
ゴールド、最近みんな注目していますよね。
僕も今年の初めから、確定拠出年金のゴールドの割合を上げています。
フォローさせていただいている方の中には新NISAの多くをゴールドに割り振っている人もいて、投信としてはレバレッジ型の株式投信?と見間違う成績で凄いことになっているようです。
ちーちゃんさんのブログ
【資産運用】新NISAの評価損益率が+66%超え&評価損益+400万円近くになりました | 資産運用と日常を愉しく生きる
で、このゴールド、今週5%の大きな下げがありました↓
ちょっとビビる値幅の下げですが、今後どうなるのか気になります。
しかしゴールドは、企業のようなファンダメンタルがありませんから、需給要因とテクニカルしか判断材料がありません。
テクニカル的には、4350ドルを付けた段階で、移動平均線との乖離が大きくなっていましたが、今回の下げではボリバン中央線で綺麗に下げ止まっていますから、ここは一旦サポートにはなりそうです。
もし下抜けてしまった場合、ボリバンロワーと50日線が3750ドル付近にいますから、次下げ止まるならこの辺が目標になりそう。
すると値幅としては更に7%ほどの下げというところです。

需給要因としては、まずは地政学リスクと各国の中央銀行の買い
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地政学リスクの高まり
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中東情勢、台湾海峡、ウクライナなどの緊張が続き、安全資産としての金需要が増加。
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米中貿易摩擦や米政府機関の閉鎖もリスク回避の動機に。
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新興国・旧東側諸国の中央銀行による金買い
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特に中国、インド、ロシアなどが外貨準備の一環として金を積極的に購入。
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米ドル依存からの脱却を目指す動きと連動。
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次に、米国の経済動向
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米国の利下げ観測と実質金利の低下
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金は利息を生まないため、実質金利が下がると相対的に魅力が増す。
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2025年はFRBの利下げ継続が予想され、金価格の追い風に。
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インフレ懸念と資産防衛ニーズ
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米国の財政赤字拡大やインフレ再燃へのヘッジ手段として金が選好される。
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ドル安傾向
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金はドル建てで取引されるため、ドル安は金価格の上昇要因に
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そして、工業用品としての実需
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2025年の工業用途による金需要は約300トン前後で、世界需要の約7〜8%に相当。
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2026〜2030年にかけて年率1〜2%の緩やかな増加が予測されている。
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スマートフォンやEVの高性能化に伴い、微量ながら金の使用が継続。
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価格高騰により、銀・銅・パラジウムなどへの代替が進行中。











