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情念の怒り

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今日は夕方から撮影仕事が一つ。
一般非公開の能『葵上』で、都内大学の夏期講座による番組。
観客は外国の留学生達。

毎年の講座だが、年によって彼らの反応が微妙に違うのは興味深い。

英語など禄に判らない私だが、彼らの会話の中で『般若』の面を見たコメント内容…(僕の彼女が怒った時、あんな顔だぜ…)と。
君らも、怒らせるような事をしてしまったんだ…。

以前、本当に怒ると頭に角が出てくる…と知人の既婚女性に言われた事がある。(それは夫に対する愚痴だったから、まぁ、犬も喰わない…のだが)

しかし、角を加えることで心の怒りを形象化した『般若面』の発想は、そういう話を元にして生まれているかも…。


蝉の声

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夏は静かに去りつつある。

やがて盆が過ぎれば初秋の心地。

祖母の手縫い

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実家移転の際、箪笥の奥から発掘された父方の祖母による手縫い着物。
むろん祖母が自分のために縫った女物なので、袖の作りなどは男用の仕立てではないが、明治生まれの祖母は、さすがに和裁の腕前が確かだ。着てみると実に着心地好い。

祖母は大柄だった身長のため、裄も私にはちょうど収まるようだ。

処分予定であったが、私が貰い受けて着ることにした。

今更仕立て直しも面倒だし、気にせずそのまま使う。
夏袴と合わせると、遠目には男物に見えるかな。
一応、袖だけ手直ししてある。

また、下の夏袴は母方の祖父が使っていたもので、実は60年以上経過しているが、着物の良さは歳月とは無関係という事なのだ…と実感する。