さようなら、サガ 人の幸せを知らないまま多頭現場で逝ってしまった犬 | GO!保護犬GO~知る・見る・伝える→殺処分ゼロへ~

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静岡県御殿場市の個人ボランティア 
山の中で5年間、狭いケージで生かされてきた小山町多頭現場出身の犬の幸せさがし、問題を終息させ無事に終わりました

フィラリアでもシニアでも雑種でも、幸せにしたいと頑張ってます

GO!保護犬GO(猫も)  ~御殿場・富士・富士宮市で犬猫の飼育放棄ゼロを目指します。-saga


サガ。 



多頭現場には、別棟の広い犬舎があり、数頭がそこで暮らしています。
そこからいつも、こちらの様子をチラ・チラと伺っていた子がいました。


ずっと名前がわからず、『チラ見』 と呼んでいました。


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え? どこどこ? 犬なんていないわよプンプン



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いますよ、ほらここに。



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拡大図(笑)。 ね、いたでしょう? だから チラミ。



草刈をして犬舎にいけるようになると、チラ見は『サガ』 という名前だとわかりました。


先日、サガが大量に吐血し死んでいました。
飼い主さんが発見し、少し離れたところに埋めたそうです。

草が生い茂る中の犬舎。クモとクモの巣がどうしても苦手な私は、
なかなか犬舎に近寄ることができず、
歩みよりがないまま死なせてしまいました。
今となっては言い訳ですね・・・。


寒い冬の前に、死んでよかったのかな・・・。


死ぬより生きていたほうが良いにきまっています。
それでも、死んだ方がよかったのかもしれないと思わせるほど、
犬達が生きている環境は過酷です。

飼い主以外、誰からも手を差し伸べられず、もう3回もここで冬を越しました。
どうやって越冬したのでしょうか。
みんな、過酷に変化する外気温から身をまもるため、皮下脂肪が異常に分厚いです。
そうやって自分で自分を守っています。

病気にも耐える強靭な肉体と精神力。
OYAMA☆ラッキーワンズは、とても丈夫な子達です。 

ちょっと歯車が狂ってしまったサガ。
ロマンスグレーがよく似合う大人しい子でした。


性格も、吠え声も、クセも、 何も把握できないまま逝ってしまいました。


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サガ。 救出できなくて ごめんね。


小山町 多頭飼育現場の犬頭数  譲渡完了:1頭、 死亡:2頭、 残:49頭。


悲しくなっても、立ち止まれないGO!です。 

この子達の救出までに、越冬させなければなりません。


お風呂の洗い場マット、 ヒヅメ、 ブタの耳。

犬舎で快適に過ごさせてあげたい。 


どうか、11月26日の譲渡会(予定を変更し、里親予約会@ふじざくら) にてご支援をお願いします。