会社更生法の適用。
IPOした会社の多額の借金。
お金の質が変わり、
心を込めて
お客様に喜んでもらうようになったワケ
こんばんわ!クレドの参謀@秋田俊弥です。
今回ご登場いただくのは、腎不全にかかったネコ向けの水素
水のネット販売をしている合同会社シェアリング 代表取締役
細谷則行さんです。
細谷さんは、40歳過ぎまで、経理畑一筋。その人生の裏側は、
会社更生法適用の会社の処理、IPO1社、IPOした会社の
多額の負債処理、を経験された方です。
それだからこそ、”お金とのかかわり方”が変わりました。今、
お客様からストレートに「喜んでもらう」ことが、うれしいと
言える仕事をしています。細谷さんの山あり谷ありの人生をお
聞きください!
『おまえは、やってないよね』
【中学~母の教え】
小学生の頃から、母親のしつけはしっかりしていた。中学に入ると、
『挨拶をしなさい。』
『感謝の気持ちを忘れないように。』
社会に出てから、母のこの言葉を思い出す。
【17歳~道を決める】
細谷さん、希望の高校に失敗。ご両親の期待に応えられなかった
想いが残る。将来、就職するときに、仕事の間口が広い、経理の
仕事をする決意。高校卒業後、簿記の専門学校に通う。
『この道で行こう!』
【20歳~楽しくやろう】
専門学校では、あまり勉強せず、なかなか就職が決まらない。
就職雑誌で探し、なんとか5月にメーカーの工員として就職。
経理希望だが、とりあえず腰掛けで。
初日、一番嫌いな塗装の仕事で、「やめようかなぁ」と思う。
翌日会社を休み職安へ。
職安から紹介された会社の取締役から言われた一言。
『会社はお金を払うところ。
楽しいところではないよ。』
この言葉で、1年間は、「イヤな仕事を楽しくやろう」と決意。
イヤな仕事も、楽しさを見つけると楽しくなってきた。
【25歳~夢を決める】
ある日、見知らぬオヤジサンから肩をたたかれる。実は社長だっ
た。
『君は簿記の資格持ってるね。今日から経理やりなさい。』
かくして、あっという間に念願の経理に。さらに工場長からもか
わいがられる。この頃は、アイディアがどんどん湧く時期。基本
は、購入元が仕事をやりやすいように考える。
例えば、5%コストダウンを要求。購入元は売上5%ダウン。と
なるところを、5%分別に発注。
母の言葉を思い出す。
『女性が喜ぶことをやりなさい。』
女性を購入元に置き換えると、購入元が喜ぶようなことをする。
不満は、高卒だったため、学歴が関係ない会社で働きたかった。
実力主義的な会社、IPO(上場)を目指す会社で働く。
これで”夢”が決まる。
【30歳~すぐ戻って来い!】
IPOに参画する話があり、会社を退職。その後、2社目で仕事
をしていると電話。始めた入った会社が、会社更生法の申請。
元上司からの電話。
『うちのブランドを残すために、戻ってきてくれ。』
管財人、弁護士と一緒に、教科書なき問題を解いていく。こんな
経験は、誰もできない。
会社更生が完了。
『一つが終わり、燃え尽きる。』
【39歳~針のむしろ】
IPOの夢を抱え、34歳のときにIPOを目指す会社に入社。
39歳のとき、会長が会社の金を横流しをして逮捕。
細谷さん 『やめたい。』
社長 『おまえのやっていた仕事は誰がやるんだ。』
「自分のところで食い止めよう」と決意。
株で損したひとが、たくさんいる。毎日、クレームの電話。
ある日、実家に帰り母親さま。
『おまえ、
やってないよね。』
母からの言葉が、一番つらい。思わず、涙する。
【47歳~迷惑かけたから】
負債処理の目処がたったところで、会社を退社。
株主を損させたという想いから、「社会貢献」をしたい。
やりたいけど、なにをしていいのかわからない、女性、若
手、高齢者で、やりたいけどなにをしていいのか分からない
ひとを償いとして育てる起業支援。
もうひとつの柱。
自分ができること=ひとが喜ぶものを売る
お金に対する考え方が変わった。
腎不全のねこのための水。
想いを真剣に伝えることでお客様から感謝される。
『来てくれて、ありがとう!』
『お大事にしてください。』
感謝されること、リピートがあるビジネスだけを行う。
『自分と合うひとと
細く長くお付き合いしたい。』
商売については、Big Tomoroow 3月号(今月号)
に細谷さんの記事載ります。
【細谷則行 感謝のクレド】
1.お客様からの問い合わせに、
「来ていただき、ありがとう」
という気持ちで喜んで対応する。
2.お客様に商品を売らずに、
想いを真剣に伝える。
3.お客様に生かされていることに感謝し、
気づかいの言葉をかける。
4.お客様に、喜びのサプライズを与える。
5.お客様に、
「来ていただき、ご購入頂いた」お礼を、
こころを込めて、商品を届ける。
作成 ; クレドの参謀@秋田俊弥
このような経験をしているからこそ、自分の軸がしっかりしている
細谷さん。
お客様からのお礼の手紙、見せていただきました。
営業とお客様の関係の内容ではありません。
お客様の”ありがとう”があふれていました。
細谷さん、長時間の熱いお話。
ありがとうございます!
合同会社シェアリング 代表取締役
http://www.sharing.vc/annai.html