先日の分析を元にAIに日経平均を予想させてみた | グデーリアンの投資ブログ

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銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

先日、今後の日経平均の分析を自分なりにしてみましたので、これを元に、AIに具体的に今後の見通しを予想させてみようかなと思います。

 

先日の分析↓

 

これをcopilot君に喰わせてみました。

 

プロンプトとしては

 

以下を元に、年末に向けての日経平均の株価予想をしてください。

■日経平均の利益水準

 現在の日経平均EPSは2687円。 

前回高値を付けた時のEPS2665円よりも高く、PERは低い水準。 

 

■為替レート 

ドル円は155円程度で高値からは2円ほどの円高。 

この所で言えば、為替レート1円に付き200~400円ほど日経平均の価格変動がある。 

 

■季節的な要因 

この先年末に向けては日本市場では損益通算の売りが考えられるが、去年については-0.3%程度の下押し圧力があったと考えられる。 

現在の株価に置き換えればこちらも200~400円ほどになる。 

 

■市場のセンチメント 

先日の雇用統計は大分悪化していが、米国市場は上げた。 

米国の利下げを期待しての悪材料が好材料というセンチメント。

反対に日銀は植田総裁の利上げを匂わす発言にはいまだ敏感に反応。 

 

これらが私が考える、市場に影響をもたらしそうな要因です。 これを元に、分析をしてください。

 

・他にも影響がありそうな要因があるか? 

・決算シーズンも一巡したが、EPSは年末に向けてどの程度変化する可能性があるか? 

・このまま米国-0.25bp、日本+0.25bpとなれば株式市場にどの程度の影響を及ぼすか? 

・それによって日経平均株価の年末~年始にかけての上限、下限はいくらになるか

 

 

 

 

以下がcopilot君の答え

 

結論:年末~年始の日経平均は44,000~47,000円を中心レンジと予想。米国利下げと日本利上げによる金利差縮小で円高圧力がかかり、下限は43,000円程度。上限は政策期待や海外投資家の買いで48,000~49,000円まで拡大余地あり。

 

1. 他に影響しそうな要因

  • 政策要因:「サナエノミクス」による景気刺激策期待が強く、証券会社は年末目標を相次ぎ引き上げ。

  • 海外要因:米国の利下げ継続観測(12月0.25bp利下げ確率は約85%)。米景気軟着陸期待が株式市場を支える。

  • 地政学リスク:米大統領訪日や中国経済減速懸念などが不透明要因。

  • イベント要因:大阪万博関連投資やインバウンド需要が株価を押し上げる可能性。

 

 

 

 

 

2. EPSの見通し

  • 現在EPSは 2,687円。証券会社予想では年末にかけて 2,500~2,700円程度で安定。

  • 決算シーズンが一巡したため、年末までのEPS変動は限定的。大幅な下方修正リスクは小さい。

  • 政策期待による内需拡大で、来年以降はEPS上振れ余地あり。

3. 金利シナリオの影響

  • 米国 -0.25bp利下げ → 株式市場にプラス。資金調達コスト低下、株高要因。

  • 日本 +0.25bp利上げ → 株式市場にマイナス。円高圧力で輸出企業に逆風。

  • 日米金利差縮小 → 為替は円高方向へ。1円円高で日経平均は200~400円下押し。0.25bp差縮小で -500~-800円程度の影響が想定される。

 

 

 

4. 年末~年始の株価レンジ

各社予想を総合すると以下のレンジが妥当:

強気 47,000~49,000円
中立 44,000~47,000円
弱気 43,000~44,000円
 
まとめ
  • EPSは安定(2,500~2,700円)で年末まで大きな変化なし。

  • 米国利下げ+日本利上げで金利差縮小 → 円高圧力、株価に-500~-800円の影響。

  • 年末~年始レンジは43,000~49,000円。中心は44,000~47,000円。

  • 政策期待(サナエノミクス)と海外投資家の買いが上振れ要因。為替円高と季節要因が下振れ要因。

 

copilot君、結構弱気です。

 

追加で以下の質問をしてみました。

 

現在の株価50000円からすると、大分弱気な見通しに見えます。

 

また、変動要因としては、日米中央銀行の次回の金利政策の発表よりも、それ以降の見通しに対するコメントが意識されそうな気がしますが、その点についてはどう考えますか?

