
注連縄を張られた木があった。相生の杉、ですって。

その先に 赤い鳥居が。ここから参道が始まるようです。

その先の流れ_「思ひ川」。


なるほど、昔は「手水舎」などはなく 参詣者は清らな流れで身を清めてから神様の前に進んでいたんですねー。(川に足を浸さねば神社境内に入れない 中洲にあった元々の熊野大社や、 先日伺った下賀茂の足つけ神事(=みたらし祭)が思い出されます。)
更に進みます。

貴船名石「つつみが岩」なる物がありました。

(紫に光る不思議な石~ ですが ここが海底火山だった事を示す石なんですってー)

潜り戸があった。

その先が奥の院の境内。

押し寄せるような緑の中に建つ 簡素な社。


拝殿。

その奥に本殿。

祀られているのはクラオカミノカミ。(神道に疎い者には難しいのですが、本殿のタカオカミノカミと同一の神だそうです) 又一説には玉依姫命も祀られているらしい との事。(って公式HPにそう載っているのです)

創建由来が記された札。

本殿下には巨大な龍穴がある~ という話、興味深いですねー。/ 因みに社の修理や再建工事では 龍穴の上に工人らが立つのは不敬という事なのでしょう、昔から社殿を 曳家 して「権地(ゴンチ)」に移して修理・再建をし 又龍穴の上に新しい社殿を 載せる そうです。(最近では平成23年にも 古来よりの伝統作法にのっとって建て替えが行われたそうです)
社の右側の 注連縄が張られた場所_ここが「権地」ですね?

本殿横の石積みの垣の中には_

「御船形石」_

↑創建の物語にある_ 初代天皇神武帝の母で海神の娘:玉依姫が大阪湾からここまで乗っていらっしゃった「黄船(キフネ)」が埋められているそうです。(札に書かれていますが、 航海する時 御船形石 を覆った小石を戴き携帯すれば海難に遭わないとされ、船乗がお守りに求めた と伝わっています。)
古い伝承を沢山知りましたー。(日本人として経験値を「1」GETできたかなー)

では戻って参りましょう。
本当はこの後 朝ごはんを食べに宿に戻ったのですが、
次の項には、奥の院から 貴船の駅までの川辺の写真を 続けて貼ろうと思います。(つづく)