真福寺 早川観音 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

(つづき)

では真福寺へ伺うところから_。




↑門前の寺号標に「真言宗/東寺派/ 眞福寺」の文字。
↓門の扁額には山号「瑠璃山」が記されています。

LocalWikiによると 創建は万寿元年(1024)、更に「江戸時代には国府津・宝金剛寺の末寺だった。」そう。(「」内の情報は 普段なら詳し過ぎて読み飛ばしそう~ ですが、次に訪ねる東善院と「同じ」ですので ちょっと覚えておいて下さいませ。)

境内に入ると まず右手の大きな枝垂れ桜に目がいきました。


花季はそろそろ終わり~ではありましたが 見事です。

その奥にイトヒバ。


市の天然記念物だそうです。




門を入って左手には六地蔵。

あら、端っこの灯籠、笠が小さい。面白い形だなあ。(よく見るのは 火袋の台(←中台)より笠の方が大きい~タイプ、ですが これはその逆、です。)

お地蔵様の南にも桜。



イトヒバ+桜の北に建つのが本堂。


寺号が掲げられています。

幕の寺紋は東寺雲(トウジグモ)。(東寺派だからですね?)

LocalWikiによると本尊物は不動明王だそうです。

本堂前から見た桜と その向こうの門。

本堂前の道を北へ進みます。



↑立派な桜~。
↓その前に・・・



↑幼子を抱くお地蔵様と それを囲む小さな石仏群_。

↑説明板「西印河原地蔵(サイノカワラジゾウ)~」。
くもっていて字はよく読めませんが 幼くして亡くなった子供達の供養の場所のようですね。

境内は花と緑 鳥の鳴き声に包まれる聖域、のようでした。


一旦車道に出ます。

道路に面した場所に真福寺の観音堂が建っていました。

地元では「早川観音」として有名な観音堂です。(が 来るのは初めてです)



↑あれ?これは香炉?灯籠? それは分かりませんが さっき見た六地蔵の隣の灯籠と同じく 笠が小さく台(←ここでは「受花」)が大きい_小田原ではこの組み合わせ 多いのかな?(これから気を付けて見るようにしましょう。)

扁額には「正観世音菩薩」の文字。

堂内正面に観音様の立像がありましたが 本尊物は五十年に一度開帳される~という秘蔵だそうですから 前立さんだと思われます。/ 因みに 次の御開帳は 十年後の 2034年、との事。(楽しみにいたしましょう)

あら? お賓頭盧さんが堂内にお座りですよ?

酔ってお釈迦様にしかられ 堂内には入れて貰えない~はずのお賓頭盧さんですが・・・ 近くの貼紙によると「防犯のため」との事。・・・むぅ それはそれは。/ 堂内に入れてもらえたお賓頭盧さんに「よかったね」と言っていいやらわるいやらですが、ともかく 不敬の輩がいるなら(伝統を曲げる)こうした処置も仕方ありませんね。

退出します。

お堂の外には庚申さんが集められていました。

元々は講ごとに置かれていたものが集められるのも なんだか寂しい事ですが 守る方が少なくなった今はこれも_ 仕方ありませんね。

ありがとうございました_。


この後は 道を北へ進み「魚籃観音」を訪ねる事にしました。/ つづく