 

 

 

 

とても鋭い視点ですね。確かに「次回の政策決定そのもの」よりも、その後の見通し(forward guidance)やコメントが市場に与える影響は大きいです。特に現在の株価が50,000円と高水準にあることを踏まえると、投資家は「直近の0.25bpの上下」よりも「その後の方向性」を強く意識します。

 

金利政策とコメントの影響

  • 米国FRB

    • 0.25bp利下げはほぼ織り込み済み。

    • 注目は「その後も利下げを続けるのか」「一旦様子見なのか」。

    • 継続利下げを示唆すれば株式市場はさらに強気に反応し、円安方向に振れやすい。

    • 一方で「インフレ再燃リスクに警戒」といった慎重姿勢なら、利下げ期待が後退し株価は調整圧力を受ける。

  • 日銀

    • 0.25bp利上げ自体は織り込み済み。

    • 注目は「追加利上げの可能性」や「円高容認姿勢」。

    • 植田総裁が「まだ利上げ余地あり」とコメントすれば円高が進み、輸出株中心に調整。

    • 逆に「当面は様子見」とすれば円安方向に戻り、株価は支えられる。

 

では、これメインシナリオにして、米国がリセッション判定された際にどれほどインパクトがあるかを知りたい

 

 

 

 

 

 

1. リセッション判定がもたらす直接的影響
米国株式市場
通常はリセッション判定=株価下落要因。企業収益悪化懸念が強まる。

ただし今回は「利下げ余地拡大」と解釈される可能性があり、短期的には株価を支える要因にもなり得る。

為替(ドル円)
リセッション判定でドル安方向に振れやすい。円高圧力が強まる。

1円円高で日経平均は200~400円下押し → 150円割れの可能性が高まる。

日本株式市場
輸出企業は円高で逆風。

一方で「米国利下げ加速期待」が株式市場全体を下支えする可能性。

 

 

 

 

 


2. メインシナリオとの比較
基準レンジ(リセッションなし)

株価レンジ:46,000~49,000円
PERレンジ:17.0~18.5倍
リセッション判定あり
為替影響:150円割れ → -400~800円の下押し要因。
センチメント影響:利下げ加速期待 → +300~500円の上昇要因。
ネット効果:±0~-500円程度の下押し圧力。

 

 

米国の株価は現在それなりの高値圏です。 

この状態でリセッション判定された場合、それでも「利下げ余地拡大」と解釈される可能性があり、短期的には株価を支える要因にもなり得る? 

過去に高値圏でリセッション判定された事例はある?

 

 

 

 

 

1. 高値圏でリセッション判定された過去事例
 

2000年 ITバブル崩壊
株価は1999年末~2000年初頭にかけて高値圏。
2001年3月にNBERがリセッション判定。
FRBは利下げを開始(6.5%→1.75%)。短期的に株価は下支えされたが、最終的にはS&P500がピークから約50%下落。

2007年 リーマンショック前
株価は2007年秋に史上最高値圏。
2007年12月にリセッション入り判定。
FRBは大幅利下げを実施したが、信用収縮が強烈で株価は最終的に55%下落。

2020年 コロナショック
株価は2020年2月まで史上最高値圏。
2月~4月にかけてリセッション判定。
FRBはゼロ金利+QEで即座に支え、株価は半年で回復。短期的には「利下げ余地拡大」が強力な支えとなった。

 

 

 

 

 


2. 高値圏でのリセッション判定の特徴
短期的効果:利下げ余地拡大が「悪材料を好材料視」され、株価を一時的に支える。

中期的効果:実体経済の悪化が顕在化すると、株価は下落に転じる。

例外:コロナショックのように政策対応が極端に迅速かつ大規模だった場合は、短期的下落後に急回復する。


3. 現在の状況との比較(2025年)
米国株は高値圏(S&P500史上最高値付近)。

リセッション判定が出た場合:
短期的には「FRBが追加利下げ余地あり」と解釈され、株価は下支えされる可能性。

ただし過去事例のように、最終的には企業収益悪化が顕在化し、株価は調整に向かうリスクが高い。

インパクトの大きさ:
ITバブル・リーマンショックではピークから30~50%下落。

コロナショックではピークから32%下落後、半年で回復。

現在は金融緩和余地が限定的なため、下落幅は20~30%程度が現実的シナリオ。

 

先ほどのメインシナリオの表の中に、米国がリセッションになり、20~30%下落した場合も追加して、日経平均の予想をして表にまとめてみてください。

 

 

 

 

 

 

了解しました。では、先ほどの メインシナリオ(ドル円150~155円、EPS安定2,650~2,700円、PER17~18倍台) に加えて、米国がリセッション判定され、米国株が20~30%下落した場合を組み込んだ拡張表を作成します。

 

 

と、こんな感じにまとまりました。

上値が50000円を切っているので、現在の株価は高値で年末までは下げるという予想のようです。

 

 

 

 

 

ちょっと残念ではありますが、まあこの程度には保守的に見ていたほうがいい気はしますね。

 

一方で下値については42000円。

 

これについては、先日私が予想したのと一致しました。

PER16倍水準が下値という見解です。

PER16倍は過去のPER上限ですが、現在のインフレを考慮するとPER水準は切りあがるという想定です。

 

もし仮に、リセッションがより深刻でハードランディングとなっていく場合には、PER14倍の37000円を予想しますが、ここまで意識されるのはもうしばらく先になるはず。

そうすると、そのタイミングでのEPSからPER14倍は再計算されるべきなので、現時点ではあくまで参考値ですね。