土木遺産「酒匂川橋梁(サカワガワ キョウリョウ)」 | (又)おだわらぐらし はじめました

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酒匂川の河原へ行ってみました。

(↑↓グーグルMAPから)

(↑左が川上、右が川下)

↑右岸側からJRの鉄橋を見ています。

一番川上(左)が新幹線の鉄橋、真ん中が東海道線 下流側は 湘南新宿ラインの鉄橋。(補足/ 真ん中は 現在は主に貨物が利用しているようです。)


東海道線の橋脚だけ 年代物の石積みです。(14脚)

はい、「これを見に来た」です^^;)


本当に「えらいもんだ」です。

(↑新幹線の鉄橋下から 東海道線の鉄橋を見てます。)
(↓左、東海道線、 右、湘南新宿ライン。)


(↑湘南新宿ライン。)

土手に建てられた「酒匂川橋梁」の碑。


「土木学会選奨土木遺産」のプレートつき。

↑「旧熱海線鉄道施設群 酒匂川橋梁(貨物船部)
延長 423m(複線下路ワーレントラス 8径間) 大正9年(1920)竣工
 ーーーーーーーーーーーー
 明治22年(1889)に建設された当初の東海道線(御現場経由)の輸送力を強化するため、熱海経由となる旧熱海線が計画された。大正5年(1916)に国府津から工事が始まり、大正9年(1920)に小田原駅までが開通。その後、昭和9年丹那トンネルの完成と共に、全線が完成して東海道線に組み込まれた
 酒匂川橋梁は、大正時代に入り漸く純国産の橋梁生産が可能となった鉄道橋黎明期の体表的鋼橋である。当初から複線、電化仕様で建設され、当時「酒匂川大鉄橋」と呼ばれ、この時代の土木技術が伺える貴重な橋梁であるため、令和元年度の土木学会選奨土木遺産に認定されている。
 大正12年(1923)の関東大震災の震源地に位置し、周辺の橋梁が破壊的被害を受けたにも関わらず、桁の一部が転倒したが施設は「ほぼ被害なし」と診断され、一か月後の仮供用により、地域への救援物資輸送やその後の小田原復興に大いに貢献してきた、竣工百年を超える橋梁である。
  令和4年(2022)8月
 酒匂川橋梁記念碑設置実行委員会
小田原箱根商工会議所、一般社団法人湘南建設業協会、小田原市、公益社団法人土木学会関東支部 」
 へ~~~っ (感動しましたー。何でもちゃんと読んでみるものです。)

おしまい。


<補足>
この「酒匂川橋梁」が含まれる「旧熱海線鉄道施設群」には 他に_ 根府川の「白糸川橋」、熱海-函南間の「丹那トンネル」、函南町の「桑原川橋梁」が入っています。
2019年10月のタウンニュースによると、2019年12月には 三の丸小学校で「認定式」も行われたそうです。/ へ~っ