イコラブ動員力成長の歴史②:終(過去のイベント規模振り返り) | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

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アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんばんは。

 

この3連休は、職場の同期友達と熱海に泊まり掛けの旅行に出かけた娘。土曜日朝に出て、昨晩遅くに帰ってきたので2泊3日となります。先ほど、仕事から帰宅した娘と夕飯を食べながら、「熱海に3日もいても暇だっただろ?」と聞いたところ、熱海で一泊した後、友人たちと別れ、新幹線で独り神戸に行って、そこで二泊目を過ごしたとのこと。推しているグループのイベントがあったので、そのまま向かったと言う訳です。1週間違っていたら、父子で同じ神戸に居た事になります。社会人になり、自由に使えるお金が出来たことから、遠征などの推し活が更に盛んになった娘。この親にして、この子ありだなと苦笑する思いです。

 

さて、前回の続きです。デビュー以来のイコラブの動員力成長の振り返りですね。前回は2020年初めまで書きました。6th「ズルズル」が評判となり、ファンを着実に増やし、それまでの銀河劇場では手狭となってきた頃です。以前でしたら「埋まるのか?」と危惧した2,000人規模の箱も使うようになり、更なる成長を期待するようになった矢先、その流れを強制的に停止させるまさかの事態が起きてしまいました。

 

新型コロナウイルス。当初は中国の「新型肺炎」として、対岸の火事だと思っていたウイルス騒動が、2月になると我が国にも飛び火し、社会の緊迫が急速に高まりました。「密」を避けろと人が集まるイベント等が次々と中止に追い込まれ、この春に予定されていたイコラブの「北関東ツアー」も取り止めを余儀なくされたのです。夏に開催される予定だった東京オリンピックも翌年への延期が決定。4月には「緊急事態宣言」が発令され、街から人が消えました。もはやコンサートどころか、まともなアイドル活動すら出来ない状態に。それは他のアイドルグループも同様でしたが、本格的な成長期に入ったイコラブにとっては大きな痛手ともなり得る状況でした。

 

 

しかしここからの果敢な動きが、成長サイクルの継続を成功させます。6月のオンラインライブを経て、9月にはコロナ騒動勃発後初めての有観客コンサート(3周年コンサート)を敢行。当初の混乱は収まりつつあったとは言え、まだ有観客イベントの開催はハードルが高く、他の大手・準大手アイドルグループでも見合わせ状況が続いていました。ファンの間でも「大丈夫?」と危惧する声もありましたが、結果としてこの試みは当たり、他に先駆けて本格的な活動を再開する事に成功したのでした。なお、この際の会場は「パシフィコ横浜」。キャパ5,000人の箱ですが、当時は定員の50%以下(上限5,000人)までの集客しか許されておらず、そんな状況だから「パシフィコ」でも出来るんだよなと思ったものです。当時は5,000人集客の力はありませんでしたから。

 

※「3周年コンサート」(2020年9月:パシフィコ横浜)

 

その後10月には2回目のイコノイ合同コンサート「24girls」も有観客で開催(ぴあアリーナMM)、その場で冬のツアー、そして日本武道館での公演が発表されました。「You all are my ideal」と題されたツアーは、首都圏のホールを巡るもので、武道館を除けば2,000~3,000人程度の箱。ただ前記のとおり50%集客制限がありましたので、1,000~1,500人の規模で開催されました。私も「東京ドームシティホール」「松戸・森のホール」に行きましたが、この規模でも結構当たっていましたね。まだ当時はコロナを「真面目に」恐れていた時期でもあり、地方からの遠征はもちろん、首都圏在住の方でも「コンサートはちょっと…」と現場を避ける風潮が強い時期でした。その結果、2度目の緊急事態宣言下に厳戒体制で開催された武道館公演も参戦見合わせが相次ぎ、もともと5,000人上限のところ、空席が目立つ寂しいものとなってしまいました。

 

※ツアー初日公演(2020年11月:東京ドームシティホール)

※初の武道館公演(2021年1月)

 

しかし、感染の波があっても制約のルール下、有観客コンサートを続ける路線を変える事なく、2021年春~夏にかけてもツアーを敢行します。各メンバーの出身地を巡る「全部、内緒」ツアー。ここでも基本は2,000人規模のホール会場が中心でしたが、ここで私は初めての経験をします。チケットの「落選」。この時点でイコラブを応援して4年目に入ろうとしていましたが、「定期公演」など極少数対象のイベントを除けば、申し込んだコンサートは全て当たったのですが、このツアーでは初日の茨城公演、そして東京公演(昼)がご用意されなかったのでした(茨城は一般申し込みで復活当選。東京はそれもダメでした)。1,000人(2,000人キャパの50%)ではさすがに当たらなくなってきたのでしょう。この頃になると他グループでも有観客コンサートが開始されるようになり、気を付けながらも少しずつ人が街に出始めた時期でもありました。そんな風潮も相俟って、1,000人では足りなくなってきました。さすがに当時の上限である5,000人近くを集める大箱(2021年7月:ツアーファイナル「横浜アリーナ」、2021年9月:4周年コンサート「幕張メッセイベントホール」等)では、ほぼ全当でしたが、それでもガラガラと言う状態ではなく、最終的にはほぼ埋めていました。コロナという異常事態が無ければ(まだ罹患を恐れて現場に行けないという方もいました)、この時期の動員力は上限(首都圏の休日)で5,000人程度だったと思われます。

