「国宝」赤坂離宮-見学 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

「国宝」赤坂離宮の見学に行くところでございます。
(↓MAP左上の須賀神社から)


↑現在は迎賓館として使われていますが、元々は大正天皇が皇太子だった明治42年(1909)に「東宮御所」として建てられた建築物だそうです。(担当した建築家はジョサイア・コンドルの弟子-片山東熊(トウクマ)。)/ 東宮が大正天皇として即位して後は 離宮 とされますが 裕仁殿下と良子様のご成婚から暫くは 再び東宮御所になっていたと言います。 尚 国賓の宿舎となる事もあったといいますから 戦前から実質的には迎賓館としても使われていたようです。/ 戦後は国が管理する事になり 図書館が入ったり オリンピック委員会が利用したり していたようですが 1974年に迎賓館として生まれ変わりー 2009年に国宝に指定されー 2016年よりは通年で一般公開が始まってー 今日に至っています。 尚この敷地 (赤坂離宮・迎賓館)が建つ場所に_ 江戸時代は紀伊徳川家の中屋敷「赤坂御殿」(←日光の田茂沢御用邸に移築されている「花御殿」はその一部) が建っていた場所ですって。↓
https://adeac.jp/minato-city/viewer/zu001040-110021/zu001040-110021/
(↑港区のHPより)


さて、見学者入口は 西門 との事ですがー


敷地が広くて なかなかたどり着けません。

あ、ここが西門のよう。

門を潜っても 見学者受付は まだ先ー。



(↑因みに 只今歩いておりますのは 首都高の上。)

では参りましょう。

ここが館内への入口。



しかし 館内は撮影不可。

(↑もらったパンフレットと 売店で買った写真集。)
「すばらしい」の一言。
↓公式HP。
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/
(尚 館内もグーグルの「ストリートビュー」で 幾部屋かは見学できますー↓)


外観は撮影OKなので 見学後 ぱちぱち。

ルーブル宮殿(現・美術館)東ファサードに似ると言われる 南ファサード。

メインガーデンには西洋式の噴水。






だんだん キングギドラVSガメラ な感じに見えてきます...。
↓あ、右はスワンではなく グリフィンの持つ「ライオンの尻尾」です。念のため。







そうそう、屋根に開く「穴」は 通気口。


明治42年に東宮御所として建てられた当初からセントラルヒーティングの設備が整えられていた、そうな。

ヨーロッパのお城を模して「ネオ・バロック様式」で建てられた~ そうですが このガラスのキャノピーなどはベルエポック期のアールヌーボー調ですね?



(↑御洒落で不思議にマッチしてるようにも思いますが、ヨーロッパの人の目にはどう映るだろう? 大胆な事しますね かしら?)
建築デザインの用語が出て来たところで ちょっとおさらいしましょうか。
↓両側が羊の角のように くるる と巻いているのは「イオニア式の柱頭飾」。

↓窓の上には「花綱」。その上の葉っぱは「アカンサス」かな?



表へ回ります。



↑均整のとれた かちり とした御殿。

ここが 正面玄関。

↓細かい部分まで素敵です。




↑屋根の上には「面頬つき鎧兜」。
↓こっちでは星の浮かぶ天球儀を四羽の霊鳥が守っています。


楕円のメダイヨンには五七の桐。

(↑パンフに「霊鳥」って載ってるんですがーコックさんの帽子をかぶった鷲に見えるのは私だけ?)


それにしても 昔の宮殿のように造られながら ガス灯もあれば セントラルヒーティングもあり、更に地震でも壊れなかった耐震設計。あれも これも すごい!



さてこの前庭には フードトラックが入っていてー お茶やお菓子を頂く事ができます。



それじゃ 私達もちょっとここらで「ティータイム」をとらせてもらいましょう~。 / つづく