霊雲院(東福寺塔頭 重森三玲の庭) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

東福寺に来ております。

(↑北大門を抜けてー
 ↓臥雲橋の方へ行く・・・途中)

昭和を代表する造園家 重森三玲の庭をもつという塔頭(タッチュウ)、霊雲院(レイウンイン)を訪ねてみます。




門を潜り・・・

建屋の方へ。(この正面の白壁の向こうが 「お庭」 ですね?)

拝観受付をして

お庭へ。

お お お お お

すごいスケールの庭!(小さな庭であるにもかかわらず)
(↓これは「九山八海(クセンハッカイ)の庭」。真ん中の須弥山(シュミセン)にみたてられた「遺愛石」という銘を持つ岩は 細川忠利・光尚 父子が寄進したもの、だそうです)

このまんなかの岩だけでも ものすごいのに(何時間でも脳内でロッククライミングして遊べそう) それが 銀河の中に浮いている!

とても宇宙的! こんなに 心を自由に遊ばせられるファンタジックな庭は初めて。(皆様も是非ここで 身長1ミクロンの仙人になり鶴に乗って飛び回ってみられませ~)

と まず南の庭に驚いたあと、西の縁へ行ってみると そこには

モダンをとおりこして アヴァンギャルドな庭が!

正直 たまげました。
(↑こちらは「臥雲(ガウン)の庭」。寺号「霊雲」からインスピレーションを得て造られたそうですが 名前はすぐ近くの橋「臥雲橋」からつけられているようですね?)

時にここは 日露戦争の時 50人のロシア人捕虜を預かったといいます。捕虜が故郷を偲んで作ったというバラライカなども展示されていて 不思議な気持ちがいたしました。(禅寺に収容されていたロシア人はどんな心境で寝起きしていたのでしょうね?当時三玲の庭がなかったのが残念なような・・・)


この後は 東福寺のお庭も拝見しました。(つづく)