湯本の環翠楼-4 広間 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

チェックアウト前に、環翠楼 四階(←玄関から見上げると三階、に見えるところの_) にある 広間を 見学させてもらいました。

(↑フロント前)
(↓フロント横の階段、を上がります。)


尚、見学にあたっては 規制のような物はありませんでしたが、 とりあえず 例えば屏風が広げられている廊下などは 「この先はお断り」の意味であろうと了解し、その先へは行っておりません。


まずは「蓬仙閣」を拝見。

↓額の文字「蓬僊(←仙の異体字)閣」。

↓床の間。


(↑左手の「EXIT」サインのある所が入口)
↓違い棚の前には番傘と籠。

↓小壁に雉の絵。

その下に あれこれー

電話機と交換台。

扇風機。

↓横にハンドルのついてるダイヤルの無い黒電話_我が家にあったわー^^;)

↓茶箪笥の上にある赤い箱は「消火弾」右手の液体が入ったガラス容器はその中身。(窒息消火法のものらしいー すごいー・・・)/ 左のボンベみたいなのは掃除機かねえ?


北の窓からは 一号線の向こうの 一の湯さんが見えた。

東の窓からは 早川の向こうの よきやさんがー。



隣の広間へ移動。


(↑途中の階段の壁に 勧進帳の弁慶と思われる絵が。)


板張りの廊下の先に 畳敷きの廊下 が現れました。




↓右手(西)の広間は 奥に舞台を持つ「万象閣」。


↓南側の窓。

↓北側は 障子の向こうに廊下、という造り。

↓北側手前には屏風。

↓舞台の板襖には松の絵。

↓天井。


↓「万象閣」の南東の隅。(右には 三階へ下りる階段。左奥には 東の広間「神代閣」が見えています。



↓「神代閣」。

↓襖絵。




↓床の間。

↓天井。


階段。



ただただ 素晴らしかったです。

ここで開かれた数々の 宴会 茶会 催し_ (華やかなもの 厳かなもの ・・・)を思いました_。



<おまけ>
これは三階で見た襖。菊の花のバックが銀色です。(「雲母刷(キラズリ)」かな?)/ 夜 蝋燭の明かりで銀が光った~ のかなあ、などと思いながら拝見しました。


広間の襖絵も素晴らしいけれど 特別な場所ではない襖がこのレベル、というのも素晴らしい~。と思いました。


<おまけ2>
これも 三階、で見たもの_
↓かつて使われていた食器や茶碗です。



↓硯や文箱_。

↓桔梗と山鳥のついたて。

色んな会が ここで開かれたんですねー・・・。


<おまけ3>
四階からの眺め。



(↑万象閣北の廊下から撮りました。)
(↓屋根に記された紋が面白かった。)


(↑沢山の猪の目が梅の花のような形に配されています。何という紋でしょう? ご存じの方いらっしゃったら教えて下さーい。)


おしまい。