今日は昭和の日。
昭和天皇の122回目のお誕生日です。
昨日、マンガ「昭和天皇物語」8〜10巻を読みました。
第二次世界大戦へと突き進んで行く日本。
戦争を回避するために天皇としての職務に邁進されながらも思うように物事が運んでいかずに悩まれる昭和天皇。
漫画の中で、不穏な世の中にあって心の救いとなったのは植物の研究に没頭している時間だったと描かれています。
半藤一利さんの「昭和史」が原作、永福一成さんの脚本、能條純一さんの迫力ある画で昭和史の世界にぐいぐい引き込まれます。
今の世の中を見て、昭和天皇はどんなことを想われるだろうか、、、。
漫画の中で昭和天皇が「雑草という草はない」とおっしゃるエピソードが何度か出てきます。
うちにはテレビがないので見ていませんが、現在NHKの朝ドラでやっている「らんまん」の主人公のモデル、植物学者の牧野富太郎さんも「雑草という草はない」とおっしゃっています。
昭和天皇は牧野富太郎さんから植物学についてレクチャーを受けたこともあるため影響を受けたのではないか、、、と↑↑↑の記事に書かれています。
人間と植物との関係性。
植物のおかげで空気を吸うことが出来、水を飲むことが出来、食べることが出来、燃料を得ることが出来ます。
植物がなければ生きていけない人間。
他にも地球上の他の生き物や鉱物や遠く離れた太陽や月や、さまざまな恩恵を受けて生きている人間。
人間は受け取るだけ、もらうだけ、奪うだけでなく、受けている恩恵に対して恩返しが出来ないものだろうか、、、時々思います。
自然を敬い、自然と共に生きてきた大昔の人類。
今も昔ながらの暮らしを守って生きている人たちもいますが、圧倒的大多数が経済社会の中でお金を追いかけて生きています。わたしもその一人。
奪い合う世の中から分かち合う世の中に変われるのか変わらないのか、、、。
人間が恐竜の後を追うのかどうか、、、。
いろんなことを思わされます。
さて、広島の原爆記念館に外国からいらした方々の来館が急増しているそうです。
ウクライナとロシアの戦争が終わらず、核の脅威にさらされる中、真実を知りたいと遠く離れた日本にやってくる方々。
コロナ禍で外出を控えてきて、もっとパァッと気持ちが発散できる場所がいくらでもある中、広島を選んで真剣に展示をご覧になり、涙ながらに感想を語っておられる方もいらっしゃって、心打たれました。
力強く生きている植物にふれると気持ちが癒されて励まされます。
人間には感情があって、刻一刻といろんな気持ちになります。
時には気持ちに振り回され、気持ちに飲み込まれて苦しくなります。
一方、ウキウキ、ワクワク、ときめきを感じてテンションが上がることもあります。
植物は厳しい環境であっても、ただその命を生きているようにわたしには見えます。
植物の周りにいる、鳥や虫などの生き物もそうです。
植物に触れて、植物から元気を分けてもらいながら、気持ちを整えて、わたしの出来ることをやろう
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お読みくださりありがとうございました