東福寺の塔頭(タッチュウ):霊雲院を拝観した後は、東福寺 本坊の方へ行きました。
途中の谷に屋根付きの橋がかかっています。
「臥雲橋(ガウンキョウ)」です。
紅葉の名所として有名ですね。
冬枯れた林の上に見えるのは「天通橋(テンツウキョウ)」。
因みに あっち は有料、 こっち は無料。
美しい天通橋が撮れるのは無料の臥雲橋からのみ、というのはちょっと面白い?
(↓渡り終えて振り返った臥雲橋)
本院境内に入ります。
正面に本堂。
法堂から北へのびる屋根つきの廊下・・・
その延長に さっき見た通天橋があります。行ってみましょう。
左手に古めかしい中国風のお堂があります。経蔵です。手前にあるのは小さな鐘撞堂。(中の鐘は平安初期以前のもので重文ですって)
室町後期に建てられたと考えられているそうですが 細部にまでこった お洒落な建物で 古さを全く感じませんね。
北の谷を渡る廊下に戻ります。
「橋」の部分から先は有料エリア。橋のたもとで拝観料を納めて・・・
橋を渡ります。
臥雲橋から見た 展望スペース部分。
今度はそこから 臥雲橋の方を眺めてみます。
(写真ではお伝えできませんが 体が宙に浮いてるような気分が味わえます!)
反対の山側から 方丈の展望台を見てみます。(後で あそこへも行ってみましょう)
↓橋を渡り終えて振り返ったところ。
先へ行きます。
屋根付き廊下が導く先にあるのは・・・
開山堂_常楽庵です。(開山者円爾(エンニ)_聖一国師(ショウイチコクシ)を祀るお堂)
アプローチの右に水と苔と低木の庭、 左に白砂の庭。なんてモダンなんでしょう!
(↑でこの苔が又 濃い!まるでナウシカの森です。(うっかり心が探検に出かけてしまわないように気を付けないといけない庭))
建屋もいいです。凛として。向き合うと背筋が伸びる建屋です。
上に乗る楼が ある種の「非日常感」を漂わせています。(現実の世界にいる事を忘れてしまいそう)
白砂の庭に面して建つのは普門院。円爾が東福寺に先だって開いたお寺、だそうです。
普門院の縁に座って 白砂の庭の向こうに 緑豊かな庭を眺める・・・。不思議な思索の空間です。
しかり あまりゆっくりもしていられないアタクシタチ。(おじいちゃんがデイサービスに行ってる間、のミニトリップでしてー)
続いては 方丈とその庭を見せて頂きましょう。
(↑開山堂側から 谷越しに東福寺方丈を見たところ)
つづく