姫路城百間廊下 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

ではお城へ~。

↓姫路城図屏風。18c前半頃の景色が描かれている、そう。


お城の南に架かる「桜門橋」。


2007年に復元されたものですって。


大手門(←便宜的にそう呼んでいますが、実際は かつて「桐二ノ門」があった場所に昭和13年に建てられた 大型ではあるものの簡易な造りの高麗門。)


門を潜ると「三の丸」。

かつてはここに「三の丸御殿」があったそうです。


修復なった 白い 白鷺城。


立派な鯱と鬼瓦が 遠目に黒装束の「忍者」に見えた^^;)

では入城しましょう。


買ったのは堀の西の好古園との共通券。(6月30日まで有効なので、好古園へは翌日行く事に)


菱の門を潜ります。


門の先、右手に三国堀。


天守は後で見学する事にして 先に西の丸へ。


(↑道の中央にある正方形の疎石は「西の丸南門」の跡ですって。)

西の丸に入りました。

本多忠政が城主であった時代 ここに息子夫婦(忠刻と千姫)のための御殿が築かれたといいます。(西の丸の御殿と化粧櫓の建設には 千姫が輿入れの際に持ってきた化粧料(=持参金)十万石が使われたそうなー)
その御殿で働いた女中達が住んだ「長局(ナガツボネ)」と、防衛の為の櫓(ヤグラ)を結ぶ「百間廊下」を見学しましょう。
↓百間廊下へは この隅櫓(スミヤグラ)から入ります。



百間廊下は堀を見下ろす位置にある建屋で 戦時の防衛のための仕掛けがあちこちにありました。


↓狭間。

(↓開けてもOKな狭間ですー 念のため)

↓何でもない壁の張り出しと見えますが「石落とし」です。(名前は「石落とし」ですが銃を撃つ事もできます)

急な階段を上って櫓の上の層へ。


櫓と櫓の間は両側に窓のある廊下。

(この辺りは最近修復されたんですかね?)


又櫓があった。

上った先の窓から見た三の丸越の天守閣。


桜が咲いてたらいい絵になりそう・・・。


廊下途中に「大戸」が設けられていました。この先が女中達が住んだ「長局」みたい。


堀側の壁には防衛のための狭間が設けられていましたが_

三の丸の庭に向いては8畳程の小部屋が並んでいました。

各部屋にトイレと台所(どの程度の物だろう?)がついていたそうです。

長局を抜けると 千姫化粧櫓に出ました。

畳が敷き詰められています。櫓といいながら居住空間として建てられているそうです。
ここは姫のための休憩室として使われたらしい。/ 御殿からは見えませんが こちらの棟からは西北に 姫が信仰した男山天満宮も見えるそうです。(お姫様なのでお参りのためでも簡単には外出できなかったのでしょう。城内から天満宮を遥拝していたといいます。 // 二人目の子供:幸千代を亡くした姫はその後子供に恵まれません。占わせると「秀頼の祟り」と出ます。以降の姫は非常に信心深くなったと言います・・・)))

奥には千姫様がー。(七三分けなのがちょっと気になる^^;)


西の丸の庭へ下ります。


(↑長局を外から見たところ)

時に_元々は化粧櫓は西の丸の御殿と渡り廊下か何かで繋がっていたのでしょうねえ?(↑こんな武骨な石段を姫様が裾を引きずりながら上がったとは考えにくいからー)

さて、続いては本丸へ~。