●日天(にってん)
(※画像は文化遺産オンラインから)
(京都国立博物館所属「十二天像 日天」)
密教に於ける十二天の一尊で、別名は「日天子」、
「日光天子」、「宝光菩薩」、「宝光天子」とも。
元は古代インドの、太陽を神格化した神「スーリヤ」。
元来スーリヤは、サンスクリット語で想像力・自由を
意味する「アニチ」より誕生したとされ、後に同じ
属性が付与される。
密教に取り込まれると、金剛界曼荼羅では遊空天
(ゆくうてん)として、胎蔵界曼荼羅では外院東方に
位置して、5頭立て、もしくは7頭立ての馬車に乗った
姿で描かれる場合が多い。
また、観音菩薩の化身ともされ、陽炎の神格化である
摩利支天を眷属として率いている。
十二天として祀られ、単独で祀られることはほぼ無い。
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はい、火天・風天に引き続き、書くこと無い天部です。
十二天(だけではないですが)は存在そのものに
御利益があるとも言えるのでしょうが、ただ一般の方が
御利益を得るよう個々の神仏を取り上げていくテーマの
中にあってはどうしたものか…といった感じです。
御利益は、あるとするならば同じ太陽の化身たる
「病気平癒」・「災禍除去」などはあるかも・・・。
「想像力」・「自由」の属性があるという点からすると、
「想像力が逞しくなる」とか、
「夜の校舎、窓ガラス壊して回る」(飛躍し過ぎ)
とかもあったりして(ねえよ)
真言は、
「オン・アニチヤ・ソワカ」
印は、
唱えて頂けている動画――まぁ、無いですわね・・・。