overture考 | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

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アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんばんは。

 

バンドマン(Crahsさん)、ボイストレーナー(才雅さん)など、ご自身の動画内でイコラブ楽曲を分析する音楽の専門家さんが観られますが、今回新たな方が最新作「呪って呪って」を採り上げておられました。

 

 

「てけしゅん音楽情報」なるチャンネル。これまでもアイドルに限らず、多くのアーティストについて語られています。「新たな方」と書きましたが、良く観たら「ラストノート」も過去に語れていました。早速視聴したのですが、音楽性から歌詞解釈までかなり深いところに突っ込んでいるなと感じました。特に印象に残ったのは、15:50過ぎからの舞香ちゃんの弓道姿に関する語り。動画内でも触れられているとおり、女性は必ず装着する胸当てをしていないのです。

 

※これが胸当て。矢を放った際に弦が胸に当たることもあるのです(男性は着けません)。

 

私も高校時代に弓道をやっていたので、初見から「ん?」と違和感を覚えました。野球で言うとキャッチャーが顔にマスクをしていないのと同じくらい「変」なのです。さすがに「知らなかった」と言うレベルではないので、何か企図があるのかと思いきや、動画内の解釈を聞いてなるほどなあと感じ入ったのでした。こうして多くの方がイコラブを採り上げて下さると、一般の方の目にも入りやすくて有り難いですね。随分前の楽曲ですが、「手遅れcaution」の解釈も聞きたいと思いました。

 

さて、今回の本題も動画に関する事です。先日「いこのいじょいch」に、先日神戸で開催されたアリーナツアー初日公演のメイキング映像が公開されました。まだ10日も経っていないのに公開とは、仕事が早いですね運営さん。自分も現地参戦した公演でしたが、こうして舞台裏を含めてダイジェスト映像を見ると、あの日の興奮が蘇り、次の公演が待ち遠しくなります。

 

 

この動画では、夜公演のアンコールで披露された「スイートシックスティーン」(ニアジョイカバー)が話題となっています。翌日に花菜ちゃんの24歳の誕生日を控えて、特別披露されたものですね。途中で舞香ちゃんにストップを掛けられても、暫く独り踊っている花菜ちゃん愛おし過ぎるでしょ。舞香ちゃんに「(16歳は)ダメだね」とバッサリ言われても、「ええっ?スイートシックスティーン…」と未練がましい姿も愛おしいです。この日限りのとても楽しい演出でしたが、こうして現場に来られなかった方もその一部が観られるのは素晴らしいと思いました。

 

ただ、私がこの動画で一番印象に残ったのは、その部分ではありません(スイ16部分も何度も観るほど面白いですけどね)。動画の4:57からのシーンが大好きで、何度も何度も繰り返し視聴しています。

 

※このシーンです。

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開演直前、会場内にovertureが流れ、アリーナを埋めたペンライトが打ち振られている場面です。声出しも盛んで、短いシーンではあるものの開演前の興奮と盛り上がりに、こちらの血も沸く思いです。声出しが出来るようになって、一層興奮の度合いが増す開演前恒例の「儀式」。現地で体験している筈ですが、自分も大きな声を出しているので、周りの盛り上がりを俯瞰的に確認出来ないのです。こうして大きなホールでコールと共に流れるovertureを聴くと、コロナ制約が終わった喜びを感じつつ、本当に興奮しますね。私がコンサートで一番沸く瞬間と言っても過言ではありません。何しろ、「〇〇公演まであと〇日」とずっと指折り待っていた瞬間ですからね。この盛り上がりにぴったりなイコラブoverture。今回はこの「overture」について採り上げたいと思います。

 

ファンにはお馴染みのoverture。イコラブにあっても、姉妹グループ(ノイジョイ)同様に初めから存在していた訳ではありませんでした。もう記録が見つからないのですが、初披露はステージデビューから3か月ほど経った2017年秋の「行こラブ会」だったと記憶しています(その現場に私は居ませんでしたが、参戦ファンの投稿で知りました)。当時盛んに行われていた「全国握手会」での初披露は2017年12月9日。これは検索したら判明しました。東京「お台場パレットタウン」での全握で、杏ちゃんのリーダー就任が発表された日ですね。これには参戦していましたが、流石に記憶にはありません。

