スポットライトに押して、その子を入れるようなグループ | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

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アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんばんは。

 

来月からの職場異動に際して、通勤経路をどうするか迷っています。大都市圏にお住まいの方ならお分かりかと思いますが、都心ですと複数路線・複数駅が利用可能で、色々な経路が考えられるのです。例えば夢の場所「東京ドーム」ですと、JR「水道橋」駅、都営地下鉄(三田線)「水道橋」駅、東京メトロ(丸ノ内線、南北線)「後楽園」駅のほか、少し離れた「春日」駅や「飯田橋」駅なども利用可能です。場所は違いますが、今度通う本社も似たような立地で、選択の幅が広いだけに悩むのです。今の部署に来る前も本社に通っていたのですが、その際の通勤経路は「(プライベートで)この駅で乗り換えた方が何かと便利だろう」と、普通ですと乗り換え駅設定されていない経路を使っていました。それだけに定期料金も高く、この9年で認められない状況となったのです。まあ、良くあんな勝手を認めてくれていたなと思える経路でしたが(苦笑)。

 

今、迷っているのは2つの経路。1つは本社の入るビル真ん前の駅を使うが、乗り換え2回となるもの。もう1つは、乗り換えは1回で済むが、降りてから職場まで6~7分歩く(ただし、雨に濡れない地下街を使える)もの。定期料金はほぼ同じで、どちらを申請しても認められるでしょう。総所要時間は、後者の乗り換え1回経路の方が若干多くなりますが、それも乗り換え時の状況次第です。最寄り駅から職場の接近性を取るか、乗り換え回数の少なさを取るか、「迷って迷って」状態の昨今です。

 

さて、前記でパロった「呪って呪って」ですが、リリース記念のLIVE配信が昨晩行われました。メンバー全員が生出演の配信ですので、私も朝から楽しみに待って、しっかりリアタイしました。今回はその感想や感じた事を書いて参ります。

 

 

外には弱いけど、内輪の盛り上がり最高のイコラブちゃんですから、全員でのワチャワチャ配信が面白くない筈がありません。過去もこの種の配信を大いに楽しんできましたので、夜を待ちかねていたのです。そして期待はもう1つ。番組最後の「お知らせ」ですね。こうした生配信にありがちな「お知らせ」。昨晩は配信が開始される20時前に、メンバーからの「もうすぐ配信始まるよ」投稿も盛んで、これは何かあるのではと期待が高まったのでした。ここで想定される「お知らせ」は聞きたくない事ではなく、プラスの何か。過去にヌルっと発表された新作リリースやツアー開催発表のタイミングでは無いことから、私はあるとしたら「イコノイジョイ2024」の開催発表と踏んでいました。先日、ニアジョイの1st販促スケジュールが出た事でちょっと話題となった3グループ合同コンサートの開催時期。例年どおりの夏開催だとしたら、このタイミングで発表かなと思ったのでした。

 

そんな期待も抱きつつ臨んだ生配信。企画としては本作の3つ(のろのろ、誰バレ、第3ボタン)のMVに関する問題を3チームに分かれたメンバーが賞品を掛けて答えると言うものでした。最初の「のろのろ」問題は超マニアックでしたよね。あれ、全部答えらえたら凄いを通り越して怖いですよ。MCはいつもの杏ちゃんではなく、花菜ちゃんが担当しましたが、メンバー全員が揃った時に醸し出す緩くて、暖かい雰囲気は昨晩も健在で、大いに楽しめました。やっぱりねえ…、イコラブちゃん全員が揃った時の満ち足りた感は何物にも代えがたいのですよ。「期待すると何もない」と言うイコラブあるあるで、結局「お知らせ」はありませんでしたが、それはそれとしても楽しい時間を過ごせました。

 

そんな訳で終始リラックスして、大好きなイコラブちゃんたちを愛でる一時となりましたが、そんな中でも心が暖かくなる瞬間がありました。期待した「お知らせ」不発ではあったものの、これを味わえた事こそ、非常に意義あるものだったと思えたのです。

 

それは「誰にもバレずに」MVの振り返り。ご存じのとおり同作MVはスポットライトに照らされた舞香ちゃんを先ず花菜ちゃん押しのけ、その花菜ちゃんもみりにゃに押し出されと、1つしかない「その場所」を争うかのようなシーンとなっています。普段のイコラブちゃんからは想像もつかないシュールな幕開け。これに関してはメンバー自身も違和感を覚えた模様で、撮影に際してはつい優しく押してしまい、監督から「もっと強く」と指導されたと花菜ちゃんが語っていました。体調不良で撮影に参加していなかった姫(りさちー)の感想も、おっとりした彼女っぽいもの。曰く「(後日、映像を見ると)みんなが怖すぎて…」。衣織さんによれば、撮影直前まで「食べものしりとり」をメンバー間でして、和気あいあいだった模様ですが、そこから良くスイッチが切り替わるなと。

