心ほっこり、聞いて楽しむ絵本 「日本むかし話」 -7ページ目

心ほっこり、聞いて楽しむ絵本 「日本むかし話」

毎日1話ずつ 「日本むかし話」などの音声記事をupしています。

どうぞお楽しみ下さい。 過去ログにも沢山ありますよ。^^w

$心ほっこり、聞いて楽しむ絵本 「日本むかし話」


今日のお話は「西郷隆盛と馬」です。


      【あらすじ】

西郷隆盛は 近代日本を作った偉人の1人ですが
行動が変わっている事でも 有名だったそうです。

お百姓の家で ざるに山盛り、ふかしたての
サツマイモを、1人で全部たいらげた上に、
お土産として一俵もサツマイモをもらったのです。

いくら力持ちの西郷さんでも、1俵(約50㎏)の
サツマイモをかついで帰るのは大変です。

そこで西郷さんはお百姓に馬を貸してもらうと、
ポックリポックリと上機嫌で帰って行きました。


ところが途中の坂で馬がよろけて、
背中のイモ俵を落としてしまったのです。

落ちたイモ俵からサツマイモが飛び出して、
坂道をコロコロコロコロと転がって行きました。

「しもうた。イモが、逃げおるわい」でも西郷さんは
転がって行くサツマイモを拾おうとはしません。

それどころか馬に向かって、こう文句を言ったのです。
「イモが逃げたのは、お前の不注意だ。
待ってやるから、お前が始末せい」


西郷さんは、のんびりとタバコをふかし始めました。
しかし、いくら西郷さんに文句を言われても、
馬がイモを拾うはずもなく、じっと立っていました。

そこへ通りかかったお百姓が、道一杯に散らばった
サツマイモを見て 西郷さんに尋ねました。
「こりゃあ、どうしたんですか?」

西郷さんは、大きくタバコをふかしながら言いました。
「なあに、馬がイモをこぼしたで、『自分がした事は、
自分で始末せい』と、教えとるところです」

「はあ、馬にですか」 お百姓はあきれてしまいました。 
(西郷さんは偉いそうだが、何とも変わったお人だ)

お百姓はサツマイモを拾い集めると、元の様に
馬の背中に乗せて、そのまま行ってしまいました。


しばらくして ようやくタバコを吸い終えた西郷さんは
大きなあくびをすると、馬の方に向き直りました。
「おおっ、ちゃんと自分で始末できたな。
 やれば出来るじゃないか」

西郷さんは馬の手綱を取ると、何事もなかったかの様に
ポックリポックリと帰って行ったそうです。

             【おしまい】


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これは当サイトの原稿元である福娘童話集さん
に掲載された、☆横島小次郎☆さんの作品です。



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【ヌエ(鵺)って知ってますか?】

心ほっこり、聞いて楽しむ絵本 日本むかし話
今日のお話は「ヌエ(鵺)」です。


      【あらすじ】

むかしむかし、仁平(にんぴょう)三年(1153年)の春の事。

京の都の御所の林に、夜になると気味の悪い声で鳴く、
ヌエという妖怪が現れる様になりました。

役人たちは源頼政(なみもとのよりまさ)という
弓の名手にヌエ退治を頼みました。

頼政は役人たちと林で、ヌエが現れるのを待ちました。
でも、今日は夜になってもヌエが鳴きません。

心配した役人たちが、ひそひそと話しをしました。
「頼政殿がいるので、ヌエも警戒しているのだろう」
「鳴かなくては、こんな暗闇で見つける事は出来ないぞ」

ここで、頼政はうなりをつけた矢を、天空に放ちます。

ビュュュューーーーー!
矢は大きな風音をたてて、闇の中へ吸い込まれると、
その音に驚いたのか、ヌエが羽音をたてて
真っ暗な空へと舞いあがったのです。

頼政はその羽音めがけて、すかさず二の矢を放ちます。
 ヒューーン!
 ドサッ!
二の矢は闇の空を飛んで、ヌエを射落としました。
頼政の見事な腕前に、どっと歓声があがります。


人々はさっそく 射落とされたヌエのそばに駆け寄り、
その奇妙な姿を見てびっくりです。

そのヌエの姿とは、頭はサル、体はタヌキ、手足はトラ、
そして尻尾はヘビだったのです。

「鳥の様な物と思っていたが、この様な姿であったのか」
「よし、持ち帰って都の人々にも見せてやろう」
役人たちは、京の町の人々に見せる事にしました。

ところがそれからすぐに、疫病がはやりだしたのです。
「この疫病は、ヌエのたたりかも知れない」
「死んでも、人に害をなすとは」
恐れた役人たちは、死んだヌエを川へ流しました。

そしてそれが流れついたのが、大阪の都島でした。
京からの噂を聞いていた都島の人たちは、
たたりを恐れて、すぐにヌエを塚に埋葬しました。

それが今も大阪の地下鉄都島駅の商店街裏手に残る、
都島のヌエ塚だと言われています。

             【おしまい】


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心ほっこり、聞いて楽しむ絵本 日本むかし話
今日のお話は「頭の池」です。


