横浜の県立歴史博物館で見る「足柄の仏像」展 | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

横浜の県立博物館で「足柄の仏像」という特別展が掛かっているというので 行ってみました。

足柄エリアに住んでいても なかなか仏像は間近には見られません。点在するお寺を訪ねるのも大変ですしね。が、仏像の方で集まって下さる!ありがたいです。

↑南の壁に掛かる幕。
↓東の入口から入館します。



(↑因みにこの建屋は「横浜正金銀行本店本館(1904年竣工)」だったもので現在は「国指定重要文化財」になっています。)



ドアの向こうのパネル。

頭上のステンドグラス。

(とても銀行とは思えない・・・)
↓奥へ進みます。

ただの(?)廊下なんですけど_

ここも区切り方によってはドラマのロケに使えますよね?(戦前のお役所もの とか???)



受付。

チケットを求めます。


↑前期高齢者になった亭主は割引料金で特別展と常設展セットにしても(200+100≠)250円。 私はセットで(900+300≠)1100円!

特別展は撮影禁止でしたので 絵はここまで。

↓購入した特別展の図録。(+関連文献リスト)

出品目録



という訳で絵は貼れないのですが、とてもいい企画展でした。まず「知らなかった事が一杯」だった事に気づけました。
例えば、
・箱根の阿弥陀寺に美しい(童子と見える)文殊菩薩立像がある。(二度も行ってるのに見た事なかったー)
・南足柄の上怒田(カミヌダ)自治会が管理しているという朝日観音堂におびただしい数の仏像がある。のに 残念ながら保存管理に難があり 例えば毘沙門天立像と伝わる木造の像は右手が逆向きに付けられている上 左手には巻物を持っていて 広目天ではなかろうか と思われる~・・・

「知ってるつもり」の小田原に限ってさえ_
・詳細不明 で片づけ(?)られがちな 飛鳥時代の造営されたらしい千代廃寺からは螺髪(ラホツ)その他が出土しており、そのサイズから元の仏像を推定すると120センチ程の座像ではなかったか と思われる~ 
・小田原市の法輪寺にすばらしくレベルの高い造りの薬師三尊がいらっしゃる~ 
・蓮台寺には非常に写実的な木彫の真教(シンキョウ)上人座像がある~・・・

できたら今度は自分の足で 今回会えたお像達と「再会」していきたいと思います。



_常設展も見ております。/つづく