この韓国旅行記で何度モシッソヨと書いたかわからない程なのだけども。

モシッソヨは「イケメンですね。」という意味である。


これの女性版である、「イェップダ」というのが、「キレイですね。」という意味なのだけども。。。

私はこの旅でモシッソヨはとうとう一言も言えなかったのだけど、イェップダは2回程言えた。

その1つが機内。
あの親しみのあるチェ☆ンさんというCAさんに言ったのと、

カフェティアモの道を教えてくれた店員さんに言ったのと2回。

その両方とも喜んでくれたと私は思う。



モシッソヨとかイェップダと言えとは言わないけど、韓国人に韓国語で話しかける事はどうもその場が和んでしまうので、オススメです。

特に私が旅行の最初のミスドで「ホットウユ ジュセヨ(ホットミルクください)」と言った時なんか、笑われたんだけど、それも何か親しみを感じる笑いだった。

もし異国に住んでる人が、カタコトの日本語で話しかけてきたとしたら、きっと同じ親しみを覚えるだろうさ。
そういう人とのふれあいも、旅の醍醐味ですよね。

私はこの旅で一番楽しかったのが、この人とのふれあいだった。ラブラブ

人によって反応が様々だし、何かしら変化も起きるから。



ローズは行く先々でモシッソヨと言っていたけれど、

そう言われている韓国人達は純粋にとまどい喜んでいたので、韓国人男性はいいなあと思いました。
素直に受け止めるって、大切ですね。



書き忘れていましたが、ローズさん、最終日の空港の税関で、こんな事がありました。

この旅の最後になるだろう、ローズの挨拶「モシッソヨ」それが税関だった。

税関って私のイメージでは無表情で淡々と作業をする愛想のない人(審査する人だから当然かもしれないけど)ってイメージなんだけど。


帰りの税関の人は一味違っていた。



その税関に最初に向かったのは私だった。

その税関の職員は中年男性だった。

私と目が合うと、その職員はニヤニヤしている。

ちょっと…どういう事?そのニヤニヤはどういう意味?


よくわからないけど、ニヤニヤ顔ではない。あきらかになんらかの理由でニヤニヤしている。

税関 = 真面目

という認識を持っていた私だっただけに、驚愕した。


なんだこの職員は。


審査が終わり、ローズを待つ事になる私だった。

ローズが来たらこの事を報告しようと思って待っていたら、困った顔してローズが審査を終えてやってきた。


「負けたよ~。」

と、言うローズ。


何が負けたんだ?( ゚Д゚)


ローズの場合はこうである。


この旅も最後。
最後は税関にモシッソヨと言って終わろうと思っていたローズ。

いつものように

「モシッソヨ(・∀・)」


と言うと、


「チョアヨ」

と返って来た。


「(゚Д゚)エッ!???」

となったローズ。


チョアヨって好きって意味だよな?と頭の中がパニックになるローズ。

彼はまだ韓国語でいろいろ言っていたようだけど、韓国語なんてわかるはずもないローズは、すごすごと退散していった。


なぜ、なぜ彼は突然好きだといったのだろう。



謎は残るばかりだけど、とにかくこの出来事はローズの2度目の完全敗北となったらしい。



そんな事もあった韓国旅行でした。。。



まばらだった人々が今や一変して大勢の人数で溢れかえったダンスホール。

そんなダンスホールを相変わらずボーッと見ていた私だった。

ふと気付くとテキーラを飲ませて来た日本人男性の1人はベロベロに酔っぱらっている。

女を酔わせてあれだな。。。
と思っていたけど…

あんたが酔っぱらってんのかい。


そしてローズが一仕事を終え、バーカウンターに戻り飲んでいると、中国人にナンパされていた。
さすがもてるなあ。

なんて眺めていたら、ローズが話しかけて来た。

「ねえねえ、あの人見て!(・∀・)」

ローズの指の先に目をやると、このアジア人の群れの中に1人金髪の美女が私達の少し向こうで韓国人と見られる男性とカウンターでお酒を飲んでいたのだ。

「あの人にウィンクされた!(・∀・)」

と言っていたので、その人を見ていると、その女性が気付き、ウィンク。

ウィンク!!!

