松本剛吉邸の茶室(雨香亭)の呈茶席へ | おだわらぐらし

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3/27(日)は_ 雨香亭(ウコウテイ)に呈茶の席がかかるというので (又) 西海子(サイカチ)通りの松本剛吉邸へ行ってみました。(お城のライトアップを見に行った日、の事です)

(↑3/5にお訪ねした折の記事)

↓西海子の桜の街路樹。咲き加減はお堀端より少し遅く 三分咲きな感じでしたねー。


母屋の公開時間(12時~13時)は過ぎていましたのでー、
直接お茶室の方へー。

↓あら、(前回は気づきませんでしたが)この灯籠 ちょっと面白いですね?菊と五三の桐が浮き彫りに_


改めて 雨香亭、へ。


左右の棟の「向き」が 少しズレ ているのがお分かりになるでしょうか?
↓頂いたプリントによると_


↑「(右手の)小間の軸が東に15度振れており、全体的に特異な空間構成となっています。」だそうです。

↓左手の 手すりつき濡れ縁を持ち 少し高めの床で眺めのよい六畳間。


↓右手の小間(五畳)も 普通の茶室なら躙り口を付ける所が 障子になっており、明るく開放的。


「お願いしますー」(←本当は 何て挨拶するべきなんですかね?)

六畳間の方へ通されました。

まあ、鯉桶水差しが花入れになってますよー。

正面から見ると こんな感じ。/ お花はちょっと季節先取りでアイリス。(菖蒲かな?)

床飾りは 幼い姉弟の絵と 紙風船。

(↑お花の下に 何か説明板のような物があったので 何かしらと近づいてみたら「注意書き」でしたー--/ 苦笑)

お菓子がきました。

↑お手拭きが添えられており「コロナ時の新しいもてなしの形ね」と感じました。
↓又 懐紙の間にはくろもじの他 杉板 が挟まれていたのですが 懐紙一枚でもぐらぐらせずにお菓子が切れ ありがたく思いました。

(懐紙は 本式のお茶席では持参するもの。 数枚重ねる事で 安定 させますが、呈茶席など 席側で懐紙を出して頂ける場合の懐紙は 「一枚」ですから うっかりお菓子を ころり と落としちゃったりする んですよねー^^;)

お茶がきました。


「結構なお点前で」。 

_話ちょっと 脱線しますが、お運びさんが レウレウのお姉さんで 驚きました^^; (互いに「まあ こんなところで」と)

で、(中略)となりの「小間」のお席も撮らせて頂けるというので お言葉に甘えてー・・・


↑お軸は「柳緑花紅」

_ ありがとうございました。 (お人がありましたのに 大変失礼をいたしました。以後は自粛いたします_)


改めて、
良いお茶室です。 こんな施設が公開されている街に住める事、ありがたいなあー。



この後は お庭を少し歩きました。


(かつて めぐらされていた「水」を感じながら 川の跡を見るー)

(↑写真ではわかりにくいのですが、あの母屋の前も 川が流れていた んですねー)


(↑↓この辺は池 だったのかしら?)

(↓高低差も作られているから せせらぎの音も聞かれた、かな?)

いつか 「流れ」も再現されるといいなあ~。


_ありがとう ございました。


おしまい