同じ会場で 獅子舞が披露されました。


↑御幣を振りながら登場する 獅子。(お囃子の方では 太鼓の三拍子部分が個人的にはとても面白い。三拍子の音曲って 日本では珍しいからー。)
↓獅子は 右手に鈴 左手に真剣を持って舞います。 (なぜ剣を左手で持つのかしら???)

会場を浄めている のだそうです。


山北町のサイトによると~
「戦前は百万遍念仏の翌日に獅子舞が幣束を持って、世附地域の全戸をお祓いをしながら周り、最後に幣束を永歳橋から流す「悪魔祓い」を行っていました。」
_だそう。現在は「百万遍念仏」に続けて演じられていますが 元々は別の 神事 なんですね?
「神楽」が始まりました。
ひょっとこ登場~。

ひょっとこはコミカルな踊りや仕草で「世の中を和らかにする」のだそうです。
又お獅子が出てきました。

今度のお獅子は四つ足(演者二人)です。/お獅子らしからぬ しとやかな舞~。「姫の舞」というそうです。
リーフレットによると「一名サガリハ(下がり破?)とも言われ 諸事の霊を慰める舞と言われています。」だそうです。
続いてはおかめさん。

可愛らしく 乙女~ な仕草で踊ります。
続いて 掛け合い漫才。相手は おかめさんに ちょ っと気のありそうな青年です。
おかめさんは年頃の娘のようで そろそろ嫁入りの支度もしてもらっている との事。鏡台 和箪笥 洋箪笥 ~ はもちろん お父さんは 天秤棒にモッコやツルハシまで買ってくれた と言います。

「そんな物 何に使うんですか?」というツッコミに おかめさん、「私がお嫁に行く先が 道もついてないような所だったら 道普請しながら行かなきゃいけないから」。(ちょーっと艶っぽくて「子供の目や耳が気になる」箇所もあったのですが 昔の大らかな笑いのセンスが偲ばれる漫才でした^^)
獅子舞。
今度は着流し姿のお獅子が「幣の舞」を舞います。「悪魔払いをして世を浄める舞」だそうです。

(↑右手に鈴、左手に幣が持たれていました。)
「狂いの舞」
「神が自ら獅子に変じて諸悪魔を引き寄せ、これを全部退散する舞と言われています。」だそうです。
(その割にはひょっとことからんだり 仕草がコミカル~?)

最後に「鳥さしの舞」。/ 説明文によると「曽我兄弟が鳥さしに身を変じ 親の仇を討つ間の苦心を物語る舞~」だそうです...。

派手な衣装の鳥さしの若者が登場し 滑稽味のある踊りを カッコヨク踊ります。
時に 「鳥刺し」というのは 殿様の鷹狩用の餌の小鳥を 黐竿(モチザオ)で獲る役目の奴。
しかし 三十幾羽だか獲って帰らねばならないのに この若者 まだ一羽も捕まえられていません。
それを 後から登場したお侍さんにからかわれ~


なぜだか そのお侍さんから 仇討ちに必要な(お侍さん自身が腰にはいていた大小のうちの)小刀を一本 もらいます・・・。

これは曽我物語の 箱根で稚児をしていた五郎が 仇の工藤から刀をもらう話の亜種?(だとすると 鳥刺しは五郎でお侍さんは仇) 箱根の別当-行実から刀をもらう話の?(だとするとお侍さんは味方で 刀をもらったのは五郎 という話 十郎という話 両方あります...) でも お侍さんの口ぶりは 「兄貴風を吹かせるおにいちゃん」みたいだったんですよねー・・・。
もうしわけありません ちょっとよくわかりませんでした^^;) どこかに「あらすじ」とか上がっているかな? _ ご存じの方いらっしゃったら 教えて下さいませ。
<追記!>
YouTubeに2022年の「第11回神奈川県山北町世附の百万遍念仏2民俗芸能と農村生活を考える会」の動画が上がっていましたー。
「見ず知らずのお侍」は 鳥を一羽もとれない奴(多分曽我五郎)に「このままでは屋敷には帰れまい。私はこの刀(大小の内の小)をここへ捨てる。」と言って立ち去って 奴に刀を与える~。という筋なんだ。 お侍さんが立ち去る時「心残して~」と言っているから お侍さんは五郎を知っている人ですね?正体は兄の十郎? (2024.02.21)
ともかく_
見所多くて面白かったー!

「ありがとうございましたー」/ おしまい。
<+>
私達はこれでおイトマした訳ですが_
地域の方はもう 明日の打ち合わせ を始めていました。

二日目の日曜は、朝から行事があるんですねー。 準備はもちろんですが 体調管理も必要でしょうし 本当にご苦労様で ありがたい事、と感じました。