。


えー? ビルとビルの間を進む、のー?

こ こー?

↓明治生命館の外壁を見上げています。


(↑連続するギリシャ卍(ガンマディオン))
(↓こっちにはギリシャ雷紋(メアンドロス))

異国的な空間です。


通り抜けた先~

左手(皇居側)に 入口が現れました。(守衛さんのいた南の入口から見ると ここは真裏の北面、になります。)


↓階段手前に美術館の案内ボード。

↑「国宝 曜変天目」。これを見に来ました。

入館します。




意外にも!ギャラリー4の国宝「曜変天目」以外は撮影OKでした。(携帯でノーフラッシュ 静止画、なら)

では お言葉に甘えてー。(という訳で これより下 携帯での絵になります。サイズ変更のため画質落ちます。)

↑事業家としてだけでなく 美術品蒐集家でもあった 三菱創業家の二代目と四代目社長の「親子」の銅像。(右が父-岩崎彌之助、左が息子-小彌太。) ここに並ぶ品々が 岩崎家の財力で海外への流出や散逸を防がれた宝だと思うと 見る前から 胸あつ、です。
↓ホワイエ。


お茶碗から拝見して参ります。


↑屈輪(グリ)の天目台に乗る「灰被(ハイカツギ)天目(元~明時代)」

↓黒織部『うたたね』(江戸時代)

↓「玉子手茶碗 銘『小倉山』(朝鮮時代)」

↓重要美術品「井戸茶碗 金地院(コンチイン)(朝鮮時代)」



居並ぶ「大名物(オオメイブツ)」



↓家康が持っていた道具達。


↓「仁清(ニンセイ)数茶入 十八口揃(ジュウハチクチソロイ)。(江戸時代)

↑色々な形の茶入れ、右から_手瓶、常陸帯、瓢箪、驢蹄口、橘、肩衝~・・・。試験に出そうな感じ?

↓伊達家_ 上/重文- 墨蹟-景酉(ケイユウ)至節偈(シセツノゲ)

↑下/青磁-鯱耳(シャチミミ)花入(ハナイレ)

↓前田家_上/重文- 墨蹟 就明書懐偈(カイノゲ)

↑左/重文- 白磁蓮花紋(レンカモン)輪花(リンカ)水指 / ↑右/三島俵形(タワラガタ)花入


↓浅田家が持っていた釜と土風炉。「肩衝(カタツキ)雲龍釜」/ 面取土風炉(メントリドブロ)『天下一宗四郎』

↓「住吉釜(筑前芦屋 室町時代)」

(↑表面に住吉の太鼓橋が描かれているのですが 画質を落とした物を貼っているので よく見えませんねー 残念っ)

↓利休の茶杓。

↓重文- 京極家の上屋敷に飾られていた「色絵吉野山図茶壺」。


片輪車(カタワグルマ)螺鈿蒔絵大棗(江戸末期)

(↑不昧公(フマイコウ)正室のお持物だったとか)

竹の水指(昭和)

(↑個人的には これが「とても素敵!」でした。ナチュラルで素朴で 尚且つ洗練されていますよね~)

↓幾つもの「写し(コピー)」が作られた 猿曳棚(サルビキダナ)。

↓本歌(ホンカ/オリジナル)(室町時代)。

連歌師-武野紹鴎から古田織部へ 更に彼の高弟-清水道閑に渡った本歌の地袋には 狩野元信の筆になるという猿曳き(猿回し)の絵が描かれています。
↓本歌ではもう 絵柄がくすみ かすれてよくわかりませんが 明治時代に作られた写しを見るに オリジナルのほうにも元はこんな滑稽味のある絵が鮮やかに描かれていたのでしょう。(少し異なっているのは 手作り手描きでコピーのコピーが作られていく過程で計り間違い写し間違いが起こったから?)

尚、本歌の初代の持ち主-紹鴎の句に「わが名をば 大黒菴というなれば 袋棚にぞ秘事はこめける」という句があるそうです。/ そうと聞くとなんだか この小さな(可愛い絵の)地袋にその「秘事」とやらが隠されているようで 面白いですね^^)


最後に ギャラリー4で
国宝-曜変天目を鑑賞。

↓パンフの絵。

↑これは 掌サイズの「宇宙」。/ 溜息・・・


ショップに、曜変天目の 再現品 が売られていました。(瀬戸毅己-作)

値段見てびっくり ¥198000(税込) ですって!

もちろんそんな物は買えませんが、せめて、と図録を購入しました。


_と もうイッチョ、

蓋に曜変天目が描かれた 缶入りの飴 も。

(↑ん~ 飴はできたらブルー系が良かったなあー)
_ともあれ こんなのが 私達がこの日体験した 「眼福」 だったので ございました。/ おしまい。


<おまけ>
明治生命ビル自体もレトロで「いいね」でした。








(↑これは今の社名ですね?近年になって手を入れたのでしょう。)
(↓元のは文字が右から並んでいます。)

この風情 長く残してもらいたいものですね。


この後は 東京駅に戻り、ステーションギャラリーで現代アートを鑑賞しました。/ つづく