      【あらすじ】

あるところに、どうにも貧乏な男がいましたが
観音様のお告げにより、柿のタネを拾いました。

男はありがたくおし頂くと、これは不思議。
柿のタネが男のひたいにピタッと張り付いて、
取ろうにも取れません。男は放っておきました。


すると間もなく、柿のタネから芽が出てきて
ズンズン伸び、立派な木になりました。

柿の木は鈴なりに実をつけました。
男が食べてみると、甘いのなんの。
男はさっそく、町へ柿を売りに行きました。

頭に柿の木とは珍しいと、飛ぶ様に売れて
男はホクホク顔です。


面白くないのは町の柿売りたちです。
男を袋叩きにして、頭の柿の木を切り倒して
しまいました。

すると、切り倒された柿の木の根元に、
柿タケという、珍しいキノコが生えてきました。

おいしいキノコなので男が売りに行くと、
これまた飛ぶ様に売れました。

面白くないのは町のキノコ売りたちです。
男を袋叩きにすると、柿の木を引っこ抜きました。


頭には大きなくぼみが出来て、やがて雨が溜り、
大きな池が出来ました。

頭の池でパチャンとはねるものがあります。
大きなコイやフナやナマズが育っていたのです。

男は頭の池の魚を売って、お金を儲けましたが
町の魚売りたちは、ポカンと見ているだけでした。

             【おしまい】

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心ほっこり、聞いて楽しむ絵本 日本むかし話
今日のお話は「開聞岳の岩石男」です。


      【あらすじ】

開聞岳に、まっ黒な大男が住んでいました。

大男はとても力が強く、村に来ては田畑を荒らしますが
誰も大男退治を引き受けてはくれません。

ある日、その大男が村娘の一人をさらっていきました。
「許せん!」と、一人の侍が大男退治に出かけましたが
次の朝、侍はボロボロの姿で帰って来ました。

「娘は、山のほら穴の中で大男と一緒にいた。
 娘を助けようと大男に戦いを挑んだが、
 大男の体は岩の様に固く、刀もわたしもこのざまだ。
 しかしこのまま引き下がっては、武士の名折れ。
 この次こそは、必ず退治してくれよう」

その夜、さらわれた娘が戻ってきました。

「わたしは今、山で大男の妻にされています。
 あの大男は、溶岩から生まれた岩石男です。
 体は岩の様に固く、刃物ではどうする事も出来ません。

 ただ、岩石男から、こんな話を聞いたのです。
 溶岩が固まる時、背中の左の肩の下に榊(さかき)の葉
 がついて固まり、そこだけが人間の様に柔らかいと。

 岩石男が寝ているすきに、着物に目印をつけました。
 もうすぐ、岩石男が目を覚ますのでわたしは帰ります。

 お願いです、どうか岩石男を退治してください」
 娘はそれだけ言うと、急いで山へ帰って行きました。

 それを聞いた侍は、傷だらけの体で立ち上がりました。
「よし、たとえ一点でも、刀の通用するところがあれば
 勝てるだろう。今後こそ退治して娘を救い出す。」

侍は次の朝早く、折れた刀を持って山に出かけました。
そして侍は決死の戦いの末に岩石男を退治して、
娘を無事に連れて帰ったという事です。

             【おしまい】

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 きっと娘は侍の奥さんになって、
 2人幸せに暮らしたんでしょうね。
 めでたし、めでたし。


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      【あらすじ】

ある国の殿さまには、とても美しいお妃がいました。
お妃は身ごもっていますが、殿さまはまだ知りません。

ある日の事、お妃は殿さまのごはんを運ぶ途中、
「プッ」と、小さなおならをしてしまいました。

殿さまは怒って、お妃を島流しにしたのです。
お妃はその島で男の子を産んで、十年経ちました。

ある日「どうして家には、おとうがおらんの?」
と、尋ねられて、島流しの理由を話しました。

「おらのおとうが殿さまだなんて知らなかった。
 よし、おら、殿さまに会って来る」

男の子は一人で舟をこいで海を渡ると、
お城の近くでナスビの苗を売り歩きました。

「えー、金のナスビのなる苗は、いらんかなあ。」
それを聞いて、殿さまは男の子をお城に呼びました。

「金のナスビがなるとは、実にめずらしい。
その苗は、誰にでも育てられるのかな?」

 殿さまが尋ねると、男の子が答えました。
「誰にでも、というわけではありません。でも、
 一度もおならをしたことのない人が育てれば、
 それは見事な金のナスビが出来ます」

「馬鹿者!一度もへをしない者がおるか。
 いいかげんな物を売り歩くと、ただではおかんぞ!」

「おや?この国ではおならは、罪ではないのですか?」

「あたりまえじゃ!そんな事では国が成り立たんわ」

「けれど、わたしの母は昔、小さなおならをひとつ
 しただけで島流しにされました。お忘れですか?」

「何じゃと」殿さまは男の子を見つめました。
よく見ると、目も口元も自分にそっくりです。

詳しく聞くと、男の子が自分の子どもだと分かりました。
「すまなかった。すぐに妻を島へ迎えに行こう」

その後お母さんと男の子は お城で幸せに暮らしました。

             【おしまい】

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