作る楽しみ~トショウの5年 | 希望ヶ丘盆栽通信

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30代の頃より自己流でミニ盆栽を楽しむ。その後、小品盆栽を学ぶため京都に通う。約10年、盆栽教室にて技術・知識・鉢造りなどの指導を受ける。日々の手入れを通じて季節の便りをお届けできればと思います。

今日はトショウです

 

今日は芽摘みでした

 

先日も植え替え後の様子としてアップしましたが、ほぼ全体で

均一に芽が伸び順調に来ました

 

今日は芽摘み、整枝(一部の枝に針金を掛けました)をしました

 

作業前です

 

上から見ています

 

余裕を持たせて、ザっと芽摘みをしました

房の状態を過ぎたので芽摘みは鋏を使っています

 

房状の内に摘まなかった、、、、

その目的は切り戻しでもあります

ただ、遅れてしまったので、鋏を使った訳ではありません

 

切り戻しと言うほどではありませんが、指で摘む箇所よりは

深いところで摘んでいます

 

摘む基準として全体を見ながら輪郭に合わせて行きます

 

正面は こんな感じになります

 

アップです

摘んだ後、フトコロに隠れている芽を掬います

 

ここをクリアーできれば完成、、、

そのポイントが ここです!

正面のシャリが入った幹の凸、、、ここが気にならない位に

アタマを被せる事でした

 

青丸よりオレンジ丸が被って来るのを待っていました

針金で持って来るなら簡単ですが、棚として被せることです

 

この角度の方が解り易いでしょうか~

 

芽摘みの後、上から見ています

混んでいるように見えますが、陽が入るようになりました

 

芽摘みに戻ります

三つの丸を指先でクリっと回して摘む、、、、

青丸を早めの摘んで最終的に黄色丸で摘む、、、、

この芽は更に辿って軸で摘んでいます

軸の元に芽がある事が条件で、芽が無いまま摘むと枝として

眠ってしまいます

 

ちょっと見にくいですが、、、、

ある枝のフトコロです

かなり幹に近い部分ですが、これらの芽を大事にしておきます

 

一部の枝だけですが、0.7ミリ、0.5ミリの銅線で枝先を整えました

 

下の画像は、うちに来て間もない頃、2015年2月頃の

記録です

ホネだけで買った記憶が蘇ります

 

約5年半になりますがbefore~afterです

 

今日、紹介しました芽摘みは現在の段階で最も適した方法と

考えています

枝作りが目的、、、枝を混ませる、、、棚を伸ばしたい、、、

各々変わって来ますが、房状の段階でクリっと摘む事だけを

やっていると芽が混んで、一見出来ているように映りますが、

中を覗くと「アレっ」、、そんな素材を見かける事があります

 

間もなく梅雨、、、気温も上がって、すぐに二番芽が吹いて来ます

その芽でピシッと決まれば、完成に近づいたかな、、、と

行ったところです

 

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