科長(シナガ)神社 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

続いて行ったのは 科長神社。(科長=磯長=級長=しなが)

まず車を道の駅「近つ飛鳥の里 太子」に停めます。


神社までは直線距離だと400m程なのですが「コ」の字型に歩かねばなりません・・・

(↑後屋池というため池に架かる橋を渡っています。目的地は池の向こうの家並のその奥あたり。)
(↓橋から反対側を見たところ。)

(↑池に突き出した四阿の下に取水口がありました)
この辺りも焼杉板の塀や壁を持つお家が多かった。

半鐘だー。

(半鐘にしてはモダンなタイプですよね?)
↓あら 林光寺さんの掲示板。/左にお地蔵さんも見える。

振り返ってわかりましたが ここは観音堂でした。(用明天皇陵に行く前に寄った_林光寺さんが管理されてる、のかな?)



道なりに進みます。


石の欄干がなければそうと気づかなかったかもしれない 小さな谷川を渡ります。

橋のたもとには「科長社」と彫られた円筒形の燈籠。


坂を上った先が神社のよう。(というより、橋に立てば その上あたりが境内地っぽい と 雰囲気でわかるんですよ)


坂を上りきると、

目の前に 長い階段が現れました。

この上には 小野妹子の墓があるといいます。

が、 そちらへは後で行く事にして_
まずは手を清め、


左手の科長神社の方へ。


鳥居横には 社号が彫られた石。


正面に拝殿。


↓狛犬 

横の石灯籠には「八社宮」と彫られています。

見上げれば_
経の巻の載る破風。紋は木瓜です。

入口の上には 躍動感溢れる龍。

扉にも木瓜(モッコウ)紋。

主祭神は、風の神である級長(シナガ)津彦命・級長津姫命。 又 素盞嗚命・品陀別命・建御名方命・武甕槌命・経津主命・天児屋根命・天照大神 が配祀されているそうです。 (素戔嗚命、が 神紋「木瓜」の由来でしょうかねえ?  Wikiを見ると、他に合祀された神々として_天御柱国御柱大神・天児屋根命・品陀別命・八坂大神・道祖大神・保食神・菅原道真・市杵島姫命・天照大神_、 八坂さんのお名前が出てきますから そちら由来、でしょうか?)

奥へ行ってみます。


(↑この右手の建屋は何でしょうね?境内図のような物も見つけられず わからず終いです。)

拝殿の後ろには神殿が建っていました。

平安時代の延喜式神名帳には「河内国石川郡 科長(シナガ)神社」と載る古社。/ 詳しい創建由緒は不明~ だそうですが、元々は二上山の山の上にあり 二上権現と呼ばれていたようです。(二上山は風の神のお住まいにはふさわしい場所のように思われますね?)

現在地には 鎌倉時代に移された という説、 江戸時代に藤原頼孝(葉室大納言)が移した という説があるもよう。/いずれにしても 江戸時代までは八社大明神 と呼ばれていたようです。 (あ、それで拝殿前の石灯籠に「八社宮」の文字がー)


(↑屋根にも木瓜紋)

末社に祀られていたのは金比羅社さん。


あれ?「こんぴら」さんは 入口付近の社にも祀られてる???


ね?鳥居の扁額に「金平大明神」

でもこちらは赤い鳥居で 狐さんが守っているから_ お稲荷さんですね?(「正一位」ですし) 読み方も「こんぴら」ではなさそう。「かねひら」とかかな?(調べきれませんでした)

ありがとうございました。

退出いたします。

では改めて_ 小野妹子の墓の方へ~。

つづく。