第18回 ぬか床の健康診断 | ぬか漬けヤローゼ!!

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至高のぬか漬けづくりへの試行錯誤ドキュメンタリー

 

ぬか床の引っ越しから2日目。

かっぱ橋道具街で買った容器に入れたぬか床は

セメダイン臭はしなくなった。

やはり酸素不足だったのか?

 

とにかく、

ニオイはぬか床の状態を表していることが良くわかる。

私の場合は、セメダイン臭に悩まされたけれど、

アンモニア臭もすることがあるらしい。

 

アンモニア臭の原因は、一般的に酪酸菌が原因と言われている。酪酸はぬか床の底に住んでいて空気が嫌い。

だからかき混ぜないでいると

空気に触れないから活発になり、アンモニア臭を発する。

 

でも、酪酸菌だけのせいでもないらしい。

それは、旨味成分になると言われる鰹節や煮干しなどを

入れた場合だ。

鰹節や煮干しのたんぱく質が微生物によって分解され、

そこでアンモニアが生成される。

また鰹節や煮干しなどには

尿素やアミン(アンモニアの元)となる成分が

入っているそうなのだ。

 

ぬか床づくりの本などには、

鰹節や煮干しを入れると美味しさがアップする、と

書いてあるものもあるが、

ぬか床作り始めの時はやめた方がいいと思う。

作り始めはぬか床の菌の状態が安定していないので、

腐敗しやすい。

 

ぬか床の作り始めは、とにかく乳酸菌を増やすこと、

活発にしてあげることに集中すべきようだ。

 

▼ph計でぬか床の健康診断

ph値は0から14段階で7が中性。7以下が酸性、7以上がアルカリ性。発酵デザイナーの小倉ヒラクさんによると良い状態のぬか床はph値が4.5以下らしい。酸性(ph値が低い)になるほど乳酸菌が増え、腐敗しにくくなる。

 

がぬか床はph4.1、ぬか床の温度21.5度。

 

小倉ヒラクさんのサイト▼

https://hirakuogura.com/