松岡美術館へ行ってみます。
場所は食事をしたラ・ボエムの ほぼハス向かい。
キャロウェイジャパンって会社が入るMG白金台ビル。(カッコイイ)
目指す美術館は その隣。
今かかっているのは「日本の山海」という企画展。
入館します。
↓チケットと 帰りにショップで購入した絵葉書。
リーフレット。
↑このディエゴ・ジャコメッティの「猫の給仕頭」は館内では「撮影禁止」でした。 こちら 古い美術品は「撮影OK」でしたから...多分著作権の関係でしょうね? / が 入口すぐのところに飾られているし 美術館のリーフレットにも印刷されているし_ きっと松岡さんもお気に入りの猫ちゃんだったのでしょう。
1Fの常設展から拝見しましょう。
(↑尚、左の柱前のケースの中にいるのが「猫~」ちゃんです。)
まずエジプト美術の部屋へ。
彩色木棺も展示されています。
エジプト美術って「不思議系」の魅力がありますよねー。
続いて古い仏像を拝見。
↓素敵ー。6世紀の中国 南北朝時代の物だそうですが、ぐる~っと回ってモダンで「現代の作家さんの作品?」のように見えます。
面白い!「様式」になる以前はあれもこれも「写実」だったんだー。(西洋美術でもそうですが)
↓例えばこの仏陀(釈迦如来)像。日本の仏像だと頭の上の盛り上がりは「肉髻(ニッケイ)」と言い「知恵が詰まっている」事になっていますが ガンダーラ期のものは 「明らかにヘアスタイル」です。
↓唐代(7c~10c)のもの。西域の雰囲気を濃くまとってますね。でもまだ肉髻ではなく「ヘアスタイル」。
↓東インドのパーラ朝(8c~12c後半)になると そろそろ様式美 な感じ。
これもおもしろかった。ガンダーラ期の「花綱と童子」。
古代ギリシャ・ローマの建築物等で「よく見る図 」が そのまんま 使われています。(西洋のものは大抵花綱とエンジェルですけど)/ 思ったより 西と東 って近かったんですね?
(↑鳥が描かれているせいか 花綱というより バチカンのピーニャ(松ぼっくり) あるいはオンパロスのようにも見えますね?)
ヒンズーの男神女神像群 みっしり系~。
ダンザブル!
二階へ。
陶芸のお部屋。
ここも ほとんどの展示品が撮影OKでした。
(焼き物も又 美しいものがコピーされ 国境を越えて技術と一緒に広がっていったんですね。)
一方で日本の焼き物の独特な事。/日本では美に 技術だけでなく「偶然」という 運 が求められてきた?
(↑釉薬に ふつ ふつ っと小さな穴ができるのが特徴の志野焼)
企画展『日本の山海』_。
(ここには 撮影不可 の作品もいくつかありました。)
私が特に「素敵」だと感じた絵も 撮影不可 だったので タイトルだけ覚えに~。
大河内正夫さんの「御岳山」そして
加藤勝重さんの「瀑」。
佐藤隆良さんの「凪の日」もノスタルジックかつユーモラスで ず~ っと見ていたい絵 でした。
そろそろおいとまいたしましょう。
最後に_ お庭。
↑んー奥の銅像が美術館の創設者 蒐集家の松岡清次郎さん、でしょうか?
松岡さん、素晴らしい美術館を作って下さってありがとうございます。
この後は東京都庭園美術館へ向かいました。
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横道にそれますが 美術館入口脇に石の羊が二匹いました。
以前 小田原は下曽我の「大雄山荘」(←2009年に焼失)にあった羊とよく似ていたので 「あら」と思いました。⇒*
(このスタイルの石の羊 あちこちにあるもの なのでしょうか?)