ひびき
体を仰け反らせて
苦しそうな声を出しました
下痢の血便が
息まなくても腸から溢れた分だけが
にょろにょろ出てきました
昨夜はわからなかったけどお尻の穴の内側の皮が厚くなってます
ひびきは
誰も手を出さない
出そうとしない犬でした
この犬種だけ保護されている団体さんがあるのだから、声くらいかけたでしょう？
職員さんに聞いたけど
そんなことはありませんでした
タイム君、そらまる君、トキ君、モコ（あきお）君、おはぎ（トンカツ）ちゃん、麦丸（ケンタッキー）君、明（バイオレット）ちゃん
同じ犬種たち
私は
この子のために
できることを全て やって来ました
正直言いますと
数十万円はかけました
それだけではないかもしれません
バカだと言われようと
人の気持ちなど考えないと批判されようと
限りなくできる限りできるだけの時間を
かけてきたと思います
介護は
葛藤ですね
かがんだ姿勢が続くので
私も辛いはずですが
この子のために
と思ってしまう
来年の今ごろは
『そう言えば、この頃は ひびきがいたなあ』
なんて言っている事でしょう
祖母の介護をしていたときは
「先生、もうやめてください！これではおばあちゃんがかわいそう！ もう生き地獄です！」
延命措置だけの祖母に、もういいよ、楽になってほしいと思いながら
入院中では、自分ではなにもできないから
ただ祈っていただけでした
犯罪者になってもいいから
おばあちゃんを早く楽にしてあげたいと
人工呼吸機を いつも見ていました
今
ひびきが楽に過ごせることが
一番なのでしょう
けれど また一人ぼっちになってしまいます
同じようにわがままで
気分屋で
人の言うことを聞かない ひびきは
私の分身なんです
クロスけを失い
私と同じだったことを２ヶ月くらいたってから気づいて、それからは ひびきが まさに私だと確信し
姿かたちは違っても 分身のように思えていたけれど、 直に 最後の分身を失ってしまうのですね
寿命をわけられる魔法があったら
本当に素敵だと思います
涙が溢れて
干からびそう(笑)
7月14日のフリマ、私は途中で抜けるかもしれません。スタッフの皆さんに全てを託し
ひびきの元へ戻るかもしれません
そのときにはスタッフの皆さん
よろしくお願いいたします！
いつもポチッありがとうございます。励みになってます。絵：ぴーパパさん
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