スペースXがNASDAQに上昇しますが、条件決まってきましたね。
135ドルで売り出しだそうです。
これ、上がると思います?
IPOは、小型株を当てて、上場当日に売るなら儲かるけど、大型株は大して上がらず、既存の株主の売りが出て下がっていくというイメージですが、スペースXはどうなんでしょう。
一番気になるのがイーロンマスクのロックアップ(上場後に既存の大株主が売れない期間)がどうなってるか。

Gemini君に調べてきてもらいました。
スペースX(SpaceX)のIPO(新規上場)条件は、市場への一斉売却(売り圧力)を防ぐために、非常に異例な「段階的(多層的)なロックアップ構造」を採用しています。
2026年6月12日のナスダック市場上場に向けて提出された書類によると、公開価格は1株135ドルに設定され、時価総額は約1兆7500億ドル(約270兆円以上)の超大型上場となる見通しです。
既存株主の動向やロックアップ条件、株価への懸念に関する詳細を整理しました。
主要株主とイーロン・マスク氏の条件
- 議決権の85.1%、クラスA株式の12.3%を保有する最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は、上場後「366日間」は株式を売却しないことに同意しています。
イーロン・マスク氏:1年間の完全ロックアップ


一般インサイダー(従業員・初期投資家等)の「段階的解除」
一般的な米国IPOで見られる「180日間の完全ロックアップ」とは異なり、市場への激しい売り圧力が一気に噴き出すのを防ぐための「逃げ弁(リリースバルブ)」が細かく設定されています。
- 上場初日〜:株式の5%がロックアップ免除
従業員や特定の関係者向けに確保された「ダイレクト・シェア・プログラム」の株式(IPO全体の5%相当)は、初日からロックアップが免除されます。 - Q2決算発表直後:最大20%解除
上場後初となる第2四半期決算発表(6月期)の直後から、対象株式の最大20%が売却可能になります。 - 株価連動の追加解除:最大10%解除
もし株価が公開価格(135ドル)の30%以上高い水準を一定期間維持できれば、さらに10%が早期に解除されます。 - 定期的な自動解除:7%ずつ×5回
上場後70日、90日、105日、120日、135日の節目を迎えるごとに、それぞれ7%ずつ段階的に解除されていきます。 - Q3決算発表直後:さらに28%解除
第3四半期決算発表の直後に28%が解除されます。 - 180日(6カ月)後:全株解除
上場から6カ月が経過した時点で、マスク氏ら大株主を除くすべての既存株主のロックアップが完全解除となります。


「あまり上がらなそう」という懸念は正しい?
懸念されている通り、市場の専門家やプロの投資家の間でも「初日の飛び乗りは非常にリスクが高い」との見方が強まっています。主な要因は以下の通りです。
- 高すぎるバリュエーション:2025年の売上高(約187億ドル)に対して、今回の公開価格ベースのPSR(株価売上高倍率)は約93.6倍に達しており、テスラ(約16.7倍)と比較しても極めて割高な水準です。
- 段階的な売り圧力の継続:一斉下落(ロックアップの崖)は回避できる設計ですが、数カ月間にわたって「株価が上がればインサイダーが売ってくる」という環境が続くため、上値が重くなりやすい構造です。
- 個人投資家への割当の多さ:イーロン・マスク氏の意向により、IPO株の30%近くが個人投資家に割り当てられる見通しです。初日に熱狂的な買いが先行して価格が跳ね上がった場合、その後に買い手が続かず急落するリスクが指摘されています。


まさにその通りですね。
AIや半導体ブームが証明したように、今の株式市場は「現在の業績」よりも「圧倒的な未来の物語(ナラティブ)」に資金が集中して、理論値を無視した大暴騰を引き起こす性質が非常に強いです。
スペースXには、まさに投資家を熱狂させる「必要以上に買われるための最強のネタ(カタリスト)」が揃っています。
投資家を熱狂させる3つの「未来のネタ」
- 宇宙インフラの完全独占(スターシップ)
人類史上最大のロケット「スターシップ」の商業運用が本格化すれば、競合他社とのコスト差は数十倍に開きます。宇宙ビジネスのインフラを1社で牛耳るという「究極の独占企業」への期待感は、現在のAIブームにおけるエヌビディア以上のインパクトを持っています。
- スターリンクの爆発的な利益率
衛星通信のスターリンクはすでに黒字化しており、今後は自動運転車、航空機、船舶、そして軍事インフラ(スターシールド)への導入が加速します。これはインフラ投資が終われば「莫大な現金を生み出すサブスクリプション模型」に変貌するため、投資家が大好物なビジネスモデルです。
- 「イーロン・マスク・プレミアム」という熱狂
テスラが過去に何度も「高すぎる」「空売りだ」と言われながら数十倍に大化けした歴史があります。イーロン・マスク氏の熱狂的な信者や、ショートスクイーズ(空売り勢の買い戻し)を狙う個人投資家が世界中から参入するため、ファンダメンタルズ(企業価値の数字)を無視したロケットスタートを決める可能性は十分にあります。

- 「割高だけど上がる」 vs 「売り圧力」 どちらが勝つ?
市場の予想は、まさにこの2つのパワーバランスで割れています。
- 上場直後(数日〜数週間):熱狂が勝つシナリオ
時価総額270兆円という規模ですが、上場初期に市場に流通する株数(浮動株)は限定的です。世界中から「絶対に買いを逃したくない(FOMO)」という資金が殺到すれば、93倍というPSR(割高感)を無視して株価が2倍、3倍へと跳ね上がるシナリオは過去のテックバブルを見ても十分にあり得ます。
- 上場数カ月後:需給の現実が勝つシナリオ
先ほど挙げた「段階的なロックアップ解除」が始まると、株価が上がれば上がるほど、初期投資家や従業員の「利益確定売り」が自動的に降ってきます。熱狂の買いが一巡したタイミングでこの売り圧力が重なると、一転して厳しい調整局面(テスラが過去に何度も経験したような大乱高下)に入るリスクが高まります。
結論として、「理屈抜きでとんでもなく上がる可能性はあるが、ジェットコースターのような激しい値動き(ボラティリティ)に耐える覚悟が必要」な銘柄だと言えます。