 

 

以来、コンサートやイベントの開幕を告げるファンファーレ的存在として、ファンに親しまれています。「チャララ~」と荘厳な感じでイントロが入りつつ、「本編」に入ると一気に疾走感が増し、途中でクラップパートを挟み、最後に転調して開演の時に向けて更に疾走する4パート構成。アイドルのovetureとして本当に優れていると感じます。ただ、他グループも趣向を凝らしたovertureが存在しており、色々なグループの聴き比べが出来る動画もアップされています(非公式なので貼りませんが、「アイドル overture 坂道AKB指原スタダハロプロ」というのを良く見ています)。特に乃木坂のovertureが、都会的かつお洒落、疾走感もあり好きですね。また、コールが入る、ももクロovertureの迫力は凄いです。

 

イコノイジョイ3グループもそれぞれのovertureがあります。ノイミーは青春の疾走感を感じさせてくれ、「らしいな」と思えます。途中のクラップも良いですよね。一方、ニアジョイは舞台(メルモ)後ライブで流れた可愛らしい音楽がovertureかと思いきや、蓋を開ければ姉2グループと違ったロック調。これは推測ですが、当初は舞台版をovertureとして制作したところ、ニアジョイは姉グループとの差別化を図るべく、「超孤独ライオン」「その先はイグザルト」「無謀人」等の路線を主流の1つとする事を選択し、それに合わせてovertureを差し替えたのではないでしょうか?

 

ノイジョイのovertureも素敵ですが、やはり自分は長年慣れ親しんだイコラブovertureへの想いが強いです。2021年7月の横アリ公演の舞台裏を収めたDocumentary(ep.15)では、overtureが流れる裏で緊張の中スタンバっているメンバーの様子が映っており、以来現場でovertureが流れると「今、ステージ裏でメンバーが緊張の中待機しているのかな」と思えるものです。

 

※17:41過ぎです

声出しが出来るようになった今、overtureは本番に向けて喉を暖める「暖気運転」的な意味もあります。暖気運転と言うには、最初からフル回転の本気っぷりですけどね(笑)。上記の神戸での映像をご覧になるとお分かりかと思いますが、基本は「うりゃおい」(実際の聴こえ方としては「ウッ、はい!」)の繰り返しです。その他、「本編」に入る前に「ハイ!ハイ!ハイハイハイハイ!」が入り、3パート目のクラップが入る直前と、終わる際にそれぞれ「はい、せーの」と叫びます。この辺りが良くわかるコロナ前の銀河劇場でのoverture模様を収めた動画を以下に貼りますが、これは簡単ですし、現場で聴けば直ぐ「習得」出来る筈です。コール大好きな私。特に、①ダイリリ「ガチ恋口上」、②夏祭りCメロ「舞香8連コール」、そして③overtureコールを楽しみしておりますが、①と②は無い現場もあるものの、overtureが流れない事は無いのです。

 

※6:41過ぎからです。余談となりますが、コールが出来ないコロナ制約下でこの動画のovertureパートを見て、「いつか再び」と思ったものでした。

 

このように、イコラブovertureが大好きで、現場に行く度に血を滾らせる瞬間。あの夢の場所に立った時に先ず浮かぶ想像も、開演直前の風景です。会場に流れていたイコラブ楽曲のBGMの音が一際大きくなり、一斉に数万の大観衆が立ち上がる。BGMが止んで、開演を待ちきれないと言ったファンの歓声が飛ぶ中で、「いつも通り」に流れ出すoverture。打ち振られる無数のペンライト。地響きの如くドーム内に響き渡る大コール。そしてovertureの最後にモニターに映される「=LOVE 〇〇Concert in Tokyo Dome」の文字。

 

既にこの時点で泣いている自信があります。涙と鼻水を垂らしながら(汚い 笑)、私はペンライトを振り、大きな声を出している事でしょう。(終)