 

※「全部、内緒ツアー」初日公演(2021年5月:茨城県・結城市民文化センター)

※「全部、内緒ツアー」ファイナル公演(2021年7月:横浜アリーナ)

 

2022年も春からツアー(イコラブのこと好きじゃんツアー)が開催されます。苫小牧(北海道)、新潟、徳山(山口)、那覇など普段では行かない地方都市にも行きましたが、この時期になると人々はコロナとの共生を意識するようになり、国内旅行需要も本格的に回復し始めるのでした。この流れの中、ついに集客制限も撤廃され、定員の50%以下・上限5,000人という縛りが無くなりました。そうした中、引き続き2,000人規模のホールでツアーは開催されるのですが、地方都市はともかく東京ではこの規模ですとキャパ不足は明らかでした。2022年4月末に東京公演として選ばれたのは、キャパ2,000人ちょっとの「LINE CUBE SHIBUYA」。昼・夜公演が開催され、私は昼は入れたものの、夜は一般を含めて最後まで当たりませんでした。東京公演に関しては落選祭りの様相を呈したのでした。

 

※「イコラブのこと好きじゃんツアー」東京公演(2022年4月:LINE CUBE SHIBUYA)

       

7月には2度目となる「富士急ハイランドコニファーフォレスト」で、この年結成されたニアジョイを加えた3グループ合同コンサート(イコノイジョイ2022)が開催されます。前年の上限5,000人規制は撤廃されていた事から、昼と夜で合計20,000人を集客。単純に割れば1公演当たり10,000人となり、3グループ合同とは言えついに万単位の集客を果たすようになったかと思えたものです。そして9月には「5周年コンサート」。なーたん卒業発表というショッキングな「事件」はありましたが、会場となる「代々木第一体育館」には1公演当たり10,000人(昼・夜で20,000人)を集客。イコラブ単独でも、ついに万単位の集客力を持つに至りました。

 

※「5周年コンサート」(2022年9月:代々木第一体育館)

 

そして今。昨年10月の「6周年コンサート」では2日目のSSAに推定15,000人を集めました。都心からやや距離がある平日開催にも拘わらずです。課題であった首都圏以外での集客においても、先日の神戸では昼・夜で合計10,000人を集客(ネットニュースによる。1公演当たり5,000人となります。体感ではもう少し居たように思えましたが…)、地力がついて来たことを感じさせたのでした。イコラブはその時々で、ちょっと背伸びをした箱を選ぶので、申し込む方としては当たりやすい点は助かります。ただ、開催発表時点では「大丈夫?埋まる?」と思えても、最終的には埋まり、それが当たり前になると次のステップに背伸びして成長を続いてきたのでした。

 

※「6周年コンサート」(2023年10月:さいたまスーパーアリーナ)

※「アリーナツアー」初日公演(2024年2月:神戸・ワールド記念ホール)

 

ざっくりなのですが、ツアーの単なる1公演でしたら、休日の首都圏開催での集客は10,000人程度(今回のアリーナツアーの「武蔵野」「有明」がこの程度かと)、周年などメモリアルなコンサートを休日に開催したら18,000人程度(会場や日程に恵まれた最大見積りが20,000人程度)が、客観視した現在の「実力」と思えます。仮に今、休日に「東京ドーム」公演をやりますとなった時、それならばと駆け付ける遠征民や、普段なら来ない方の来場を最大限に見込んで25,000人と言ったところでしょうか。これでも足りません。あの場所でコンサートを開催するからには、そこから少なくとも10,000人の上積みが必要です。普段の野球では50,000人収容の箱ですからね。夢に近づいてきた実感はあるものの、こうして具体的な数字で考えると、まだまだ道半ばなのです。

 

しかし信じましょう。巨大SCの裏庭のような小さな会場で行った初の単独イベント、銀河も埋められなかったGW、2,000人の野音を埋めなければとメンバー、ファン総出で集客を呼び掛けた夏、こんな状況だからここで出来るんだなと思えたウイルス騒動下。振り返れば「苦難」とも言える歴史でしたが、その中で着実に支持を広げ、それに伴って動員力も増してきたのでした。まだ伸びしろがあります。これがメディアに出まくって、グループの知名度も広く浸透している状況ですと、ここからの成長は見込みづらいところ、イコラブは知られる余地がまだ残されているのです。新曲「呪って呪って」の外での評判は上々です。先日の「ドッキリGP」での瞳もかなり話題となりました。残された時間はひょっとして長くないかも知れませんが、今の成長を続ければ必ずや「夢」に届くと信じて疑いません。

 

その事が決まった時、私は絶対に行うと決めている「儀式」があります。初の単独イベントが開催され、私がイコラブと出会った「イオンモール幕張新都心」の小さな会場に独り足を運び、遠い記憶に思いを馳せたい…。そして、1st衣装を着て、夏空の下躍動した初々しき残像を思い出して、心の中で語りかけるのです。

 

「ここまでの付き合いになるとは思わなかったけど、信じて着いてきて良かった。この歳になっても夢を見させてくれてありがとう」と…。(終)

 

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