何故…何故外国の方はああも自然にウィンクが出来るのだろうか。
彼女のウィンクは自然すぎて、日常でよくやっているのだろうなあと思わずにはいられない。そんな美しいウィンクだった。
しかも笑顔で。

これがもし私達がやったのなら、どうだろう?

片目を閉じれば片目が引きずられ…
どうしたんですか?目が…どうかしたんですか?。なんて思わせてしまうくらいの残念な顔になる事間違いない。
きっと見るものを不快な気持ちにさせるだろう。

ローズはこの出来事を境にウィンクに憧れをもち、そのスキルを磨くべきか思案する事になる。


それはさておき、再び人々の群れのなかに消えて行ったローズ。

私はもー、立ちとうなくて、立ちとうなくて。

しばらくボーッとしていたのだけども、、、

それもつまらないので、ちょっくらipod touchで動画撮影を堂々としてみた所、ものの1分で従業員に注意された。
さすが、目を光らせているだけある。

そんな中、テキーラの日本人が従業員に押さえられ、強制退場させられていた。
おお、そんな事もあるのか。と、ちょっとビビリながら見ていると、
連行されながらもこの後どっか行かない?と聞かれたが、断りながら、連行される彼を姿が消えるまで見届けた。


そんな間にローズが何をやっていたのか


彼女は私が踊りたがらないので、1人で踊りに行ったのだけど、
ただ踊るだけじゃあ彼女の気持ちは収まらない。
彼女にしてみてはステージで踊らなきゃあ、クラブに行って踊った事にはならないのだ。

だけど誰もステージで踊らないから、彼女は考えた。

「誰も踊らないのなら、踊らせればいいじゃあないか。」

それから彼女は近づくもの皆ステージに引っぱり上げた。
すると同然、嫌がる韓国人達。
それでもめげずにステージ上に誘導すると、だんだんステージに人が増えるようになってきたのだ。
その頃にはもう自分がステージに踊るというよりも、ステージに上げる職人に徹していたローズだった。

すると、

あの人に頼むとスムーズにステージに上がらせてもらえるよ(・∀・)

的なムードになったらしい。

次々と韓国人達がローズに近づいて来る事になる。



そんな訳でちょっとした有名人になったローズだが、次々とステージにあげていくと今度はステージがいっぱいになり、ダンスホールに人が減って来たのだ。
すると、ステージにいた人々を降ろし…

従業員でもこんなことやらんぞ。


という仕事を彼女はしていたらしい。


そんな事も知らずにひたすら飲んでいた私。
ふと気付くと2時を回っていた。

そんな時にはローズも

「そろそろ帰ろうよ」

と言っていたけど、まだほろ酔い気分のままじゃ帰りたくない私だった。

いや、理由はもう一つある。

どうせ帰っても寝る気は無かったからだ。


旅行も最終日。出発は朝の7時だった。
今帰った所でホテル到着は3時。
それからシャワーを浴びたり用意をしていると、4時過ぎ。

そこから寝たら確実に寝坊する。

絶対に寝坊する。

何が何でも寝坊する。


だから寝ないと決めていたのだ。


だから2時に帰るのはちょっと早い。

あんまり酔えてないし。

「もう一杯!もう一杯で帰る!(。`Д´。)」

と、オヤジのようなセリフで留まり続ける私であった。

その「もう一杯!」が2回程続いた頃、時刻は3時。すると、ある変化が訪れた。

聞き覚えがある曲が耳に入って来たのだ。


テッテーテーテテテテッテッテー パーティーローック!!!!!


なにー!!!!!( ゚Д゚)


やっと曲がかかったかと思ったらパーティーロックだとー!!!!?



