本当にないかは? | 院長のよもやま話

院長のよもやま話

1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

朝からの落雷でシステム障害、

診療が30分ほど停止、復旧したけど、困ったもんだ。

 

昨日は月一理事会、医師会館。

議題の一つがお薬不足。

テレビでもニュースになってますが、風邪薬全般が今品薄。

風邪の少ない時期ならいいけど、今、感冒真っ盛りの時期なので

処方数が増えて流通が滞ってる。

医療費を下げるため政府が価格の安い後発品の導入を進める

→後発は半分の値段で買えるので先発品のメーカが売れない

→先発品のメーカが生産量を下げる

→後発品が流通の8割以上になる

→後発品メーカの製造不正が発覚→出荷停止

→8割の流通が無くなり先発品への負荷大、急に増産は無理

で、流通不足。

でも流通不足になってから2年ぐらい経ってるんだけど、

まだ増産できないの?ってきいたら、メーカーさん、

「風邪薬は薬価が安くて作れば作るほど赤字なんです、

 だから正直増産もさほど出来ない状況です」だって。

じゃ、感冒が流行する度、お薬不足はおきるのね。

会社だから利益追求はわかるけど、

みんなの健康に寄与するっていう社会的使命もあると

思うんだけどなぁ・・・

小児科医だけで話し合ってもどーにもならん。

取りあえず、慢性疾患の方以外、「置き薬」的な

お薬の長期処方を出来るだけ減らして、適正処方を、

となりました、困ったもんだ。

他の議題は、4月からマイナーチェンジする予防接種と

今後導入予定の5歳児健診について。

このお話しは、またおいおい。

 

春の嵐?この雨が過ぎると気温が一旦下がる?

三寒四温の時期かしら。