理屈抜きの「憧れ」 | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんにちは。

 

今日も関東は冷たい雨が降っています。昨日は久々にスッキリと晴れましたが、わずか1日で一昨日以前に逆戻り。先ほど近所のスーパーに傘を差して歩いて向かったところ、雨は大した事無いものの、冷たい北風が身に沁みました。ただ、もうすぐ3月なんですよね。3月と聞くと、春がやって来たと思えるものです。1カ月後くらいには、ウチの周りの桜も綺麗な花をつけている事でしょう。自宅の近くに多くの桜が観られる公園があったり、川沿いに桜並木があったりするのですが、毎年満開の花の下、「桜の咲く音がした」や「探せ ダイヤモンドリリー」をイヤホンで聴きつつ歩くのが春のルーティン。今はまだ冬の寒さですが、陽光の季節がすぐそこまで来ています。

 

image

 

さて、唐突ですが、皆さんはかつて一世を風靡した「BOØWY」(ボウイ)というバンドはご存じですか?昭和後期に活躍した男性4人組で、活動期間は短かったものの(1988年解散)、その強烈な印象から「伝説のバンド」と呼ばれています。今の若い方にはピンと来ないかと思いますが、昭和後期に中高生だった私世代では「俺も好きだった」と言う方も多いでしょう。私もその1人。残念ながら彼らの活動時期、自分は田舎の中学生でしたから、大都市で行われる彼らのライブには一回も行けませんでしたが(そもそも大人気でチケット確保が難しかった状況)、CDを聴いたり、音楽情報誌を読んだりして大嵌りしていました。なお、当時はテレビの歌番組も盛んでしたが、彼らは基本出演しませんでした(当時はバンドはテレビに出ないのがカッコいいと言われる時代)。

 

※伝説のバンド「BOØWY」

 

そんな私の青春の記憶である「BOØWY」。昨晩、色々とYoutube動画を漁っていると、当時良くみたライブ映像がアップされていました。なお、当時はYoutubeなど無く(そもそもネットが無い)、レンタルビデオ店に置いてあるライブ作品を借りて、自宅で繰り返し観たものです。非公式なので、ここで貼る事はしませんが、1987年のライブを収めた作品。先日イコラブのアリーナツアーで使った、神戸・ワールド記念ホールでのライブも収められているのです。「同じ場所でイコラブもやったんだな」と感慨に耽りつつ、かつて擦り切れるほど観たライブ映像を見るのは懐かしく、昨晩は「イコラブ愛」放送が始まるまで、ずっと見入っていました。当時、メンバーは20歳代後半で、今の自分よりかなり年下ですが、とにかくカッコいい!特に目立つボーカルの氷室京介、ギターの布袋寅泰の2人のダイナミックなパフォーマンスと、いちいちカッコいい所作に、ただただ見惚れるのみでした。この気持ちは当時と全く変わりません。理屈抜きのカッコよさに酔いしれる感情。これって、女性ファンがイコラブに魅かれる感情に似ているのかなとも思えました。前置きが長くなりましたが、今回はそんな同性への憧れについて考え、イコラブの女性人気について改めてフォーカスしてみたいと思います。

 

男性が男性を応援するケースって割と普通です。前記のようなバンドやアーティスト然り、野球やサッカーなどのスポーツ選手も然りですね。これは女性でも当て嵌まりますが、WBCやワールドカップ(サッカー、ラグビー)など、世間の注目を集めるイベントは男性スポーツが中心となっている現状から、どちらかと言うと男性に顕著な傾向かと思います。ただ、アイドルグループとなると逆の印象です。旧ジャニーズを始めとする男性アイドルグループを応援する男性ファンは稀有な存在ですが、イコノイジョイ以外でもハロプロや坂道など女性アイドルグループを応援する女性ファンは一定数居るのです。イコラブの場合は「一定数」どころか、「過半以上」となっていますが…。

 

※2021年5月「全部、内緒」ツアー(茨城公演)で私が撮影した会場前。ジャニーズコンサート?(笑)

 

この辺りは、いわゆる旧来からの「男っぽさ」を前面に出さない男性アイドルグループの売り方にも起因してそうですが(男性はやはり強くて、いわゆる「男っぽい」武骨さに憧れがちです)、ともあれ自分が「BOØWY」に理屈抜きのカッコよさと憧れを抱いたのと同様に、女性ファンも女性アイドルに対して、理屈抜きの美しさや可愛さを感じているのでしょう。性差を殊更に強調するのがタブー視されつつある現代ですが、私は本源的な部分で性差はあると思っています。もちろん女性(男性)全員がそうと決めつけるのは不適切ですが、これまで生きてきた経験や女友達との交流から、女性の方が「美しい」「可愛い」に対する嗅覚が総じて敏感で、それに対する拘りが強いと感じます。最近はちょっと熱が下がり気味ですが、娘が応援しているジャニーズの姿をTVで見ると「カッコいい」ではなく、「可愛い」と言っていたのが印象的でした。若い年齢層だと、男性への誉め言葉は「カッコいい」ではなく「可愛い」なのでしょうか?

