向かいにある これまた元里坊の旧竹林院 を訪ねました。

八王子山を借景とした美しいお庭と茶室で有名な所、だそうです。

ゆるい坂を上ると

建屋がありました。

入館料を納めて入館。

まずは館内からお庭を鑑賞。


(↑外の緑の照りかえりで室内も緑に~)
(↓おや 外に緋の唐傘と毛氈がしつらえられた)

(↓ら、室内も赤く?)

(建屋の木材が赤っぽいのもあるのでしょうが 唐傘の力もあると思うー)
このお庭は 後で歩かせてもらう事にして__


暫く館内を鑑賞。
西の間には屏風が飾られていました。

↓「(前略)山坊(ヤマボウ)の竹林院 (中略) 北尾谷(東塔)の本堂として竹林院が (後略)」(補足/比叡山は「三塔十六谷三千坊(サントウ・ジュウロッコク・サンゼンボウ)」から成っています。)

こちらは隠居場である「里坊」の竹林院さんですが、修行場である「山坊」の竹林院は比叡山の東塔に属する北尾谷の、本堂という権威ある寺院なんですね?

二階も拝見できました。




(住みたくなるレベル^^)
お庭を歩きます。

小川に沿って行くと_


さっきお邪魔した建屋が見えてきました。

「順路」に従って石段を上るとー
木立の中の四阿(アズマヤ)に出ました。

もしかしたら茶室の待合として使われていたのかな?

と 思ったのはその先にお茶室があったからです。


この茶室はユニークな造りになってました。

お茶では(畳に)炉が切ってある所に亭主が座りますからー
この炉の配置では亭主をはさんで客が左右に分かれて向き合う事になるんですね?

「天の川席」と呼ばれる席で、全国的にも珍しい物だそうですよ?
その先にも建屋がありました。

二階屋で部屋数も多く 又炉も切ってあって 茶事用に貸し出しもされるようでした。

潜り戸の向こうに 最初に上がった建屋が見えます。

これで一回りした事になるんですね?

ああ、 こちらでお茶を頂くのもよさそう。(私達はさっきお茶飲んだばかりだったので所望いたしませんでしたが)

坂本の歴史・文化に触れる 豊かな一時が持てて 良かった~。
この後は・・・

実は宿へ行ったのですが_

翌日も坂本を歩いておりますので、引き続き 坂本のお寺や神社を訪ねた話を綴っていこうと思います。