サガ。
多頭現場には、別棟の広い犬舎があり、数頭がそこで暮らしています。
そこからいつも、こちらの様子をチラ・チラと伺っていた子がいました。
ずっと名前がわからず、『チラ見』 と呼んでいました。
え? どこどこ? 犬なんていないわよ

いますよ、ほらここに。
拡大図(笑)。 ね、いたでしょう? だから チラミ。
草刈をして犬舎にいけるようになると、チラ見は『サガ』 という名前だとわかりました。
先日、サガが大量に吐血し死んでいました。
飼い主さんが発見し、少し離れたところに埋めたそうです。
草が生い茂る中の犬舎。クモとクモの巣がどうしても苦手な私は、
なかなか犬舎に近寄ることができず、
歩みよりがないまま死なせてしまいました。
今となっては言い訳ですね・・・。
寒い冬の前に、死んでよかったのかな・・・。
死ぬより生きていたほうが良いにきまっています。
それでも、死んだ方がよかったのかもしれないと思わせるほど、
犬達が生きている環境は過酷です。
飼い主以外、誰からも手を差し伸べられず、もう3回もここで冬を越しました。
どうやって越冬したのでしょうか。
みんな、過酷に変化する外気温から身をまもるため、皮下脂肪が異常に分厚いです。
そうやって自分で自分を守っています。
病気にも耐える強靭な肉体と精神力。
OYAMA☆ラッキーワンズは、とても丈夫な子達です。
ちょっと歯車が狂ってしまったサガ。
ロマンスグレーがよく似合う大人しい子でした。
性格も、吠え声も、クセも、 何も把握できないまま逝ってしまいました。
サガ。 救出できなくて ごめんね。
小山町 多頭飼育現場の犬頭数 譲渡完了:1頭、 死亡:2頭、 残:49頭。
悲しくなっても、立ち止まれないGO!です。
この子達の救出までに、越冬させなければなりません。
お風呂の洗い場マット、 ヒヅメ、 ブタの耳。
犬舎で快適に過ごさせてあげたい。
どうか、11月26日の譲渡会(予定を変更し、里親予約会@ふじざくら) にてご支援をお願いします。