 

そう考えると、最近は「ふるっぱー」に代表されるようにTikTokのキャッチーな映像がバズった事で女性人気を獲得し、メジャーシーンに進出する新しいアイドルグループが目立つようになってきたのも納得です。以前の「AKB選抜総選挙」のような競争主義はもう女性どころか若者にも受け入れ難く、現在はとにかく「美しい」「可愛い」に溢れた平和なグループが支持される傾向です。

 

 

翻ってイコラブ。改めて強調するまでもなく、割合で言えば「異例」と言えるほどの女性ファン率ですが(神戸の開演前はトイレに長蛇の列を作る女性の間を、邪魔にならない様、申し訳なさげに我々男性が通っていったものです。笑)、やはり「美しい」「可愛い」に拘った結果なのでしょう。楽曲も然り、衣装も然り。差別化を意識してか、3グループの中でもイコラブは突出している印象です。これを「女性受けばかり意識して不愉快。男性ファンにも人権を」と不満を漏らす男性もいますが、私はそうした気持ちはありません。むしろ女性受けウエルカムですね。やっぱり女性ファンが多い方が現場が華やかですし、メンバーも同性からの支持も厚いとなればモチベーションが上がりますから。何より「女性が嵌る女性アイドルグループ」と言うのが一つの売りとなり、その事でメディアに採り上げられる機会も増えるのです(対面お話し会を取材に来た「バズリズム」もその文脈でイコラブを採り上げる筈です)。

 

今後を見据えた上でも、女性ファン率の多さは「武器」となります。メンバーが年齢を重ねると、どうしても男性ファンは若いアイドルに流れていきがちですが(我々のようなオッサンはそうでもありませんが、どうしても若者は…)、女性ファンは年齢相応の「可愛い」と見せてくれるメンバーから離れないと思えます。この辺り、イコラブは上手く切り替えつつあるなと感じます。王道で甘美な恋愛楽曲から、大人の一癖ある恋愛楽曲へ。その合間(カップリング)に、理屈抜きの「可愛い」楽曲も挟むのですから、女性支持を失わない筈です。

 

 

以上、今回は昨晩思い起こした男性バンドへの憧れから、イコラブの女性ファンの存在について改めて考えてみました。オッサンの自分ですから、女性ファンの本心にどの程度アプローチ出来ているのか不安ではありますが、イコラブの「美しい」「可愛い」に憧れて応援している女性が多いと言うのは間違いなさそうです。前記のとおり、女性ファン率が多い事実自体は私は喜ばしいと捉えているものの、「どういう気持ちで応援しているんだろう」と時に不思議になる事もありました。ただ、昨晩懐かしの映像を見て、そのカッコよさに惚れ込んでいた気持ちを思い出し、少しだけ女性ファンの気持ちが分かった気がしたのです。理屈じゃないんですよね…。「カッコいい」も「可愛い」も。

 

「BOØWY」の代表曲の1つに「B・BLUE」と言う作品があります。1986年のリリースですが、私はこれまでの人生で、この曲を超える衝撃を受けた作品に出会えていません。それほど「B・BLUE」を初めて聴いた時は衝撃的で、心の深いところまで震えている事が分かったくらいです。

 

※このアルバムに収録されていました。

 

その点で言うと、「探せ ダイヤモンドリリー」もかなり衝撃的でした。さすがに「B・BLUE」は超えていませんが、アイドル楽曲にあっては1・2を争うファースト・インプレッションでした。間違いなくイコラブ楽曲では断トツ。「ダイリリ」の他、「青サブ」「夏祭り恋慕う」「この空がトリガー」等の王道曲大好きマンですが、王道曲って言ってみれば「薄味」で初聴ではボヤッとした印象に留まりがちです。あの「青サブ」も「ぴあアリーナMM」(2020年10月「24girls」)で初聴きした際はあまり印象に残らず、帰りの車内で公開されたMV音源を繰り返し流したところ、「これ神曲じゃん」と気付いたものです。

 

そこにあって、「ダイリリ」は2019年3月25日のMV初公開で初めて聴いた時、1番Aメロだけで「これは!」と衝撃を受け、全部聴き終わった時、「これはイコラブの代表曲になる筈」と確信しました。あれからもうすぐ5年となりますが、あの時の予測はあながち間違っていませんでしたし、今でも自分の中ではライブで聴きたい楽曲トップです(私の大好きなコールも盛んですからね)。

 

今後も色々な楽曲を出していくであろうイコラブ。いつの日か「B・BLUE」を超える衝撃を受ける一曲に出会いたいものです。(終)