(又)紹太寺で精進料理を頂きました | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

遠来のお客様方と入生田の紹太寺(黄檗宗)に伺いました。(雨が降っており 外で写真が撮れませんでした。/ 紹太寺の 外観 歴史 については 以前上げた記事の方をご覧下さいませ↓)


お昼もこちらで頂きました。

(補足/ 今回は一卓に三人分のお料理が並んでおります。)

(↑奥のお軸の文字は「常行一直心(つねにいちじきしんをぎょうず)」。/ 煩悩にとらわれない純粋なココロで生きなさいという教え、だそうです。)

まず和尚様からご挨拶と 普茶料理 についての説明を伺ってー

「普茶(フチャ)料理」の作法にのっとり お茶とお菓子から頂きましょう。(普通 お茶とお菓子は食事の後ですけど)


↑お菓子は ブルーベリーと苺の入った蒸し菓子でした。

さきづけ。
↓これは 出羽の細筍(ホソダケ)の塩ゆで ですって。


(↑皮の中に 細い筍が入ってました)
↓こちらは 山菜の盛り合わせ。(このお盆、が 一人前です)

真ん中の皿は 開梆(カイパン)を模った物。(開梆は木魚の原型という木製の鳴り物で、玉を咥えた魚の形をしています。「煩悩を吐き出そうとしている姿」だといいます。)/載っているのはミズの炒め物。
その左の 四角い皿_山ウドの酢味噌和え。
時計回りに_わらびのたたき。
シドケの山葵和え。
ウルイの酢味噌和え。
アイコのからし和え 。
手前_右、凍り豆腐 豆腐を凍らせ油で揚げ煮込んだもの。中にはレモンが。
左のピンクのものは 山芋の天寄せ。

どれも 素朴に見えて手間のかかったお料理。

お酒もすすみます(???)。



(↑改めて「開梆」形の器をご覧ください。)

↓先付けに続いては、箏羹(シュンカン)_野菜の煮つけ。


(↑一人分でこの量。)

雲片(ウンペン)_野菜の葛懸。 かぶらむしの湯葉包み揚げ。


麻腐(マフ)_胡麻豆腐。


↑焦げる直前まで丁寧に煎った胡麻で作られた絶品胡麻豆腐。/ビターな「大人のための胡麻豆腐」に お客様方も 「お」とおっしゃってましたよー。

油𩝐(ユジ)_味付天婦羅。


「みんな 落ち着いて、横一列に取るんだよ?」「え縦一列じゃないの?」(後略^^;)))
↓一人分。

お庫裏様からは「タネは お召し上がりになればお分かりになりますよ」と言われました。 確かに^^) なのですが ↓この桜葉に包まれた物は・・・

「あんこでしょう」「いや ただのあんこじゃないよぅ?」
で お庫裏様に伺ったら_
「温泉饅頭の桜葉巻きでございます。」との事で 想像できなかった答えに 皆で「これはむつかしい」「難問」「降参」と楽しく笑いました。

その後は 筍と山菜のごはん、なめこと山菜のお味噌汁、香の物~


最後に水菓子を頂いて~

(リンゴのワイン煮、オレンジ、ゼリー寄せ。)

(↑一人分)

御馳走様。何から何までおいしく、そして楽しゅうございました。/ 感謝(合掌)



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↓お寺のお玄関にあった 「開梆(カイパン)」。

時を告げるものですので 呼び鈴と間違えてたたいたり なさらないで下さいね^^;)