私のテンションは一変した。

隣りで飲んでたローズに聞く。

「パーティーロックがかかってるよ!!!!(・∀・)」

しかし、彼女は泥酔していたため、(外見じゃいつもの変わらなかったから気付かなかったけど)パーティーロックがかかっている事など気付いていない。

もちろん、

もちろん、


すかさずダンスホールに向かい、踊り出した私であった。

しかも…

ステージにまで上がり、

しかも、

ステージ上のポールをグルグル回るというテンションの上がりぶり。

だいぶじらされた分、嬉しさ倍増だったんですね、きっと。


やっと踊ってくれ、しかもステージにまで上がってくれた事にローズも嬉しかったようでした。


しかしそれに満足し、ローズの「もう帰ろうよ」という言葉に曲が完全に終わり切っていないのに退散した私達だった。

さらばM2

受付フロアに上がると、ここでローズが泥酔しているんだなという事を実感する。


フロアにいた男に1人残らず


モシッソヨ


と言うのだ。(まあ、シラフでも言ってますけど)


モシッソヨは(イケメンですね)という意味である。


これには受付にいた仏頂面の従業員も笑いを堪えていたのを私は見逃さなかった。

いつまでもモシッソヨといいまくる彼女に


「もう行くよ!」


と、引っぱりだし、M2を出た私達であった。


深夜3時、電車は当然無く、ここからはタクシーを探さなければならない。

タクシーが止まっている大通りまで歩いていると、道行く韓国人男性グループに

モシッソヨ

とまだ言っているローズ。

するとその韓国人グループが近づいて来たのだ。まあ、そうなるのも当たり前ですが…


私はマネージャーのように、彼らを追い払うと、タクシーに急いで乗った。


タクシーが街を出て、しばらく走らせていると、やがて河が見えた。
ソウルの大きい河。漢江でしょうか。川をはさんで向こう側に街が見える夜景がキレイできれいで、、、
そんな中、泥酔中のローズさん、

Look over there!! Very beautiful site!! I never forget this beautiful site!!.

と、普段英語が流暢でもないローズさんがペラペラと・・・。

お酒の力は相当なものです。


それを聞いて、タクシーの運ちゃんは笑っていた。

面白いからそれを動画撮影していた私。



タクシーがホテル近くに止まると、ローズはお金を払っていたのだけど、ここで酔って気が多くなり、お金を多く渡した事を後になって気付くローズさん。

そんなローズさんとホテルに入り、受付をちゃかし、部屋に戻った。

ローズさんはソファに座ってもずっとしゃべっていた。
ずーーーーーーーーーとしゃべっているので、私はそんな漫談をBGMに、パッキング等をしていたが、しばらくして落ち着いたのか、「寝て良いよ」と言うと、ベッドに横になり動かなくなった。
その隙に私は、一っ風呂浸かろうとお湯を貯めていたのだが、全然温かいお湯が出て来ない。ぬるま湯がただただ出て来るだけだった。
気付くと、床暖も機能していない。

なんだ。最終日はこの扱いなのか。

手違いかもしれないが、夜中に呼び出すのもなんなんで、ぬるま湯に浸かる事にした。

すると…

ぬるま湯だから、今度は出て来れない。

今は真冬なのです。床暖も無く、寒い部屋の中、ぬるま湯から出るという所行は最終日のこの疲れた体にはこたえます。
出るに出れず、時が経ち、まあ、結局意を決して出ましたが…。

私は寝るまいと、テレビを見たりしてました。

そんな事をやっていると、すでに6時15分。

もうすぐ出発の時間だ。

いそいでローズを起こし、途中だったパッキングを急いでしてああ!!忙しい忙しい!!!
忘れ物はないか…荷物はちゃんと入っているか…あ!手荷物とスーツケースに入れるものと分けなきゃあ!!!!

ん?( ゚Д゚)

ふりむくと、ローズさんは寝起きのせいか、座りながらボーッとどこか違う世界へ行ってしまっている。

パッキングパッキング!!!

2人で慌てて、ようやくホテルを出て、受付に「ありがとう!!」と挨拶し、

私達はワゴン車に乗った・・・。


ワゴン車は、行きの時同じツアーだった客をホテルを回って乗せて行き、空港へ向かうのだ。

とちゅう、ツアーの日程に含まれている「お土産屋に寄る」というものがあって、

お店の前で車が止まった。


「さあ、ここでお土産等買えますよ~。」

というガイドさんの呼びかけに、ツアー客は続々降りて行くが…



私達はそれどころではない。



二日酔いが早くも来たか、グロッキーだったのだ。
私の場合は腹痛でしたが…。


「行きません…。」


と、ガイドに言うと、目が据わっている2人をしつこく誘おうとしなかっただろう。お店へと行ってしまった。


そんなこんなで、慌てて靴下をはくのを忘れた私は飛行機に素足で靴をはいていた純一状態だったが、ムートンブーツのお陰で内はぬくい。

帰りの飛行機は予想外に機体が下がって機内が「キャー」と騒然となったが、無事名古屋へ到着した。

今回の旅もいろいろありましたが、とても楽しい思い出になりました。


こんな半年越しで完成した旅行記、ここまで読んでくれた人、ありがとうございます。


次回の旅行記は…


年末年始、NYカウントダウン!!!!!

