8日(日)は、川村小学校へ「山北のお峰入り」の公演 を見に行きました。

<少し長い前振り>
去年、「山北のお峰入り」(←山北町は共和地区の神明社境内で五年に一度奉納される民俗芸能) を含む41件の「風流(フリュウ)踊り」が ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
「山北のお峰入り」は、本来的には 去年 行なわる事になっていた、そうです。が、ユネスコ~に登録された価値ある民俗芸能である事を 広く県内外に知ってもらうための記念の公演を開催するため、今回は一年ズラし、今年開催されることになったのですって。
公演会場に決まった町立川村小学校校庭には 有料席も設けられるというので 応援 の気持ちをもってチケットを購入し行ってみた私達~ なのでございます。
役場近くに設けられた観光客用臨時駐車場に車を停めー
↓会場の川村小学校に向かっています。

受付でチケットを提示して 受付済証になる紙製のリストバンドと資料をもらったら 校庭の「席」へ。

(↑受付でもらった資料_の表紙)
↓校庭。



(↑席は 椅子席 ブルーシート席 色々~。/ 尚 立ち見は「無料」でした。)
(↓この日は会場に 記録や報道用のカメラも何台も入っていました。/ 写真はカメラ用の足場。)

(動画や静止画のカメラが沢山入っていたこの日、会場には 「テレビ等への映り込みの可能性があります事を ご承知おき下さい」 という内容のアナウンスが数回流れました。)
記念切手を売る郵便局のブース。

(↑記念切手をネットで申し込んでいた亭主は「そうかー 会場でも買えたのかー」とちょっとショック(?)を受けていました^^;)
衣装が展示されたテント~。


公演に必要な備品諸々が車から降ろされていました。


御神輿も用意が整った模様。

さて_校庭のトラックの中に 四つ「木」が設置されていました。
↓桜、

↓柳、

↓楓、

↓松。

神明社境内の様子にならったもの?(特に説明はなかったのですが 演者にとって 動きの目当てになるものとか、だったのかもー)
公演に先立ち、セレモニーが行われました。
挨拶には 代々お祭りを支えてきた共和地区の人達の他、武井副知事(←山北町在住)や 前デジタル大臣牧島さん(←神奈川県猟友会小田原支部に所属)らが立ち、「お峰入り」が如何に素晴らしく 誇るべき文化的財産であるかが 私のように事前情報を持たずに会場に来た者にもよくわかるように話されました。

(↑親子三代でつとめた役、について語られる共和地区の方。)
その後、
いよいよの「お峰入り」の
_まずは「みちゆき」(お練り)。/ 実際の奉斎日には大野山から神明社に向けて行列が進むそうですが、 ここでは「グラウンド一周」です。

↑先頭は猿田彦。二匹の獅子が続きます~。
↓動画で。
お練り1
お練り2
お練り3
お練り殿。
「お峰入り」として伝わっているものには11の演目がありましたが 全てはお伝えできないので ここでは ほんのいくつか~を。
↓山伏たちの「修行踊り」。

(そも「お峰入り」という言葉は 山伏達が修行の為山に入る事をさしていた~らしく、現在伝わる民俗芸能としての「お峰入り」は 宗教行事が伝承されるうちに変化してきたものと考えられているそうです。)

高位の人達の「四節踊り」。(演者には 殿様 若殿 などの「役名」がついているそうです)

↓「国見役」が 遠くを眺めやるような「仕草」をし「幾久しく」と唱えます。(どんな「故事」を伝えているのでしょうね?)
↓毬遊びが始まります。

↓おかめの「五色踊り」。
(おかめさんは 男の方が演じているので 体は大きいのですが、仕草は乙女っぽく・・・でも 途中で草履が片方脱げたりして ほぼ「ドジっ娘」な感じでした^^)
↓見応えのあった棒踊り。
最後にもう一度道行、があって 公演は終了 となりました。





本来なら山深い神明社まで行かないと拝見できないめずらな歌や踊りを間近に鑑賞させてもらえ 感動しました。
演者のみなさん、お疲れ様、 そしてありがとうございました。 / おしまい。
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町制作の「お峰入り」紹介動画↓