【全幅の信頼を置いたＮｏ２と
気持ちが離反していることに
悩んでいる社長さん！ 聞いてください！】
おはようございます。気がついたら、９月１日、ブログリニューアル間に
合わない！とあせっている秋田俊弥です。
今日から、平日は、『○○○○○○の社長さん！聞いてください！』と
いう社長さんの悩み解決ブログをスタートします。
第１回は、７月９日の書きました記事を再度アップいたします。
これからも応援＆アドバイス、よろしくお願いいたします！
////////////////////////////////////////////////////////////
今回は、江戸川区に本社を構える（株）梶哲商店（鉄鋼加工流通）
代表取締役の梶哲夫さんにご登場頂きます。梶さんは、大学のワン
ダーフォーゲル部の大先輩でもあります。
梶さんは、江戸川区の鉄鋼加工連盟（江戸川鉄栄会 ）の会長を務め
るだけではなく、いつお邪魔しても、私の相談を真摯に受け止めてくれる方
なんです。そんな梶さんのお人柄を少しでも多くの方に知って頂きたいと思
い、ご登場願いました。
『社長としての考え方が、
私 「梶さんは、ほんと日本一の聞き上手ですねぇ～」
梶さん 「そういって頂き、とても嬉しいです」
お話は、昨年退職された常務取締役の方と梶さんのことです。その方は、
元大手商社を早期退職されて、８年前に梶さんの会社に入社しました。
その方の「最大の貢献は、得意先の加工業者が大きな負債を抱え行き
詰った時、その会社をうちで引き受けるという一大決心をされたんです。」
業界での経験も豊富で、梶さんとしては、全幅の信頼を置いていたそう
です。
私 「梶さんの”心の許し” と”みとめ” 、すごいですねぇ」
梶さん 「みとめるって、大変だけど、大事だねぇ」
ところが、ある時期から、梶さんの社長としての資質について、”社長
としての考え方は甘いのでは”と具申されるようになったそうです。それ
から、梶さん自身もその方に違和感が出始めて、お互いに気持ちが
離れていったそうです。結局、昨年ご年齢ということもあり、退職という
形を取られてそうです。
梶さんの凄いところは、昨年から５０歳半ばにして、ご自身を見つめ直す
ために、わざわざ京都の自己研鑽のスクールに通われていることです。
その中で
明歴々露堂々
（めいれきれきろどうどう）
という言葉を聴いた時に、ハッとしたそうです。意味は
「朝露は太陽の光で堂々と輝くが、
その太陽で蒸発もさせられると」。
「ある時期は、師と仰いだ方でも憎しみが出るのは、こちらの受け
止め方がすべてだ」ということがわかると、わだかまりが消えたそう
です。
そうすると、その方が厳しく指摘されていた
・社長の資質・あり方
・組織のあり方
ということを本気で受け止められたそうです。
梶さん 「会社のモットーは、『希望と共感』です！」
「人生は、まっすぐに進まない。
紆余曲折の過程が大事じゃないか」
と。
今、梶さんご自身、「自分をさらけだす」ことを意識して、社内改革に
取り組んでいる最中だそうです。
後で、梶さんからお聞きしたのですが、この記事を、会社の幹部の方に
お渡ししてお話をされたそうです。梶さんの今のお気持ちをお伝えした
かったと。
そういう梶さんの社長として、ひととしての、勇気、尊敬いたします！