梅宮さんに続いては
桂川を渡って 松尾さんへ。
松尾さんは 創建701年の京都で一番古い神社。このエリアの所有を許された渡来系氏族 秦氏が、地元民のために建てたものと言われています。(ちなみに秦氏は 自分達の氏神、大陸から連れてきた稲荷神の為の神殿は ここよりも後の和銅年間(708年-715年)に 伏見に建てています)
松尾さんもすでにお訪ねした折の記事をUPしておりますので、、、
今回は主に「亀」に絞って 絵を貼ってまいりましょうかね。
(↑ここは「神亀(724年-729年)」という元号のもとになった有難くも珍しい亀が発見された場所だそうで 神社敷地内にはあちこちに亀さんがいるのです)
随神門を潜り
清らな川を渡って境内に入ると、
まず手水舎があります。
この水を出しているのが「亀」。
それから拝殿の方へ向かうと 途中にいるのも
亀。(なで亀さん)
本殿正面の柱にも 亀。
本殿脇に 又亀。
庭園入口脇にも 亀。
庭園へ向かいます。
神泉「亀井」
先にこの図を見ているからでしょうか・・・
この後みた 摂社「月読神社」境内の「解穢(カイワイ)の水」も
なんだか亀のように見えてしまった事ですー。
おっと先に解穢の水の絵を先に貼ってしまいましたが_
森の一部のような 月読神社も良いお参り処でした。
月読大神(ツキヨミノオオカミ : 天照の兄弟神とは別の神と考えられているそうです)を祀るこの神社の
境内の隅 (解穢の水の反対側) には_
身重なのに三韓征伐に行く事になった神功皇后が 産み月を遅らせるために使った月延石(ツキノベイシ)が置かれていました。
妊婦がお腹に冷たい石を当てて 産み月を遅らせる~ という「古の医療行為(?マジナイですかね)」は 現代人にはかなり不思議ですが、それでいて 古代の人の命に対する真剣な向き合い方はちゃんと伝わり 理解できる。/だからこそ 今もここに安産祈願にお参りする人が絶えないのでしょうね。(奉納されている白い小石がその証)
駆け足参拝ではありましたが、
梅宮さん 松尾さん というともに 「お酒と安産の神様」を祀る神社を訪ね、
ちょっとした 「ディスカバー・ジャパン」な気分を味わった 亭主と私だったのでございましたー。/おしまい。