の予定ですので、よろしくお願いします。



免税店で買い込んだコスメやら、土産やら、その他もろもろをホテルに放り込み、私達はナイトクラブへ行くべく颯爽と外へ出た。


ビデオカメラを持って行きたかったけど、万が一に取り上げられたらと考えると気が気じゃない。ラスベガスとは違い、韓国ではきっとセキュリティが厳しいだろうと、私は思った。
私達は出来るだけ少ない装備、小さなバッグで出掛けた。

私達が向かったナイトクラブはM2と言って、韓国で一番アップ賑わっているクラブらしい。


これからナイトクラブへ行きまーす(*^o^*)

と、浮かれながらipod touchで動画を取り、私達は弘大(ホンデ)へ向かった。

これが彼女達の最後の画像だった…

なんて事にならないように…と願いながら…
異国の地では何があるかわかりません。たとえ浮かれようと、根底では気をつけなければならないのです。
と、きっと私はこの時そう考えていたのだろう。覚えてないけど、そうに違いない。
地下鉄弘大に着いた私達。

着いたその地は若者で賑わっていた。ここはナイトクラブやら若者向けの服屋やらが立ち並ぶヤングな街のようだ。

韓国の洋服は気に入るものが無かったけど、きっとここでは気に入る物が見つかりそう。
この時は店が閉まってて入れなかったけどね。

地図を見ながら進んでいくと、案外すんなり見つけたM2。
さあ、韓国のナイトクラブはどんなんでしょ。

韓国一っていうからには流行りの曲とかかかってるのかな?東方神起しか知らないけど…
流行りの洋楽がかかってたらいいな。
ドキドキワクワクしながら入店する私達であった…


中に入ると、昼間の交番が如くピリッとした空気の受付だった。

こんな所だから当たり前かもしれないけど、愛想が無く、こわい…
パスポートを見せ、入場料を払い、中に入ると、最初にクロークで荷物を預けろと誘導された。
どうやら撮影禁止らしく、カメラも預けなければならないらしい。ビデオカメラ持って来ないで良かった良かった。

荷物やらコートやら、預けていると、二人いたクロークの従業員の内、一人が話しかけてきた。

「君たち日本のどこから来たの?(・∀・)」

片言の日本語。
さすが有名なナイトクラブにもなると、日本語をしゃべれる従業員が当たり前にいるんだなあ。

「名古屋から…(゚◇゚ )」

と、答えると、

「中日ドラゴンジュ~(^ε^)」

と、その従業員は陽気に反応した。
う~ん、受付が怖かっただけに、和む…
と、思ったら、隣で荷物を回収していた従業員が「はやく、はやく(`Δ´)」と、冷たい表情&声で急かす。
なんなんだよ、もう。後ろに客など1人もいないじゃないか…

鞄も預けろと言われ、手持ちが携帯とお金だけになった私達は階段をくだり地下へ。

ホールに出ると、中は意外と小さい。作り的にはライブハウスのようだ。

私はホールに入って驚愕した。

曲が…曲が………つまらない…

曲というか、リズムのみなのだ。

ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ

の繰り返し。

たまにタタタタタタタタタと、上がり目になるが、そこからまたズンチャ、ズンチャ…

しばらく聞いててもずっとそうだったので、

「やだこんなの、出る。」

と、いいだす私に、

「まあまあ、せっかく入場料払ったんだから、もっといようよ(;´Д`)ノ」

と、ローズがなだめた。

とりあえず受付で渡されたドリンクチケットを使うべく、カウンターへ向かった。
チケットで飲めるドリンクは値段的に限られており、それ以上の値段のドリンクを頼みたかったら余分にお金を払わなきゃいけないらしい。
追加してカルアミルクを頼めば良かったものの、システムがよく理解していなかった私は、飲めもしないビールを頼み、飲んでいた。
ローズはちゃんとお金を払い、何かカクテルをのんでいる。やるな… (゜д゜)

飲みながらしばらくダンスホールを眺めているが、5,6人しか踊っとらん。

流石にその少ない人数の中に入って踊る事は出来なかった… リズムのみだし…
よく見ていると、ダンスホールにいるのに踊らずに棒立ちの人がいる…

なんだろう…あの人は…
何しに来たんだろう?


