
大仁散歩に出発です。

(↑ソテツが植えらた駅前のロータリーの島。)
↓おや、これ・・・は?

↓ミスターです!

何でも長嶋さんは 現役時代の 昭和42年から48年まで(1967~'73)大仁を拠点として自主トレーニングをしていた、そうで 伊豆の国市ではこれを後世に伝えるため 長嶋さんがトレーニングをしていた道などを「読売巨人軍 長嶋茂雄ロード」と命名した~ そうです。
へー と言って駅から県道に出たら、早速見られました。

↑「読売巨人軍 長嶋茂雄ロード」のプレート。
↓この道を走ったのね? ミスター。

(↑なんとなく のんびり走られてたような気がして参りましたよ・・・)
線路の向こうに 赤いトラス橋が見えてきました。

↓大仁橋、です。

(↑手前のバス停名も「大仁橋」。)
その脇にー

↓「大仁の歴史」という大判パネル。

↓長嶋茂雄ロードについての説明板もありました。

更に、旧・大仁橋の橋門部分と思しきものが・・・。

↓その横に「大仁橋の歴史」という説明板。

↑これによると_「このモニュメントは、西暦1915年(大正4年)から2008年(平成20年)までの94年の間、下田街道の交通の要衝を担ってきた「大仁橋」の一部です。
当時の大仁橋の歴史と橋梁技術を後世に伝えるため、近代土木の歴史的な遺構として残しています。」ですって。
因みに、この大正4年に架けられたトラス橋は 「3代目」。(それまでの 明治13年 明治38年に造られた 初代+二代目の大仁橋は木造だったそう。/尚それ以前は筏による「渡し」が行われており、3代目の橋脚付近には「筏つなぎの穴」が今も残っているといいます。)
がこの3代目は昭和33年の狩野川台風で落ち、翌年4代目が 3代目と現・5代目(平成19年-2007年竣工)の間に架けられています。が4代目は5代目が完成すると撤去されたようですね。 歴史的な価値としては3代目の方が上だった、という事でしょうか。
(+説明板に3代目は 「西暦1915年(大正4年)から2008年(平成20年)まで」 つまり5代目竣工まで使われた、とあります。という事は 4代目ができたあとも 3代目は修理して使われ続けた、という事、ですよね? / 3代目と4代目は 片側車線ずつ受け持っていた、のかな?)
「モニュメント」の先にはー


↑「大仁狩野川の清流 / 伊豆八景入選記念」と刻まれた柱。
へー、狩野川の流れは「伊豆八景」の一つでしたか。


覚えましょう!
近くには こんな物も。
↓昭和33年の狩野川台風で落ちた3代目の橋脚の一部ですって。(引き上げられ 展示されていました。)


(↑説明板)
↓水晶山(スイショウザン)についての説明板もありました。

↑「水晶山が見つめてきた狩野川と人々の物語
水晶山は標高 60m ほどのちいさな山ですが、山頂やふもとからの狩野川の眺めはすばらしく、地域の人々に愛されています。
この山の地層は伊豆が海底火山だったころのもので、かつては水晶を産出しました。対岸の大仁金山の金銀と同じように、地下の高温の温泉水の影響で鉱脈ができたと考えられます。
狩野川の中でも重要な位置にあり、古くからの街道にかけられた大仁橋や、川と使って木材を運んだなごりなどもみどころです。 昭和33(1958)年の狩野川台風では大きな被害をうけた地域でもあり、ポケットパークではこうした水害と向き合ってきた人々の歴史も、学ぶこともできます。」
>「水害と向き合ってきた人々の歴史」・・・
そうそう、水晶山の麓にはお地蔵さんが並び_。

↑その隣には「狩野川水死者供養塔」が立てられていましたよ。(合掌)
さて、水晶山に上がってみましょう。



大仁橋のたもとのポケットパークを見下ろしています。


道なりに行くとー・・・




↑何か 建物 のようなものが見えてきました・・・
↓何 でしょう?


?

柱状節理の石を並べて壁にした 神殿風の建物ですね。/水晶山の名に相応しいものに、という事でしょうか。
上に突き出した鉄骨(?)が見えます。もしかしたら 二階部分も持つ展望台だった、とか?(その場合は外に階段がついていた事でしょうね?)

↑土台の石の縁に 小さな石の祠。神様が祀られていたのかな?
少し離れた所に石碑。

↑「神武天皇遥拝所」と刻まれています。
はて? 初代の天皇を 遥拝? 近くに神武天皇を祀る神社があるのかな? と思ったのですが・・・
ググってみると「神武天皇遥拝所」というのは 結構あちこちにある、とわかりました。/ 戦前は4月3日が神武天皇の崩御の日とされ、この日はみなで奈良の橿原神宮方向を拝んだといいます。 もしかしたらそれが 遥拝所 から だったのかも? (でも 狭い水晶山の上に沢山の人が集まったとも考えにくいなあー・・・)/ 何かご存じの方 いらっしゃいましたらお教え下さいませ。
山からの眺め_。

(↓南側_川の向こうは伊豆温泉村)

(↓北西には金山城があったという城山(ジョウヤマ)。)

残念ながら木が多くてそんなに見晴らしはよくないのですが、ちょっとした(お手軽)登山気分が味わえました。
降りていきます。

続いては「大仁神社」の方へ行ってみます。

_つづく