さて。
もう半月ほど前になってしまいましたが。
農家さんでの研修を中断しました。
(でも農家になる目標を変えるわけではありません。)
去年からいろいろと準備を始めて、
[ 農業次世代人材投資資金 ]という国の制度を活用するため、
研修計画や資金計画などを書類を作成していました。
〇農林水産省HP:農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)
http://www.maff.go.jp/j/new_farmer/n_syunou/roudou.html
1月に会社を辞めて、
3月から農業研修を開始して。
6月10日まで、研修をさせて頂きました。
ニンジンの雑草取りは、それはもう大変だった♪
中断する理由はひとえに私の想定不足であり、
受け入れてくださった農家さんや七飯町役場の担当Yさんをはじめ
農業委員会の方、農協の方にはお詫びの言葉しかありません。
実際の理由を書いていきます。
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①体力的な問題
体力かよ!!って感じですが、実際に農家は体力仕事です。
これの有無が生産性を左右すると言えます。
今回活用しようとしていた[ 農業次世代人材投資資金 ]というのは、
2年間の研修の後【必ず】就農しなければいけない制度です。
実際に研修を進めていく中で、
『2年後』までに『専業農家で』
やっていけるだけの体力は付かないと判断して今回の決断をしました。
(研修先の方々に様々意見をいただいて考えた結果です。)
確かに農家さんたちは子供のころから農作業をしている人も多く、
とても体ができている人が多いのです。
②技術的な問題
この問題も本当に深刻で、
野菜を出荷できるレベルで育てるのは本当に大変です。
その『品質』と『圧倒的な数量』を生産する技術は2年では身につきません。
いちおう家庭菜園歴だけであれば10年を超す私ですが、
こんなものはお遊びでしかない♪
今の農家さんには何代も前から受け継いできた技術があります。
その技術が今の日本の食卓を支えています。
・種の播き時
・苗の植え時
・耕し方、耕す深さ(肥料)
・畝の作り方
・剪定の基準
・収穫の方法、基準、タイミング
・資材の使い方
・効率化のための方法
これらは農家さんそれぞれですべて違うと言えます。
そして、畑の場所・状況によっても最適な栽培方法は変わってくる。
「北か南か」だけでなく、「土質」や「地下の構造」、「気候」、「斜面」・・・
隣の畑に行っただけでも状況は変わります。
2年でこれらを習得することは、まず不可能。
そして、2年後に就農して何も知らない新しい土地で農業をするのは
とんでもなくハードルが高いと言えます。
・・・・・・
「言い訳」みたいなのを書き連ねていますが、
逆にこれらを解決すれば何も問題ないことになります。
なので、これを書いているとき結構楽しいです。
自分の解決すべき課題。
未来の自分の想像図です。
未来の自分はこれらを出来るようになっている。
そう考えると楽しいですね♪
長くなってきたので、続きは次回に。
→https://ameblo.jp/numa-clutivation/?frm_id=v.mypage-ameblo--myblog--blog
自分の「夢」である農業について