男鹿半島の「なまはげ館」 | (又)おだわらぐらし はじめました

(又)おだわらぐらし はじめました

 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

能代を訪ねた後は 男鹿半島へ~。


<いきなりちょっとオマケ>
↓これは羽田から青森へ向かう途中 飛行機の窓から撮った男鹿半島。

上空から見ると一目で「砂嘴で本州とつながった島」だとわかりますね。/ 男鹿半島には 独自の文化が残っていますが それはやはり「かつて(本州から)切り離された場所だった」事が大きい に違いない~

(もっとも、何千年もさかのぼると 氷河期の名残的に 男鹿半島はやっぱり陸続きの半島だった、そうです。)))

 - - - - -

男鹿半島では まず「なまはげ館」へ向かいました。
目的地 ちょっと手前に_
真山(シンザン)神社の一の鳥居。


なまはげ伝承と深く結びついている真山神社へも後でお参りいたします。

↓着いたー。ここが「なまはげ館」。


が館内でチケットを買ってたらー


職員さんが「間もなく となりの伝承館でなまはげ 始まります。先にそちらをご覧になっては?」と教えてくれました。
次の回までは待ち時間があるそうなので 「そういう事なら!」と伝承館へ急ぎました。



ここが伝承館。


↑男鹿の伝統的な建屋のようです。
↓館内。(静止画は撮影OKでしたが 動画は禁止、でした)



やがて「晦日の日の なまはげ迎え入れ」の再現劇(?)が始まりました。

(↑左がこの家の主。右は この家にもうすぐなまはげさんがが来ますよ、と知らせる係の「先立(サキダチ)さん」。)

主が、 なまはげを迎え入れ もてなす用意ができている事を先立さんに伝えると~
鬼のうなり声 そして 荒々しく戸を叩く音がして~
なまはげ 登場!そして家にはいるなり しこをふみます。(とりびあー♪ 真山地区のなまはげには角がありません。又 包丁や桶といった「持ち物」もない、との事でした。なまはげも地区によって色々、なんですね?)

↑いやもう 迫力満点。(子供が泣くレベル)
↓でも主さんは落ち着いて なまはげと世間話をし なまはげに静かにお膳の前に座ってもらいます。

(子供が見てたら「わー うちのお父さん すごいなー」って思いそう。)

最後になまはげは 見学者の間を 「良い子になれ」とか「親大切にしろ」とか「風邪ひくな」とか言いながら どしどし歩いて 嵐のように去っていったのですがー



帰った後、畳の上には あちこち ばらばら 藁の落とし物、が。
で 晦日の日の 本物の鬼の落とし物には「無病息災のご利益」があるとされ、拾って大切にとっておかれる、のだそうです。
で (ご利益の方は期待できないものの)私達も お土産に拾って参りましたよ^^)


なまはげ「体験」(?)の後は 本館の方に戻り、

改めてなまはげ という伝統文化を「学習」~。





↑一見すると恐ろしい「鬼」のようななまはげですが(で 実際恐ろしいのですが) 彼らは神様(真山神社・赤神神社)のお使い。村人のなまけ心を諫める仕事をしているんですって。(尚 角のある赤神神社の使いのなまはげが持っている出刃包丁は なまけて囲炉裏の火に当たってばかりいる人の手に出来るという ナモミ(斑点) を剥ぐ道具だそうなー。で 「なもみ をはぐ」「なもみはぎ」が なまはげの語源 との事。へー?)
きっと厳しい自然の中で命を繋いでいくためには よく働き かつておこった事象をよく覚えている年長者を大切にする必要があったのでしょうねー? 

(↑そうそう、赤神神社のなまはげが左手に持っている桶は 「怠け者から剥いだ”なもみ”の入れ物」だそうなー。きゃー)

こちらのコーナーには 各地区のなまはげ達が 勢ぞろいしてました!








(↑わーっ 駅前にも出るんだねーっ)


最後にショップで「あられんこ」というお菓子を購入しました。


味は、「しょっつる」「えび」「いか」と三種類あったのだけど

中でも しょっつる味のあられが すごくおいしかった! もっと沢山買えばよかったー!
_のでした。/ おしまい。