談山神社-2(石段の西:十三重塔側) | (又)おだわらぐらし はじめました

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「新しい日常」を綴って参ります

続いては 石段の西のエリアへ。

まず目に入るのは 十三重塔(ジュウサンジュウノトウ)。

神社なのに十三重塔があるのは ここが元々は「妙楽寺」というお寺だったからー。(鎌足の長男で唐への留学僧だった定慧(ジョウエ)和尚が678年に この山に(摂津にあった墓から)父の遺骨の一部を埋め 供養のため塔を建てたのが寺(現・神社)の始まり、と言います。)

今建つ塔は1532年に再建されたものですが「木造十三重塔」は世界に一つだけのもの、なんですって。

塔の先に建つ「権殿(ゴンデン)」。(旧・常行堂)


今は芸能の神:摩多羅(マタラ or マダラ)神が祀られているそうです。
(↓んー? 正面には「儀式殿」って書かれた札が掛かってるんですがー?)

↓蟇股(カエルマタ)にいた白い獅子。ひょうげた顔をしてました。


西に末社群。/正面の比延(ヒエ)神社は重文。





ここから鎌足公の墓のある 御破裂山(ゴハレツザン 607m)へ上がれるよう。

(破裂とは物騒ですが、この山には「国難ある時鳴動し 聖霊院に安置されている鎌足公の神像にヒビが入る(破裂)~」という言い伝えがあるそうです。)

権殿裏に 小さな流れがありました。


小さな滝の傍には龍神様の祠。

私 スピリチュアル系のセンスは無いんですが とても清らな気を感じましたよー。

さて、一段下りましょう。



石段脇には 龍神さんの祠の脇を流れていたせせらぎがしたたり 禊場のようになっていました。

脇に「閼伽井(アカイ)屋」。(アカ=Aqua=水)

へー「龍神出現の井戸」!

中を覗いてみました・・・



石垣に沿って進むと_
華やかな彩色を持つ社がありました。




「末社・総社本殿」ですって。(へー 先代の「神社本殿」ですかー)

外側からはわかりませんが 内部には狩野永遠納(カノウエイノウ)の壁画がある、そうです。

縁の透かし彫りも見事でしたよー。

(↑アヤメかねー?)
(↓柘榴みたい いや 橘かなー?)

(↓牡丹のようなー・・・)

↑きっとここも鮮やかな色に塗られてたんでしょうね。

東側へ回ったらー

↓さっき見た総社の こちらが「拝殿」とわかりました^^;)(裏からお訪ねしてしまった・・・)))

こちらの内部小壁にも狩野永納の壁画があるとの事でしたがー・・・

・・・よくわかりませんでした。(残念)

総社拝殿の向かいは_

「神廟拝所/ 旧・講堂」でした。

中の小壁には飛天が描かれ_

正面には_

鎌足さんの御神像。

その隣には木造の狛犬一対。/運慶作と伝わっているそうです。

やー 良い物が拝見できた。


この後は 桜越しに旧寺院の建屋を鑑賞。





(↑小島の祠は「祓戸社(ハラエドシャ)」となっていましたが 寺院時代には多分弁天さんが祀られていたのでしょうね)

_とこんなのが「談山神社」だったのでした。


ありがとうございました。


では 遠回りして 花を見ながら駐車場へ戻りましょう^^)

あと ちょっとだけ 続きます。