
蔦の絡まる石垣の上の茅葺屋根の建屋。障子は「雪見」。いいねー。(しかしこちらは「離れ」だった模様。中でお食事が頂けるかどうかは不明ー)

ここが入口。

まるでお城の様な建物ですが_

こちらは元々 白豪院(ハクゴウイン)という旧里坊(サトボウ /比叡山の高僧の隠居場)だったそうです。

食堂の南には水と緑の溢れるお庭が。

ええと 何にしようかな?

で、私は茶そば。

亭主は湯葉の柳川。+麩の田楽とビール。

遅めのお昼だったので なんだか「体にしみる」ように美味しかったです。
食後はお庭を散策。


庭の西の池の奥には・・・

一筋の滝がありました。

「白豪の滝」。ここにあった里坊の名がついていました。
さて庭の東には 築山 というには大きい 小山 がありました。

登山だってできちゃいそう(?)

古墳かしら と思ったら、里坊:白豪院の和尚様が穴太衆に命じて造らせた人工の山だそうです。石積みの上に土を盛っているのですが 何の目的であったかは伝わっていないのですって。(不思議ー)
内部はカギ状に通路が走っていて迷路の様でした。



余談ながら この石造りの通路は 映画『プリンセス・トヨトミ』で 大阪城からの脱出のシーンで使われたんですってー。(♪とりびあー)
ググってたらセットを制作した(株)青沼塗装工業さんのブログがヒットしたので リブログ させて頂くことに~↓
↑すごい!これぞ な職人技!
(『プリンセス・トヨトミ』ってまだ観た事ないんですが こりゃTSUTAYAで借りなきゃっ)
御馳走様でしたー。
と退出してから通った建屋前で・・・

「芙蓉寮」という札を発見。

ああ、住み込みさんのための寮ね?と この時は思ったのですが

帰ってから写真をよく見たら 寮名の横に「神武第1011工場」(ネットによると堅田にあった工場らしい)と書かれています。軍需工場の寮だったんですねー。(芙蓉は花の名だからもしかしたら女子寮だった?)
戦後72年ですが・・・
まだまだ 厳しかった時代の名残りがひっそりと でもしっかりとあちこちに・・・。。。
で、寮の向こうには通に面して建つ茅葺屋根の家の入口がありました。

えええ?水車? は後から横に置かれたものか ははは^^;)
この後は 道の向かいの「旧竹林院」を拝見しました。/つづく