 

※上記シーンは35:15くらいからです。

 

そして、配信の締めとしてメンバー1人1人が本作の感想を述べるのですが、ここで今日はMCに振られる1メンバーとなった杏ちゃんが例のシーンに関して、再び言及するのでした。「(普段のイコラブは)スポットライトに押して、その子を入れるようなグループ」(前記動画の56:45過ぎからです)。いや、この言葉には感動しましたね。言わずともそうなんだろうなと想像するに容易かったのですが、具体的な描写で言及されると、まさにこれこそイコラブだと思えたのです。

 

 

誰かメンバーが個人外仕事でテレビ等のメディアに出演した際、他メンバーが「見てるよ~」と相次いで投稿するのがイコラブのルーティンです。ぶっちゃけ言うと、その対象(メディアに出演しているメンバー)に偏りがあるのも事実です。それは仕方ありません。こちらから選べるものではなく、起用側のオファーありきなのですから。そんな中にあっても、注目されているメンバーがスポットライトを浴びる事で、グループも光の恩恵に与れることをしっかり理解して、他メンバーの出演を応援しているものだと思っていました。実際その通りなのです。これが大人数・選抜グループですと、そうもいきませんが、イコラブ程度の規模・体制でしたら、1人の活躍がグループ全体に十分寄与出来るのです。その事実を仕組みとして分かっているからこそ、我々も推し以外の個人仕事も心から応援出来るのです。メンバーにあっては、いきなり割り切るには難しいですが、大人になった彼女たちですから、大人の判断が出来るようになって、他メンバーの活躍を応援しているのだと思っていたのです。言わば「大人の所作」。

 

 

しかし、昨晩の「みんなが怖い」と言うりさちーの純粋な感想や、杏ちゃんの現実総括を見るに、彼女たちは既に理屈抜きの自然な心の発露として、仲間を応援しているのではないかと思えたのでした。そこに「あの子にスポットライトが当たることで、グループ(ひいては自分)にも恩恵がある筈」と言った、ある意味打算的な思惑は微塵もないのです。プロとしてアイドルをやっている彼女たちですが、メンバー間の関係は長年過ごした親友そのもの。自分にも得になるとか、仲間として優先してあげなければ以前の感覚として、スポットライトを浴びるならこの全員でとの意識がとっくに醸成されていると思わされました。大げさに例えると、もはや生きるも死ぬも一緒。かけがえの無い自分以外の9人を押しのけてまで浴びるスポットライトより、例え自分が端でも10人全員を照らすスポットライトを求め続けたいのでしょう。芸能人である以上、「抜け駆け」して自分だけスポットライトを浴びせてというメンバーが居たとしても、私は即座に非難する気持ちにはなれません。結局のところ、「椅子取りゲーム」が芸能界の本質でもある訳ですから。

 

そんな事はキャリア7年になろうとする彼女たちも百も承知でしょう。その上で「でも私たちにはその選択(椅子取りゲーム)は無い」とどこかで理解し、今や理屈抜きの当然の想いとして「皆んなでスポットライトを」との心意気に至ったと私は理解しました。高度な大人の所作と言うより、子供が本能的に選択する、無邪気でありながら美しいふるまい。もはや10人はビジネス上の仲間を超越した、理屈抜きの関係なのです。平均年齢から言えば結構な大人となった10人ですが、薄れないワチャワチャ感はこの辺りにもあるのかも知れません。

 

 

以上、今回はちょうど24時間前の配信で感じた、イコラブの関係性について言及しました。それを一般的には「絆」と称するのでしょうが、そう帰結させるには何だか安っぽく、在り来たりのワードにはめ込む事が憚られるのです。何故ならそれは挑戦でもあるのですから。グループアイドルが主流となって大分経ちますが、基本的なビジネスモデルは、大勢の中の「特定」にスポットライトを浴びせて、その光が届かない「その他大勢」は無視しつつ、強くも狭い光の中に「次世代」と呼ばれるサバイバルを生き抜いた精鋭を送りこむ事で継続性を担保するもの。それは1つの在り方として否定しませんが、光の外で凍える「その他大勢」だって生きているのです!夢を抱き、人生を掛けている若い女の子なのです。スポットライトの真ん中(1位以外は敗北)を決める販促合戦に熱狂している往時は気づきませんでしたが…。

 

まだ10人全員を照らすには弱いスポットライト。その光の強さを広げるのが、私たちイコラブファンの現在の使命と心得ています。自分の推しに今光るスポットライトを独占しようとするのではなく、推し以外に照らされるスポットライトの角度を変えてしまうのではなく…。(終)