三尾(ミオ)神社(兎、兎、兎) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

琵琶湖疎水の第一隧道を見た後は、
そのすぐ北隣の三尾神社へ行ってみました。

地元では「みおんさん」と呼ばれる神社で

主祭神は伊弉諾尊(イザナギノミコト)、御神紋は「真向きの兎」だそうです。

(↑ 伊弉諾尊がこの地に 長等山(ナガラヤマ)の地主神として鎮座されたのが、神社の始まりで、社名は伊弉諾尊が身につけておられた 赤・白・黒の三つの帯が 尾を引くのに似ていた事からきているそうです。社殿は 三井寺の開祖:智証大師が859年に琴緒谷(コトオダニ)というところに建立していますが (それ以前の社地は不明) 、明治9年に三井寺から独立し 旧社地から現在地に移っています。)

舞殿、、、

でしょうか?(正面に本殿が見えます)

その先に手水舎がありました。

おや、水を噴いているのは波に乗る兎だ!

おもしろい!

と思ったのですが この後も神社のあちこちで兎を目にする事になるのでした。

↑灯篭の足にも兎
↓門の脇の・・・

↓提灯にも兎。(これが御神紋「真向きの兎」ですね?)

↓本殿前に進みます。

左に 二羽の兎の絵馬、右に 二羽の兎の石像。

おお これは「めおと卯(ウサギ)」ですか。(すると絵馬の方も?)

↓そばに 「三尾神社と うさぎ の由来」が書かれた札がありました。

(↑三尾明神(=御祭神:伊弉諾尊)が 卯の年 卯の月(旧暦二月) 卯の日 卯の刻(午前6時頃) 卯の方(東) から出現されたという言い伝えから、 兎が神様のお使いとされ 神紋は「真向きの兎」、 御祭神は卯年生まれの守り神として崇められている、 そうな)

(↑拝殿内から神殿部を見たところ)

本殿の右、 北隣には末社:日御前神社(ヒノゴゼンジンジャ)がありました。/御祭神は天御中主神、高御産巣日神、神産巣日神の三柱。創建者は、 天武天皇の長子、大津皇子の第三の姫宮、瓜生姫(ウリウヒメ)。元々は中保町(現・大津三丁目あたり)にあったそうですが 明治に入って三尾神社境内に移されています。

子授け安産、夏虫の神 と言われていますが
 このうち夏虫は 夏の昆虫 ではなく 夏沸瘡(ナツブシ)_つまり 赤ちゃんのアセモや 頭の皮膚疾患の事 のようです。
↓絵馬にも見えますが 朝瓜(瓜の一種の夏野菜) がこの小社のシンボル。(縁結び 子授け 安産 赤ちゃんの病気の治癒 に霊験あらたかな朝瓜形の石が祠の中にあるそうです。) 七月の朝瓜祭 というお祭りでは 参拝者が 子供の名前を書いた紙に包んだ朝瓜を奉納するのが習わし とか。


他の境内社。/左から 白髭神社+夷子神社 天満宮 白山神社+愛宕神社


境内の隅に こんな石の兎もいました。これは ・・・ 親子兎、かな?

(探せばもっと沢山の兎に会えたかもー)

この後は 三井寺を駆け足参拝しましたー。(つづく)


(ぽそ)
三尾神社について調べていたら_
三尾明神の三色の帯は 新羅明神、白鬚明神、比良明神、 という神である という伝承がある事がわかりました。これは ・・・ 調べれば調べる程難しい話で ここに ちょこちょこ っと概要を打つなんてとてもできそうにありません。が、 興味深い話なので 心にとめておき 少しずつ本を読んでみようと思います。。。