と、思わずにはいられないほどの不自然な光景だった。
シャイでなかなか踊り出せないのかな?にしてはダンスホールに行く勇気はあるのね。
などといろいろ勝手に想像していたのだけども、じつはその人は私服従業員で、違反者がいないか目を光らしていたんだという事は後に知る事になる。

っていうか、後に私がその人に注意される事になるんだけどね。ははっ

座っていると、日本人男性が声を掛けて来た。韓国に来てるのに日本人とは。。。まあいいけど。
そして、なんだかんだで、テキーラを飲まされる。
結構飲ませて来る。
さては女を酔わせてあれだな…。

ローズがテキーラは飲めないと断ると、私が飲む事になった。大丈夫か私。


そんな事をしていると、時間が11時を回ったくらいにだんだんダンスホールが賑わってきた。
なので、ちょっくらダンスをする事にした。
曲は先ほどから残念でならないのだが、リズムのみが単調に続くのが繰り返し繰り返し…
非常に残念だけど、踊った。

ステージの手前くらいで踊っていると、ニヤニヤしながら踊っている韓国人が現れた。

いや、ニヤニヤしているのか、酔っ払っているのか、ただ単にニヤニヤ顔なのか…
とにかく、私達は彼に注目した。

彼のダンスは独特だ。

人のダンスをどうこう言えるダンスセンスは持ち合わせてはいない私だけど、しかし。

彼のダンスは独特だ。

半年以上たった今では彼のダンスを覚えてはいないのだけど、一つだけ、彼流のダンスを紹介すると、 両手の人差し指を上に立てて、そのままてっぺんにゆっくり上げるといった古風なダンスだった。
面白かったから真似して踊っていた私だった。

そんなニヤニヤマイペースな彼だったが、ローズが

「ステージで踊ってきなよ(・∀・)」

といった感じに(言葉で言った訳ではなく)踊っている彼の手を引き、ステージ上に導こうとすると、その瞬間から彼のマイペースは一転した。
イヤだイヤだと慌て出し、狼狽という文字がぴったしが如く、断固否定した。
ステージでは誰も踊っていなかったのだ。
それでもしつこくローズが進めると、

「じゃあお前が行って来いよ(°Д°)」

と言わんばかりにステージにローズを押し出す仕草を見せた。

するとすかさずローズはステージに上がり出し、踊ってみせたので、彼は仕方なくローズとステージで踊るハメになった。

そんな一部始終を楽しんでいた私。私だってステージじゃ踊れません。

その直後から彼の姿は見られなくなり、代わりにテキーラ飲ませて来た男達が現れた。

しばらく踊っていたのだけど、疲れてバーカウンターへもどる私達。

相変わらずテキーラを飲ませられるのだが、テキーラまずいので、カルアミルクで口直ししていた私。
そして座ったらもう立上がれなくなっていた。いや、立上がりたくなくなってきた。

なぜかって?

1.旅も最終日なので疲れがたまっている。

2.曲が一定の同じリズムのみでつまらない。

3.バーテンがウォン・ビンに似ていた。


いや、ウォン・ビンのファンじゃないんだけど、男前だったし…。

ってかせめて韓国の流行の曲でもさ、知らないけどさ、かけて欲しかったさ。
リズムのみって…。何を楽しみに踊ったらいいのさ。

私が踊りたがらないので、ローズは1人で踊るべく、人混みの中に消えていった。

そんな人混みをボーと眺めながらカルアミルクを飲んでいた私…。
これも、思い出になっていくんだろうなあ…なんて思いながら…。

そんな人混みの向こうでローズが伝説を作っている事もつゆ知らず、
テキーラ&カルアミルクをひたすら飲んでいるのにも関わらず、まったく酔わないという己の隠された潜在能力に驚愕していた私であった…。