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自転車で行く ④

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三の丸跡。主君、家来が茶の湯を楽しんだと記されています。
小さな茶室が建てられたのでしょうか。あるいは野点かも知れません。
木立を秋の涼風が吹き抜けます。この場所で、茶を点てて語らった人々に去来した思いとは、おそらく豊作と平穏な日々であったと思います。

ふと、能『敦盛』を思い出しました。平家物語に登場する少年武将平敦盛は悲劇的に最後を終えますが、能『敦盛』は秋を季節に風雅な世界が展開しつつ、滅びた少年の哀切を奏でます。
そんな一節です。
ここで茶を楽しむ当時の人々、まさか主家の滅亡が迫っているとは想像していなかったでしょう。

自転車で行く ③

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本丸跡。一人の老人が境内にいらしたので挨拶だけしましたが、どうも私は余計な旅人であったらしくお邪魔なようです。
城跡は、空堀や郭など整備されて戦国中世期の城郭を知ることができます。
実は遠くの昔、この『滝ノ城』の持ち主であった北条氏照と私の先祖某は敵対して戦った間柄です。そんな遠い時代、自動車も鉄道もない戦争って移動だけで苦労の連続と思います。まして、こんな城でさえ、疲れた体で徒歩のみで攻め上るのは一苦労。

自転車で行く ②

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私は中世の城には詳しくないのですが、『滝ノ城』は当時の面影を偲ぶ風情がありました。
現在、本丸跡は城山神社となっています。その下側、からめて口側から見上げたところ。
城の背後には柳瀬川があり小高い台地丘の自然地形を堀割りして構成されていたようです。
鎌倉街道や八王子などを結ぶ拠点といえる場所は浦和方面を本丸から遠望できます。